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「朝は食パン1枚、昼はなし」…外食もコンビニも〈贅沢〉となった今、多くの庶民が実践するリアルな「物価高対策」の切実

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月23日 9時15分

「朝は食パン1枚、昼はなし」…外食もコンビニも〈贅沢〉となった今、多くの庶民が実践するリアルな「物価高対策」の切実

(※写真はイメージです/PIXTA)

食料品に日用品、光熱費と生活に欠かせないあらゆるものの値上げが止まりません。物価高の現状をどのように凌げばよいのか。不動産メディア「幸せおうち計画」を運営する株式会社AZWAYが調査した「物価高対策として実践していること」についてのアンケート結果をもとに、今日本で暮らす私たちが直面する「物価高」との向き合い方の現状を見ていきましょう。

物価高騰が止まらない…

物価の高騰が止まらず、賃金の上昇が追い付かない現状。節約して凌がなければ、と考えている人も多いのではないでしょうか。

不動産メディア「幸せおうち計画」を運営する株式会社AZWAYが、10代から60代以上までの480人を対象に「日本の物価」についてのアンケート調査を実施。そこから見えてきたことは、日本の物価が高いと思っている人は9割以上、年収1,500万円以上の人でも7割弱いるという結果でした。

ここからは「物価高対策として実践していること」についてのアンケート結果より、いま物価上昇に悩む人たちが対策としてやっていることを紹介します。

3位は「ポイント還元やクーポンの活用」

  • 「原材料や人件費の高騰で仕方がない部分もあるが、もっと政府には物価高にならないような対策をしてほしいです。野菜類は、近くの直売所でなるべく買うようにしています。スーパーよりも量が1.5~2倍で、100円か200円で購入できて、購入頻度が減って節約になっていると思います。また、スーパーではポイントUPの日や商品を購入して、貯まったポイントは購入する際に利用しています」(50代女性)
  • 「節約することよりも、ポイントを上手に貯めてお得に商品を購入したり、楽しく無理なくできるポイ活を日常的にするようにしています。お金やポイントで還元されるものだけに限定せず、商品やクーポン券をもらえるアプリをいくつかやっています」(30代女性)
  • 「物価高で給与のベースアップや最低賃金引き上げについて言われているが現状として変わっていないと感じるので、効果的な対策をしていただきたいです。日用品に関しては、我が家はポイント付与とクーポン利用ができるドラッグストアを活用したり、少し遠いですがディスカウントストアで購入するようにして出費をおさえています」(30代女性)

ポイント還元やクーポンの活用を心がけている人は、ポイントが使えるお店やクーポンが使える日を選ぶなど、こまめな気配りを行って節約につなげていることが多いようです。

無料のアプリで手軽にポイントを貯められるお店が増えており、貯まったポイントは買い物の際に使用できることが多いので、まずは登録してみるとよいかもしれません。

「スーパーの特売日を狙う」が第2位に

  • 「近年急激に物価が上がったので高いと感じるが、海外ではもっと高いということは承知している。年金生活で元々お金を使わない生活をしているので、できるだけ安い物を安いときに買うぐらいしか対策のしようがない」(60代以上女性)
  • 「広告をこまめにチェックして食品や日用品はなるべく底値で買えるようにしています。あとは、安くてもポイントが貯まらないところでは買わない、還元があるときにまとめて買う、交通費のかからない近場で買い物をすることを心掛けています」(40代女性)
  • 「まず食費を減らしたいと思って、毎週していた外食をできる限りしないようにしました。家で食べるのと外食することではかなり支出に差が出て、月に1万円くらいの節約になりました。また、買い物の際も、特売日を調べてその日を選んで行くこと、必要なもの以外は買わないことで節約しています」(30代女性)

広告やチラシをチェックしたり特売の日時を把握したりと、こまめに商品の価格に注意することで節約をしている人も多いようです。

交通費など、買い物そのものにかかってしまうお金に注目している人もいます。なんとなくで選ばず、事前に情報をつかんでおくことが節約の秘訣なのかもしれません。 

最も多くの人が実践している物価高対策は「自炊を増やす」

  • 「物価が上がっているのに、賃金は据え置き、税金は増えていく、手取りは少ないまま、正直辛い。外食、コンビニは控えています。電車も安いルートを使う、1駅2駅歩いたりしています。朝は食パン1枚、昼なし、夜は自炊の生活です」(20代男性)
  • 「電気代など生活に必要なインフラは政府が補助をして値段を下げてほしいと思う。食費を抑える為自炊を心がけ、特売の日に買いに行くようにしている。エアコンも温度を下げすぎず風量をだしたり、サーキュレーターや扇風機も使って空気が冷えるのを助けるようにしている」(60代以上女性)
  • 「物価高に対して低所得者層に今までより手厚い給付金をお願いしたいと思います。元々外食を控えているので、それに加えてなるべく出来合いのお惣菜を買わず、おかずは手作りするように心掛けています。水道は水量をしぼって使うようにしています」(60代以上女性)

取り組んでいる人がもっとも多い対策は、「自炊」という結果がでました。

外食を避けて食費を抑えているという人も多く、今後、外食産業の衰退も危ぶまれるため、物価高を解消することは急務といえます。

物価高対策として実践していることランキングTOP8はコチラ

以上、「物価高対策として実践していること」のランキングTOP3を見てきました。4位以降は以下のような結果となりました。

今後も続いていくと思われる物価高。外出や外食を控えて自宅で過ごす人が増えることで、さらなる景気悪化を招きかねません。また、切り詰めた生活を続けることで、QOLの低下にもつながります。政治による抜本的な改革を求めていきたいところです。

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