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「真似をしていただけです」…“超最強”の東大主席が実践していた〈HOW思考〉の勉強法とは【偏差値35から東大合格を果たした実業家が解説】

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月16日 9時15分

「真似をしていただけです」…“超最強”の東大主席が実践していた〈HOW思考〉の勉強法とは【偏差値35から東大合格を果たした実業家が解説】

(※画像はイメージです/PIXTA)

試験で良い成績をとるために、重要なのはやはり勉強法。株式会社カルぺ・ディエム代表であり、偏差値35から東大合格を果たした経歴を持つ西岡壱誠氏は、自身の受験生時代に、とある学生からヒントを得た“HOW思考”を意識することで、効率的に学力を上げたといいます。西岡氏の著書『東大生が教科別にわかりやすく教える 受験勉強法大全』(幻冬舎)より、詳しくみていきましょう。

“超最強”東大主席が実践していた驚きの勉強法とは

みなさんは自分なりの勉強法を持っていますか。もしくは、誰かのやり方だったとしても、自分にも合っている勉強法で取り組んでいるでしょうか。

私は「こうやって勉強すれば成績が上がるだろう」と考えて、誰から教えられたわけでもなく自分なりの勉強法で努力を積み重ねていました。

そうやってどうにか東大に入ることができ、いざ周りの東大生を見ると、学業的な意味で優れている人、1つの領域に対して恐ろしいほどに深い知識を持つ人、思考スピードが恐ろしく速い人など頭の良い人たちがたくさんいて「やっぱり東大生ってすごい!」と何百回も感じました。

そのなかで東大首席の人と話す機会がありましたが、彼女は勉強はもちろん、周りとの人間関係や気配り、状況に応じたとっさの判断能力、プレゼンスキル、説明力、さらには東大生が苦手だと言われがちな処世術、すべてを兼ね備えている超最強な人でした。

そんな彼女に私は「今までどうやって勉強してきたの? やっぱり独自の勉強法とかある?」と尋ねました。すると彼女は不思議そうな顔で、「特別なことは何もしていません。周りにいたすごい人の真似をしていただけです」と答えました。

さらに、「自分で勉強法を考える才能はないので、自分より優れている人のやり方を全部真似したんです」と続けました。彼女は苦手分野を勉強しようと思ったら、その科目が得意な人のノートの取り方や勉強方法を真似し、何かのスキルを得ようと思ったら、そのスキルを持つ人の行動を真似してきたのだそうです。

ここでは、そんな彼女からヒントを得た「HOW思考」について紹介します。

自分よりすごい人に教えてもらう

突然ですが、私は2浪して東大に入りました。2浪目が決まったとき「もう、自分の今までのやり方を全部捨てなきゃならないんじゃないか」と考えました。

そこで私は恥を忍んで、予備校で頭が良かった友人や、私より先に東大に合格した友人にノート見せてもらったり、勉強法を教えてもらったりしたのです。そして、その人たちのやり方をとにかく真似しました。そしたら成績が上がり、東大に合格できました。

私がやったことはたったこれだけです。東大に合格できたのは、東大首席の彼女と同じように自己流ではなく、優秀な人のやり方を真似したからなのです。つまりHOW思考とは、「どうやって~しよう? (=HOW)」と考えたとき、まずは優秀な人のやり方を真似してみる考え方のことなのです。

人の真似は恥ずかしいことじゃない

「真似をする」と聞いたときに、みなさんのなかには「誰かの真似なんてよくないんじゃないか」「もっと自分で考えるべきなんじゃないか」と思われる人も少なくないでしょう。

でも、例えばどうにも難しくて解けない問題に挑戦していたとして、多くの人はどうにも無理ならギブアップして解答を見ると思います。または解答がなければネットなどで答えを調べるでしょう。分からない問題でずっと時間をかけているよりも、手っ取り早く答えを見てしまった方が当然効率いいですよね。

受験以外でも何か問題に直面したときに「どうすればいいだろう」と考えて自力で答えを出そうとします。しかし、どうにも解決できそうになかったら、人に相談したり、自分と同じ状況の人がどうやって解決したかを調べたりするはずです。

まずは優れた人のやり方を真似してみよう

人間は不思議な生き物なので、「問題」として出されたら、「分かんない。答え教えて!」と誰かに答えを聞くことに抵抗感がないにもかかわらず、自分の悩みや目標を達成するときには「自力で解決しなきゃ」と考えて、答えを聞くのが悪であるかのように考えてしまうわけです。

「まなぶ」という言葉は、「まねぶ(=真似をする)」という言葉から派生したという説があります。人の真似をすることで成長するというのは人間の本質だと言えるでしょう。日本という国だって、明治維新の後は徹底的に諸外国の真似をしました。

だから「どうやって? (HOW)」で迷ったら、真似をしましょう。英単語が分からなかったら本書の覚え方を真似すればいいのです。模試で悩んだら模試の章を読んで最初から最後までやり切りましょう。そうやって真似をしてから、自己流に改造していくべきです。

「これがすべて実践できるのは、頭の良い人だけだ」と考える人がいるかもしれませんが、それは逆です。真似をするだけなら誰でもできます。どんなにつたなくても、必死で真似をして実践していくことで、頭が良くなる。勉強というのはその繰り返しであり、端から才能があって何でもできるわけではないのです。

HOW思考 まとめ

東大首席の彼女もこのHOW思考で勉強していたのですから、その効力は折り紙つきです。

ただし、もしかしたら周りに参考にできる人がいなかったり、友人に聞きづらかったりすることがあると思います。

これはあくまで一例ですが、私の知り合いで地方から東大理Ⅲに合格した人は、「自分より上の学力の人と知り合いになりたい」と思ったときはX(旧Twitter)で探したそうです。同じ大学を目指している人や、浪人生のアカウントなどを見つけてはフォローすることで情報交換をしたとのことでした。

さらに、いまではYouTubeなどで勉強を教えるチャンネルがかなり増えましたよね。

「PASSLABO」「とある男が授業をしてみた」「Stardy」など、実績ある人たちの勉強法が無料で見られるので、それも参考にして真似するところから始めるのもいいかもしれません。  

西岡 壱誠

株式会社カルぺ・ディエム

代表

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