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サラリーマンはどうしてお金持ちになれないのか?…資本主義の日本でお金の悩みを解消する「たった一つの方法」とは【資産数億円の元メガバンカーが解説】

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年12月16日 11時45分

サラリーマンはどうしてお金持ちになれないのか?…資本主義の日本でお金の悩みを解消する「たった一つの方法」とは【資産数億円の元メガバンカーが解説】

多くのサラリーマンがお金の悩みを抱えているけれど、資本主義社会ではそもそもサラリーマンは優遇されない仕組みになっている。そう語るのは、元メガバンカーで資産数億円を達成した坂下仁氏です。本稿では、坂下氏の新刊『新版 いますぐ妻を社長にしなさい』(フォレスト出版)より一部を抜粋し、資本主義社会の仕組みと、その中でサラリーマンが裕福になるための考え方を解説します。

資本主義社会で「サラリーマンは蚊帳の外」の理由

私は50歳でセミリタイアしましたが、その後も学びとチャレンジを続けました。大変お恥ずかしい話なのですが、50代も後半になって初めて「当たり前なことにこそ大切な知恵が隠れている」ことに気づきました。

「当たり前なことにこそ大切な知恵が隠れている」なんて、「そんなの当たり前だ」と思われるかもしれません。でも、当たり前すぎて本当に気づかないのです。

たとえばサラリーマンの多くがお金の悩みを抱えていますが、その悩みを解消できない。私たちが生きる社会が資本主義社会だという「当たり前」に気がついていないというのがいい例です。知識としては知っていても、「当たり前」すぎてそれが根本原因だとまでは気づきにくいのです。

当たり前に慣れると「他人事」になるので、いくらノウハウを学んでも気づきません。日本や各国の社会問題・国際問題、歴史の裏側にある根本原因がすべてつながっていることを学んで、自分の頭で考えて「自分事」に落とし込んで、初めて気づけるのです。

資本主義社会とは、資本家のためにつくられた社会です。君主主義が君主のための社会であり、封建主義が封建領主のための社会だったのと同じです。

資本主義社会では、お金を出資する資本家が一番優遇されます。資本家に代わって会社を経営する経営者がその次。労働力を提供するサラリーマンは蚊帳の外です。

それゆえ資本主義国の法律は資本家のためにつくられています。たとえば税法は、資本家の税金を最低限に抑え、サラリーマンから多く徴収する仕組みになっている。その他あらゆる法律が、資本家のためにつくられています。

以前の連載にて、「法人」とは税制面・信用面・資金繰り面で優遇された特権階級の人たちで、最強のアバターだとお伝えしました。アバターの背後には必ず生身のヒトが隠れていますが、そのヒトの正体こそが資本家なのです。

そして、お客様に直接貢献するのは会社なので、オーナー(資本家)や経営者(役員)に「感謝の気持ち」としてのお金が厚く配分されます。法律もすべて、それを保証する仕組みになっていたのです。

お金の悩みを解消したければ、資本家という職業身分を獲得する以外に道はないということです。

お金持ちが資本家になるのではなく、資本家がお金持ちになる

資本家と聞くとお金持ちをイメージしてしまい、自分には関係ないと思われるかもしれませんが、それでは原因と結果が逆さまになります。なぜならお金持ちが資本家になるのではなく、資本家がお金持ちになるからです。

そこで、「私はお金持ちでないから資本家にはなれない」という常識を捨ててください。その代わり、「お金持ちになりたいから、妻と私は資本家になる」と決めてください。

サラリーマンがお金の悩みを抱える最大の原因はこのように、資本家のためにつくられた資本主義社会を生きているのに、サラリーマンという職業身分を選んだことに尽きます。

サラリーマンを選んだことが間違いだという意味ではありません。誰だって最初はお金がありません。だからファーストキャリアでサラリーマンを選び、種銭(資本)を貯めるのです。サラリーマンから始めれば、社会人としてのイロハや、チームワークなども学べます。

お金とスキルの両方を蓄積できる最善のファーストキャリアがサラリーマンなのです。オーナー企業の跡継ぎが他の企業で修行を積むのも同様です。この理屈は、あなたにも当てはまります。サラリーマンとして3年以上の経験を積んだ人であれば、資本家や経営者になれる素養が培われています。

その次に、それを活かすためのセカンドキャリアを考えます。長らく助走してきたのですから、飛び立たないほうがもったいない。しかし、サラリーマンの身分を最初から捨てるのはリスクが大きいので、私が考えた手段が「妻を社長にすること」でした。

詳しくはこれまでの連載でご紹介していますが、自分はサラリーマンのままで安定を得つつ、プライベートカンパニーをつくり、その社長に妻を据えます。妻が社長になることで、サラリーマンが持ちえない節税メリットをはじめとした数々のメリットを得られます。その恩恵をフル活用するわけです。

リスクをおかして起業家になる必要はありません。石橋を叩きながら、一歩ずつ渡っていきましょう。

坂下仁

お金のソムリエ協会会長

※本記事は『新版いますぐ妻を社長にしなさい』(フォレスト出版)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。このメソッドによる結果に編集部は一切責任を負いません。自らの判断と責任により行っていただきますようお願いいたします。

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