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お、お金貸して…家賃50万円・東京都心のタワマンに住む「38歳長女」が1年ぶりに突然の帰省。年金月26万円「70代の両親」に借金を懇願した「まさかの理由」

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月21日 7時15分

お、お金貸して…家賃50万円・東京都心のタワマンに住む「38歳長女」が1年ぶりに突然の帰省。年金月26万円「70代の両親」に借金を懇願した「まさかの理由」

離れて暮らす親子。距離があると、お正月や夏休みなど、長期休みに帰省するタイミングでないと顔を合わさなくなります。久々の再会に心躍り、あっという間に幸せな時間が過ぎていく……子の帰省はそのようなことばかりではないようです。

正月でも夏休みでもない、中途半端なタイミングで長女が帰省

東京から電車で3時間半ほど地方に住む、池田悟さん(仮名・72歳)・聡子さん(仮名70歳)夫婦の元に、突然、4歳と2歳の母である長女・美里さん(仮名・38歳)が帰ってきました。顔を合わせるのは、今年の正月以来のこと。夏休みは美里さんの夫である大輔さん(仮名・41歳)の実家に行くため、「次に会うのはまたお正月かな」と言っていたのに。なんとも中途半端なタイミングでの帰省に驚いたといいます。

株式会社AlbaLinkが実家まで片道2時間以上かかる10~50代の男女を対象に行った『実家が遠いことのメリット・デメリットに関する意識調査』によると、実家に帰る頻度として最も多いんは「2回」で32.7%。「年1回」が25.3%、「年3~4回」18.4%と続きます。

実家が遠いことのメリットとして最も多かったのが、「旅行気分で帰省できる」で41.2%。「実家と程よい距離が保てる」「あまり帰らなくていい」と続きます。一方でデメリットで最も多かったのが「急な帰省が難しい」で30.2%。「帰省にお金がかかる」「気軽に頼れない」と続きます。

――久々に旅行気分だったよ

美里さんと2人の孫は久々の遠出で楽しかったのかテンションが高く、移動の疲れを感じさせません。「なんのために帰ってきたのか」、理由を聞くのは後回しに、まずは3人を迎え入れる準備を進めます。

3つ年上のサラリーマンと結婚した美里さんの住まいは、東京都心のタワマン。自宅のある21階からの街並みの写真を何度か送ってもらったことがあります。3LDKで家賃は月50万円というから、「とんでもないお金持ちをつかまえたもんだ」と、ただただ驚きだったといいます。

以前聞いた話では、上の子は私立小学校を目指しているということで、毎日忙しくしているとか。「今回は、ちょっと息抜きで来たのかな」と思っていたら、帰ってきた日の夜、予想外の話になったといいます。

――ごめん、お、お金、貸してくれないかな

親に借金を申し込んだ長女、涙ながらに語った壮絶事情

――えっ、お金!?

美里さん、家賃50万円のタワマンに住み、お受験に向けて奮闘する……世にいう「セレブ妻」といわれるような生活を送っている。それなのにお金を貸してくれなんて、何かの聞き間違いでは。そう思ったといいますが、やはり美里さんは、両親に借金を申し入れにやってきたのでした。

――ちょっと待って。きちんと説明して

池田さん夫婦は年金月26万円ほど。年金だけで十分暮らすことができ、貯金も数千万円はあります。「貸そうと思えば貸せるけど……お金を貸すにしても理由を聞かずしては貸せません。口を開くのを待っていると、大粒の涙を流しながら、絞り出すように話し始めます。

実は美里さん、夫から経済的DVを受けていました。経済的DVは、夫が収入を管理し妻に生活費を渡さなかったり、不足する額しか渡さなかったりなどのケースがあたります。美里さん曰く、仕事でのストレスが原因なのか、1年ほど前から経済的DVが始まり、状況は段々とひどくなっているといいます。さらに最近は大声で怒鳴ったり、「誰のおかげで生活できるんだ」と罵ったりと、言葉の暴力も。精神的に追い詰められた美里さんは、2人の子どもを連れて飛び出したという顛末。

しかし美里さんに逃げるという発想はなく、親にお金を借りてその場を乗り切る……そんなことを考えていたというのです。

――逃げる、別れるという発想にならないのは、問題だと感じました。状況が悪化し、何か起きてからでは遅い……だから帰らせるわけにはいかないと思ったんです

内閣府男女共同参画局「男女間における暴力に関する調査」(令和5年度調査)によると、結婚したことのある人の25.1%は「配偶者から暴力を受けたことがある」と回答。身体的暴行は13.6%、心理的攻撃は18.0%、経済的圧迫は7.9%、性的強要は6.5%でした。男女別にみていくと、暴行を受けた経験があるのは女性27.5%、男性22.0%。また女性13.2%、男性7.2%は何度も暴行を受けています。

また被害を受けた人の57.1%は「別れたい」または「別れようと思った」と回答。男女別でみると、女性の66.8%、男性の41.0%が別れを選んでいます。一方で女性の2割、男性の4割は、「別れようとは思わなかった」と回答しています。

別れることなど、みじんも考えていなかった美里さん。ただ状況が非常にマズイ状態であることがわかり、子どものためにも離婚を決意。現在、協議中だといいます。

[関連資料]

株式会社AlbaLink『実家が遠いことのメリット・デメリットに関する意識調査』

内閣府男女共同参画局「男女間における暴力に関する調査」(令和5年度調査)

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