堅調な〈米国株〉か、成長に期待できる〈新興国株〉か…新NISA「人気投資先」の1位は?【ランキング】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月12日 9時15分
(※写真はイメージです/PIXTA)
2024年1月から、旧制度が大幅に拡充されスタートした「新NISA」。「名前は知っているものの、どんな株に投資をしてよいかわからない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか? そこで今回、国内最大級の家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する株式会社400Fが行った調査をもとに、新NISAで人気の投資先ランキングを「地域別」に紹介します。
新NISAで人気の投資先ランキングを「地域別」に発表!
なんとなく知っている「新NISA」だが…
2024年1月からスタートした新NISA。年間360万円、生涯最大1,800万円まで投資した分が無期限で非課税になるなど、これまでよりも制度が大きく拡充されました。開始からもうすぐ約1年となり、株式会社400F(フォーハンドレッド・エフ)が調査※を行ったところ、その認知率は9割を超えていることが明らかになりました。
このように、新NISAは多くの人に知られている一方で、「周りが始めているから興味はあるものの、どの株に投資をしてよいかわからない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか? 実際、4人に1人は「(名前は知っているものの、)内容を把握していない」という結果も出ています。
「成長投資枠」なら、国内外の上場株式にもチャレンジできる
新NISAには、「成長投資枠」と「つみたて投資枠」という2つの枠があります。
「つみたて投資枠」の場合、投資できる商品が約300種類とあらかじめ限定されていますが、「成長投資枠」の場合は約2,000種類と幅広い商品が対象となっており、ご自身のニーズに合わせて好みの商品に投資を行うことができます。
そこで今回は、株式会社400Fの調査結果※をもとに、新NISAで人気の投資先ランキングを「地域別」にみていきましょう。
※ 国内最大級の家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する株式会社400F(フォーハンドレッド・エフ)が、新NISAの認知度や利用率を探るために行った「オカネコ 新NISAの利用意向調査2024年10月」。全国の『オカネコ』ユーザーの男女574人を対象に実施された。
第3位:米国株(59.0%)
新NISAは、長期投資が基本です。日本は長い目で見ると他国に比べ「低成長」であるといえます。
こうしたなか、“独り勝ち状態”といえるほど抜きん出て好調を維持する米国株は、新NISA初心者であってもチャレンジし甲斐があるというもの。2008年のリーマンショックなどで株価が急落する局面はあったものの、この30年間、米国株は右肩上がりで推移しています。「今後も成長の見込みがある」と考え、米国株に投資している人が多いといえます。
ここ数年は、AmazonやApple、エヌビディアなど米国企業を代表する約500の企業で構成されている「S&P500」に連動する運用を行う投資信託に人気が集まっています。
また、米国企業は、株主に利益を還元する「配当」を重視している企業が多く、日本企業に多く見られる「株主優待」がない分、配当回数が多くあります。連続増配している企業も多いため、高配当株を狙っている人にもおすすめです。
同率第1位…全世界株(59.3%)
同率1位となったのは、「全世界株」です。「NISAはオルカン1択」という人も多いほど、なかでも「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー。通称オルカン)」という全世界株に投資している人が多いです。
オルカンには、日本を含む世界の先進国23ヵ国・新興国24ヵ国の約3,000社の株が入っており、全世界の株式市場の約85%を網羅しているといわれています。このオルカンを買うだけで世界中の株式に広く「分散投資」できるため、初心者にもおすすめ。人気の理由が頷けますね。
オルカンのメリットは他にも、「低コスト(=信託報酬が低水準)」、「純資産総額が多い」、「世界全体の経済成長の恩恵を受けながら資産を増やすことができる」などが挙げられます。
同率第1位…日本株(59.3%)
全世界株とともに同率1位となったのは、「日本株」です。日本株の魅力としてまず挙げられるのは、その「わかりやすさ」。外国の株に比べて情報収集がしやすく、また株主優待や企業への議決権を得ることもできます。さらに、外国株の場合、少なからず為替変動リスクが存在しますが、国内株であればその心配は無用です。
また、今年3月、日経平均株価が史上初の「4万円超え」。「大統領選まではもみ合いが続くものの、今後も上昇する」との見方をする市場関係者もおり、国内株に期待する投資家も多くいます。
ただし、日本は災害の多い国であることから、株価下落のリスクもあります。災害は予測が困難であるため、万が一のために復旧に関わる銘柄の企業に投資しておくのも、ひとつの手かもしれません。
新NISAで人気の投資先ランキング【地域別編】TOP10はこちら!
以上、TOP3を見てきました。TOP3といっても、その差はごくわずか。というのも、「長期投資」「積立投資」「分散投資」が投資の3原則。株式以外にも、国内外の債券や不動産を組み合わせて「分散投資」をしてリスクに備えている人がほとんどだからです。
どの資産が将来的に値上がりするか吟味したうえで、それぞれに合ったベストな資産配分を考え、自分なりの「ポートフォリオ」を作るとよいでしょう。
なお、第4位以降は下記のとおりです。
いかがでしたか? いつ始めようか迷っている人もいるかもしれませんが、利益を出すには「長い時間」が必要です。そして、お金に長い期間働いてもらうには、「いま」が絶好のはじめどき。このランキングを手がかりに、資産形成のひとつの手段として新NISAを始めてみてはいかがでしょうか。
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