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政権の頂点に上り詰めた藤原道長…職を辞したあとの変化と息子・頼通への期待とは?【柄本佑に聞く】

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月17日 21時15分

政権の頂点に上り詰めた藤原道長…職を辞したあとの変化と息子・頼通への期待とは?【柄本佑に聞く】

NHK提供

俳優の吉高由里子さんが主演する大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合・午後8時)の第44回「望月の夜」が11月17日(日)に放送され、出演者の撮影現場からのコメントが聞ける「君かたり」が公式サイト内で更新された。今回は、藤原道長を演じる柄本佑さんのコメントを紹介する。(※読みやすいようにコメントを一部編集・修正しております)

政権の頂点へ。その裏で道長が抱える苦悩

――摂政まで上り詰めて

結局、摂政になるっていうのと左大臣と兼任するっていうのと、プラス三条天皇が自分の身を長引かせようとしているという策略もあったりするから、どっちがいいんだろうなと思いつつ。途中で「道長やめるの?」みたいなこと言われて「みんな不満なのか?」みたいなこと言ったりするけど、道長さん自体どこかで違和感みたいなのはきっとあったと思うんですよね。

だから達成感というか……一応ね、即位式とかがあって「頂点に立った」みたいなことがあるけれども、そこらへんがどういうふうなことなのかね。まひろとも話している「道長様が一番嫌っていることでしょ」みたいなことがあったりするじゃないですか。でもまひろだけは一応わかってくれている、というふうなところなのかなと思っているので。単純にその、達成感っていうのとはまたちょっと違うところなのかな、っていう。

だから摂政と左大臣を辞めるというふうなことを決断して、辞めるわけなんですけれども。そのあとはわりに僕的には道長さんっていうのは、のびのびしているんじゃないかなっていうふうに思っています。もちろん当面の頼通が頼りねぇとか(笑)そういったことはあるけど。気分としてはわりとのびのびした気分になるんじゃないかな、と。

素直な息子・頼通に寄せる期待と不安

――息子・頼通に期待するところ

素直なところですかね。

「頼通を娘と結婚させてくれ」って三条天皇に言われてそれを言いに行ったら「嫌だ」って言われて。そういうピュアさみたいなものは買っているんじゃないかなっていうふうに思います。

ただピュアが故に策略とかそういう部分、政策とかそういうことにおいては摂政にしたはいいが頼りな気なところが結構あるんじゃないかな、という気がします。

第44回 「望月の夜」あらすじ

道長(柄本さん)は公卿らにも働きかけ、三条天皇(木村達成さん)に譲位を迫るも、代わりに三条の娘を、道長の 息子・頼通(渡邊圭祐さん)の妻にするよう提案される。しかし頼通はすでに妻がいるため、その提案を拒否。道長は悩んだ末、皇太后の彰子(見上愛さん)に相談したところ……。

一方、まひろは父・為時(岸谷五朗さん)から予期せぬ相談を受ける。さらに源氏物語の執筆を続けていると、ある決意を固めた道長が訪ねてきて……。

『光る君へ』

『光る君へ』は、平安時代中期の貴族社会を舞台に、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書き上げた紫式部(まひろ)が主人公。のちの紫式部であるまひろが、藤原道長への思い、そして秘めた情熱とたぐいまれな想像力で「光源氏=光る君」のストーリーを紡いでゆく姿を描く。脚本を手掛けるのは、『セカンドバージン』や『知らなくていいコト』『恋する母たち』などで知られる大石静さんで、今回が2度目の大河ドラマ執筆となる。

THE GOLD 60編集部

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