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日経平均は一時「4万円」達成も…304.75円高の39,910.55円で“安値引け”となったワケ【10月15日の国内株式市場概況】

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年10月15日 17時15分

日経平均は一時「4万円」達成も…304.75円高の39,910.55円で“安値引け”となったワケ【10月15日の国内株式市場概況】

2024年10月15日(火)の日経平均株価をはじめ、日経平均寄与度の上位と下位銘柄、業種別騰落ランキング、東証プライム市場に上場している個別株式の騰落率ランキングなどをお伝えします。

10月15日の日経平均株価の終値は、前日の米ハイテク株高や足元の円安地合いで投資家たちのリスク選好姿勢が強まり、7月19日以来およそ3ヵ月ぶりに4万円台に乗せる場面がみられました。しかし、その後は徐々に上げ幅を縮小させる展開で、さらに取引終了間際まとまった売りが出たとみられ、日経平均株価は安値引けに。前日比304.75円高の39,910.55円で取引を終えました。

株価が伸び悩んだ要因として、「日経平均株価4万円」は心理的節目となっており、この水準は達成感による利益確定が出やすかったほか、ここもとの連騰により日経平均株価の25日移動平均線は「買われすぎ」のシグナルの目安である5%を上回るなど、短期的な過熱感が意識されやすかったとみられています。

日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが118銘柄、値下がりが104銘柄、変わらずが3銘柄。日経平均株価の寄与度上位は、東京エレクトロン〈8035〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、アドバンテスト〈6857〉、中外製薬〈4519〉、レーザーテック〈6920〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、ファーストリテイリング〈9983〉、コナミ〈9766〉、ダイキン工業〈6367〉、ファナック〈6954〉、フジクラ〈5803〉となりました。

また、東証プライム市場の売買高は18億5,700万株、売買代金は4兆4,3850.6億円となり、前日と比べて増加。

業種別では、銀行業、保険業、電子機器、情報・通信、倉庫・運輸関連業が上昇した一方、石油・石炭製品、鉱業、電気・ガス業、非鉄金属、鉄鋼などが下落しました。

東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がジンズホールディングス〈3046〉で+1,000円(+19.38%)の6,160円、2位が広済堂ホールディングス〈7868〉で+80円(+16.16%)の575円、3位がTSIホールディングス〈3608〉で+150円(+16.03%)の1,689円となりました。

一方、値下がり下位は、1位がビーウィズ〈9216〉で-139円(-7.65%)の1,679円、2位が技研製作所〈6289〉で-124円(-6.27%)の1,854円、3位がPR TIMES〈3922〉で-92円(-5.52%)の1,576円で取引を終えました。

なお、年初来高値を更新したのは57銘柄、年初来安値を更新したのは5銘柄でした。

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