港区の高級タワマン住み「月収75万円」大手コンサル・33歳の高スペック男子、婚約中の彼女から「痛烈な別れ話」に唖然【いまどきエリートたちの恋愛・結婚事情】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月1日 5時15分
(※写真はイメージです/PIXTA)
結婚するメリットが薄れているなか、それぞれ意味を見出して結婚に至っている昨今のカップル。その6割は結婚式を挙げるといいますが、その準備段階で、パートナーのそれまで見えなかったところが見えてくるようです。
結婚に疑問符の高スペック男子が結婚に踏み切ったワケ
都内コンサルティング会社で働く川中健太郎さん(仮名・33歳)。月収は75万円、誰もが羨む高スペック男子です。現在の住まいは、東京都港区、都心に建つ高級タワーマンション。家賃は月25万円のワンルームと、まさに勝ち組。
――タワマンといっても低層階ですよ。平日は仕事が中心なので、とにかくアクセス重視で選びました
そんな川中さん、結婚が決まり、幸せいっぱいの最中。厚生労働省『令和5年(2023)人口動態統計(確定数)の概況』によると、2023年の婚姻数は47万4,741件と、50万件を割り込みました。婚姻数の減少が少子化を加速させている一因だといわれています。また47万件のうち、男性が初婚だったのは25万4,731件と全体の53%ほど。さらに初婚男性の平均年齢は31.1歳。2010年の初婚年齢は30.5歳、2000年は28.8歳だったので、この四半世紀ほどで、初婚年齢は2歳強上昇しています。
【婚姻数の変遷】
2000年…798,138件
2005年…714,265件
2010年…700,222件
2014年…643,783件
2015年…635,225件
2016年…620,707件
2017年…606,952件
2018年…586,481件
2019年…599,007件
2020年…525,507件
2021年…501,138件
2022年…504,930件
2023年…474,741件
――そうですね、平均から比べると、ちょっと結婚が遅くなりました。ちょっと彼女を待たせてしまいましたね
結婚というスタイルにこだわる必要があるのか……というのが川中さんの考え。しかし上の世代の人たちからは「いつまでも結婚もしないでフラフラしている」とことあるごとにいわれます。結婚に踏み切ったのは、そんな煩わしさから逃れるため、という気持ちもあったといいます。
着々と進む結婚式準備が一転、別れを切り出されたワケ
週末は、結婚式場との打合せで忙しいと、川中さん。
――やっぱり、女性はこだわりますよね、結婚式。
結婚相手の女性は、5つ年下。友人らの結婚式に参列することも多く、自分の結婚式に対しても並々ならぬ思いがあるようです。会場は、都内のラグジュアリーホテル。チャペルの雰囲気、そして都会の洗練された景色を一望するバンケットに、彼女がひと目ぼれしたのだとか。結婚式には家族や友人など、両家で80名ほどを招待する予定だといいます。
株式会社マイナビ/マイナビウエディングが行った『2024年結婚・結婚式の実態調査』によると、結婚式を行った・または行う予定の人は合わせて約6割。また結婚式の招待人数は平均56.6人。60人以上が4割となり、また90人以上の大規模な披露宴を実施するカップルは15.6%でした。さらに披露宴の平均単価は320.5万円。500万円以上の豪華な披露宴を行うカップルは13.7%でした。
基本的に彼女主導で進められている結婚式準備。それに対して川中さんは、どこか腑に落ちないようで。「別にいいんですけど」と前置きしつつ、次から次へと不満が出てきます。
――「結婚式は女の子の夢だから」とはしゃいでいるんですけど、男女平等とかいっている時代に古くないですか? 「これは男の子の夢なんだよ」といって優先されるようなことあります? なぜ、女の子の夢は、こんなにも大切にされるんでしょうか
そのようなことを口にしたものなら大喧嘩になると、一切いわないといいますが、相当のフラストレーションのようです。しかし言葉にしなくれも伝わっていたようで……ある結婚式の打合せの帰りのこと。
――やめよう、結婚式
――えっ⁉
――この結婚も辞めたいの、私
――えっ、えっ、どういうこと?
どうやら、結婚式に対する川中さんの想いがすべて態度に出ていたらしく、すごく不快な思いをしてきたと彼女。この先、結婚生活においても同じようなことがたびたび起きるんだろうなと考えると、「もう、あなたとは一緒にいられない」と思いはじめ、急激に川中さんに対して嫌悪感を覚えるようになったといいます。結婚式準備を通して、将来のパートナーの本性をみたという彼女。引き返すなら今だと決断したといいます。
――こんなことになるなら、「結婚式は君の夢なんだから、好きなように進めたらいいよ」なんて、口先でもいうべきではなかったです
と川中さん。すでに結婚の報告は関係各所にして祝福を受けているだけに、「本当に面倒なことになった」と頭を抱えています。
[参考資料]
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