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ああ、もったいない…FXで「いいポジション取り」をした初心者トレーダーがやってしまう「残念な行動」【月利30%トレーダーの助言】

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年10月24日 17時45分

ああ、もったいない…FXで「いいポジション取り」をした初心者トレーダーがやってしまう「残念な行動」【月利30%トレーダーの助言】

※画像はイメージです/PIXTA

トレードを繰り返すうちに、初心者トレーダーのなかでも得られる利益には、だんだんと差がついてきます。差が生じる原因は、新規のポジション獲得後にあるようで……。今回は、FXのトレードでポジション獲得後の利益を上げる可能性を高める方法について、株式会社ソーシャルインベストメントの清水一喜氏が解説します。

ポジションを取るまでに全力を尽くしてしまう初心者トレーダー

新規ポジションの作成から利確までの工程をすべて感覚で行うトレーダーは滅多に存在しないでしょう。多くの人はテクニカル分析を用いてタイミングを計算し、勝率の高い場面でトレードしているでしょう。特に新規のポジションを取るまでは、さまざまな事態を想定してリスクを管理します。下手な場面で新規のポジションを取ってしまうと、自分に大きな損失が被る可能性があるため、多くの初心者トレーダーはトレードのなかでも新規ポジションの獲得の際は集中してトレードに臨む傾向があります。

しかし、多くの初心者トレーダーは新規のポジションを作るために全力を尽くしてしまい、ポジション獲得後のポジションの監視や調整といった管理作業を怠ってしまうことがあります。保有中のポジションを管理することは、新規のポジションを探すときと同じくらい重要です。

この保有後に管理するという過程を怠ると、トレードの勝率は格段に低くなってしまいます。トレード前の戦略は入念に立てているのになかなか成績が上がらないトレーダーは、ポジション管理の視点でトレードを振り返ってみるとよいでしょう。

大切なのは「ポジション獲得後」

新規のポジションを得たあとになにもしないというのは、もっての外です。じっくりとテクニカル分析をした時間が無駄になってしまいます。

1%でも勝率を上げるためには、ポジション保有中に自分のトレード計画と照らし合わせてポジション管理をすることが重要です。常に変動するFX市場において、トレード計画どおりに進むことは難しいものです。FXはポジション保有中になにかとトラブルが起こりがちです。

ポジション獲得後にトレード計画と現在の動きを照らし合わせて、必要であればポジションの削減などの対応をするべきでしょう。テクニカル分析は新規のポジションを取るときだけでなく、自分のトレードが正しい軌道に乗っているかを精査するときにも使います。

初心者トレーダーはトレード計画を策定したものの、利益確定まで考えていないことが多いので、相場の流れの分岐点を察することができません。テクニカル分析をうまく活用し、ポジション保有中も相場の流れを意識することで、機会損失や不意の損切りを事前に防ぐことができるでしょう。

プロトレーダーが新規ポジションを獲得したあとにすること

前述したとおり、多くの初心者トレーダーはポジション獲得後になにか特別な行動をすることもなく、含み益になることを祈るかのように振る舞います。初心者トレーダーの勝率が安定しないのは、運に身を任せる要素が強いからといえるでしょう。

対してプロトレーダーは、新規のポジションを獲得する際と同様の時間をポジション管理に費やします。プロトレーダーは、ポジション獲得後に相場の流れが事前に策定したトレード計画と一致しているかを詳細にチェックします。プロトレーダーが特に気をつけることは、ポジションを保有している時間とエントリー時の判断の振り返りです。トレード計画を立てる際に、そのトレードをどれくらいの期間で完結させるかを決めるでしょう。

数分で完結させる予定のポジションを数時間以上持ったままにすることは、トレード計画に沿ったポジション管理とはいえないでしょう。トレード計画と照らし合わせたときになにかしらの不備が見つかる場合、そのトレードにはどこか上手くいっていない要素があります。

不備にいち早く気付き、適切な対応を取ることがトレーダーに求められています。感度の高い発見をするためには、新規のポジションを取るときと同じくらい慎重で冷静な判断が求められるのです。

視野を広げることで勝率は格段に高くなる

今回は、新規のポジションを持った後の初心者トレーダーとプロトレーダーの行動の違いを解説しました。

多くの初心者トレーダーは、新規のポジションを取る際に多くの時間をテクニカル分析に費やします。しかし、多くのトレーダーはポジション保有後に適切なポジション管理をする労力を怠ってしまっています。せっかく感度の高いテクニカル分析をしたものの、ポジション保有中のアクションがなかったために、利益にできるトレードを無利益なトレードにしてしまうこともあるでしょう。非常にもったいないことです。

FXで重要なのは、新規のポジション構築から利益確定の最後まで、気を抜かずに管理を徹底することです。プロトレーダーのように安定した利益を積み重ねていきたいのであれば、ポジション管理のスキルを上げる必要があります。ぜひ普段のトレードで、保有中のポジションが自分のトレード計画に沿っているかを定期的に振り返り、その場その場で適切な判断を考えてみてはいかがでしょうか。

清水 一喜

株式会社ソーシャルインベストメント

執行役員

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