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惨めです…月収80万円〈45歳エリート部長〉、同期でも出世頭と一目置かれていたが、〈若手社員〉給湯室で「うちの上司ってハズレだね」の陰口に撃沈

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年10月15日 5時15分

惨めです…月収80万円〈45歳エリート部長〉、同期でも出世頭と一目置かれていたが、〈若手社員〉給湯室で「うちの上司ってハズレだね」の陰口に撃沈

会社のなかに一目置かれるスーパー社員はいるもの。出世コースをどんどん進んでいき、いずれは社長か会長か……そんなスゴイ存在です。ただ、まわりのリアルな声を聞いてみると「誰からも評価される」というのは稀なことなのかもしれません。

スタートラインは一緒だったが…出世街道をばく進する「エリート部長」

春に「よーいドン」でスタートした2024年の新卒組。入社から半年が経ち、社会人も板についてきたごろではないでしょうか。長い長いサラリーマン人生、いろいろなことがあるはず。そのなかで仲良くやっていた同期に対しても「スタートラインは一緒だったはずなのに……」と嫉妬したり、羨望の眼差しを送ったりすることもあるでしょう。そんなひとつの機会が昇進かもしれません。

厚生労働省『令和5年賃金構造基本統計調査』によると、大卒サラリーマン、非役職者(平均年齢38.9歳)の平均給与は月収で33.8万円、賞与も含めた年収は559.2万円です。

【年齢別「大卒サラリーマン/非役職者」の平均給与】

20~24歳:242,300円/3,552,100円

25~29歳:277,400円/4,673,100円

30~34歳:313,000円/5,300,100円

35~39歳:348,900円/5,927,300円

40~44歳:381,000円/6,305,200円

45~49歳:393,100円/6,495,100円

50~54歳:419,300円/7,015,500円

55~59歳:425,300円/7,079,900円

60~64歳:375,300円/5,687,900円

※数値左より月収/年収

役職なしの平社員から係長職へ。昇進のタイミングはいろいろですが、係長職の平均年は44.2歳。平均給与は39.1歳、年収で674.4万円です。

そして係長から課長へ昇進。平均年齢は48.6歳で、平均給与は月収で53.3万円、年収で877.8万円です。

さらに課長から部長へ。平均年齢は52.6歳で、平均給与は月収で65.6万円、年収で1,053.1万円です。

誰もが順調に昇進できるとは限らず、平社員止まり、係長止まり、課長止まりも大勢います。そんななか大手企業で2年前、43歳にして部長に昇進したという平田隆史さん(仮名)。

――あいつは入社したときから頭ひとつ抜けた存在だったからな

同期も納得の人事だったといいます。

給湯室で聞いた「若手社員のリアルな評価」に「エリート部長」意気消沈

そんな同期からも一目置かれた存在の平田さん。自身も「上からも下からも頼られている」と感じていたといいます。部長昇進から2年。給与も月収80万円超に。いずれは役員に……との噂も。

前出の厚生労働省の調査によると、大卒の部長の月収中央値は60.7万円。上位25%が74.9万円、上位10%で93.7万円です。平田さん、世の大卒部長のなかでも、現状上位25%に入る存在になっています。

そんなとき、「完全に鼻をへし折られました」と平田さん。「誰に?」と誰もが思うその相手は、なんと20代の若手社員たちだといいます。

ある日、何となく執務室にある給湯室に立ち寄ろうとした平田さん。そこで聞こえてくるのは、どうやら若手社員たちのヒソヒソ話。

――(平田さんの部である)第3営業部、やばくない

――上の人たち、本当に無理。大きな声を出して騒いでいるだけだもの

――ねぇ、他に部の人たちも引いてるもん。第3営業部に配属されたら死亡だって

――うちの上司って、本当ハズレだよね

平田さんが担当する部は、5つある営業部のなかでも頭ひとつ抜けた業績をたたき出しています。それもこれも部を統括する平田さんのマネジメントのおかげ……というのが会社の評価ではありましたが、どうやら所属している社員はみな、そうは思っていないようです。

アクシス株式会社が日本国内の就業経験がある10代〜60代の男女に対し行った『日本国内の「上司ガチャ」に関する意識調査』によると、「上司ガチャは実際に存在すると感じますか?」の問いに対して、91%が「はい」と回答。そして「実際に上司ガチャでハズレだったことはありますか?」の問いに対して、81%が「はい」と回答し、これまでの上司に対して総合的に「当たりである」といえるのは全体の62%。4割弱が、歴代の上司はハズレだと感じています。

では当たりの上司、ハズレの上司。何が違うのでしょうか。これまでの上司、どの点で当たりだ(優れている)と感じているかというと、最も多いのが「コミュニケーション能力」で23%。「公平さ・公正さ」が20%、「指導力のよさ」18%、「チームのモチベーションを高める能力」15%、「業務の効率化や改善の提案」10%と続きました。

では一方で、「ハズレだ(不満)と感じた点」として最も多かったのが「モチベーションを下げる行動」で24%。「不公平・不公正」15%、「指導力が不足している」14%、「コミュケーションが不十分」13%、「業務に対する理解不足」12%と続きます。また「不満な点はない」は14%でした。

――惨めですよね。20歳くらいも下の子たちにあんな陰口を叩かれて

――成果は出しているが、それでいいのか……悩みます

平田さん、しばらく自問自答する日々が続いているといいます。

[参考資料]

厚生労働省『令和5年賃金構造基本統計調査』

アクシス株式会社『日本国内の「上司ガチャ」に関する意識調査』

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