1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

挫折する初心者トレーダー続出…FXで「テクニカル分析」が機能しないときに考えられる3つの要因【月利30%トレーダーの助言】

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年10月31日 17時45分

挫折する初心者トレーダー続出…FXで「テクニカル分析」が機能しないときに考えられる3つの要因【月利30%トレーダーの助言】

※画像はイメージです/PIXTA

テクニカル分析を行っているトレーダーは多いでしょう。しかし時折、テクニカル分析が機能しなくなる場面に出会うことがあります。一体どのような要因が考えられるでしょうか? 今回は、テクニカル分析を使ったトレードで特に初心者が注意すべきことについて、株式会社ソーシャルインベストメントの清水一喜氏が解説します。

急に自信をなくしてしまう初心者トレーダー

これまでどれくらいの時間を、トレードの勉強にあててきたか覚えている人はいるでしょうか。トレード成績が軌道に乗っている人で自分のこれまでの学習時間がわかる人はほとんどいないでしょう。成功しているトレーダーは学習のために自分の時間を膨大に割いています。FXを始めたての人は、トレードに関する書籍やテクニカル分析に関わるセミナーなど、自己学習によってトレードスキルの向上に努めているはずです。

しかし、学習によって培った知識が実際のトレードで役に立つかどうかは、実践を経験しなければわかりません。日常生活でもそうですが、インプットとアウトプットの比率を考えて行動しなければ、成長するスピードは速くならないでしょう。

初心者トレーダーで勉強して知識をつけた人のなかに、実際の相場で勉強してきたトレードスキルがなかなか機能せず、自分のトレードスキルに自信をなくしてしまう人がいます。そのような人の多くはトレード経験が浅く、勉強したトレード手法が条件によって機能しにくくなることを知らずにトレードしています。イレギュラーな相場の対応に慣れていないことで、自分自身のトレードに自信を失くし、トレードすることに対して過度な恐怖心を持ってしまいます。

また、トレーダーによっては「勉強してもどうせ意味がない」という自暴自棄な考え方に陥り、無理なトレードを繰り返すキッカケになってしまいます。もちろん自暴自棄なトレードは大きな損切りを招く可能性が非常に高いので、長続きしないトレード人生となってしまうでしょう。

テクニカル分析が機能しなくなった相場で考えられること

為替相場では、テクニカル分析が機能しにくいタイミングが存在します。また、先入観を持ちすぎたトレードは、トレーダーの視野を狭くし、客観的な相場分析を妨げます。今回は、自分のテクニカル分析が機能しなくなったときに起こっている可能性が高い事象を3つ解説します。

1.ファンダメンタルズ的要素で大きな変動がある

1つ目の要因は、世界経済の動向に関わるようなファンダメンタルズの変化です。株式市場をはじめ、為替市場も世界経済の動向が大きく影響します。世界経済において、誰も予想していない急なサプライズには過度に反応します。急な経済情勢の大きな動きはトレーダーも混乱している場面が多く、基本的にテクニカル分析が機能しないことが多いのです。

多くのプロトレーダーはファンダメンタルズの変化の節目でトレードを行いません。しっかりと対局を見定めて、テクニカル分析が機能するタイミングを待ってから新規のポジション取りを行います。プロトレーダーのモットーは確率高く利益を狙えるトレードに集中することなのです。

2.大きな時間軸を意識できていない

2つ目の要因には、相場を客観視できていないということが挙げられます。相場を客観的に分析してトレード判断をすることは、トレーダーの基本条件といえるでしょう。

たとえば、直近のトレードで損切りが続いてしまっているトレーダーは、なんとしてでも次のトレードで利益を残したいという感情に支配され、目の前の価格変動にしか注意が向けられないことがあります。その結果、無意識的にトレンドに逆張りしたり、トレンドの転換に気づけないままズルズルと損切りを続けたりしてしまうのです。トレードで大切なことは、定期的に相場全体の流れを確認するために長期足でチャートを確認することなのです。

3.狭すぎる損切り幅を設定している

最後の要因は、トレードの際に設定する損切り幅が狭すぎるということです。損切りをするときは最小限にしたいと思うのが、トレーダーとして普通の考えでしょう。もちろん、損切りを最小限に収めることは、トータルの利益を最大化するために必要な考え方ですが、狭すぎる損切り幅の設定は逆に機会損失を招く可能性を高めます。

チャートのボラティリティは一定ではありません。値動きが激しいときもあれば、値動きが緩やかなときもあります。値動きが小さい相場では問題ありませんが、損切りの幅を狭くすると、ボラティリティが高い相場では一時的な値動きに巻き込まれて簡単に損切りを被ります。相場の動きに合わせたポジション管理ができるようになると、普段のトレードの勝率が高くなるでしょう。

闇雲にトレードする前に

今回は、積み上げてきたテクニカル分析が通用しなくなり、トレードに自信を失くしてしまう初心者トレーダーを例に、トレード中に注意すべき要素を3つ紹介しました。多くのトレーダーは頭ではわかっていても、損切りが何度も重なってしまうと判断能力が鈍ってしまいます。損切りが重なり、自分が闇雲にトレードしているという実感を得られたときにはすぐにトレードを中断し、自己を客観的に見直すべきでしょう。いつでも論理的に考えることこそ、プロトレーダーに求められる資質なのです。

清水 一喜

株式会社ソーシャルインベストメント

執行役員

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください