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人生100年時代到来…40年もある老後をどう過ごしますか?50代ならまだ間に合う「稼ぎながら、すべて使い切る」生き方【資産数億円の元メガバンカーが解説】

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年12月30日 11時30分

人生100年時代到来…40年もある老後をどう過ごしますか?50代ならまだ間に合う「稼ぎながら、すべて使い切る」生き方【資産数億円の元メガバンカーが解説】

定年退職すると「お金」「孤独」「健康」「家族」という4つの難題に直面することがありますが、その時に気づいても時すでに遅しで、残念な老後を送ることになる…。そう話すのは、資産数億円を築いた元メガバンカーの坂下仁氏です。本稿では、坂下仁氏の新刊『新版 いますぐ妻を社長にしなさい』(フォレスト出版)より一部を抜粋し、詳しく解説します。

50代だからこそ、自分事として考えられる

人とはギリギリまで動かない生き物ですので、定年が視界に入った50代で初めて、老後が自分事になります。自分事になって初めて、老後の長さを思い知ります。でも、50代で気づけばギリギリセーフですので、ご安心ください。

団塊の世代の人生は「雇われる働き方→老後」というシングルキャリアでした。そして今は、「雇われる働き方→セカンドキャリア→老後」というダブルキャリアが当たり前になりつつあります。そうでもしないと、人間的な生活を続けられないからです。

でも今後は、「雇われる働き方→セカンドキャリア→サードキャリア」と進むトリプルキャリアが新潮流となります。なぜなら、人生100年時代の到来で、老後が40年へと延びつつあるからです。

あなたは40年もの間、仕事もせずに悠々自適に暮らす生活を想像できますか? 海外旅行や温泉旅行で余暇を楽しんで、心静かに過ごす生活をイメージされるかもしれません。

でも、実際に試してみた私に言わせてもらえば、それはただの絵に描いた餅。ライフワークを楽しんで「稼ぎながら、すべて使い切る」生き方のほうが、はるかに楽しいことに気づきました。

これを「稼げるライフワーク」といいます。お金・孤独・健康・家族の4Kの視点(理由)から眺めると、それがよくわかります。

人生を楽しむ秘訣は、稼ぎながら使い切ること(お金の視点)

遊びにはお金がかかります。年金は生活費に使うので、遊びには使えません。遊びたければ稼ぐか、貯めたお金を取り崩すしかないのです。

でも、いくら貯めても取り崩せません。貯めたお金は、すべて使い切るのが理想的だと頭でわかっていても、一度貯めたお金は、将来への不安感が先行して崩せません。お金は貯めた分だけ塩漬けになるということ。相続財産額の平均値3,273万円がその実態を物語っています。では、どうすればよいのでしょうか?

選択肢は1つだけ。人生を楽しみたければ、ライフワークで稼ぎながら使い切ることです。誰からも命令されずに、やりたいことができるのですから幸せです。稼ぎながら使い切ると節税にもなるし、お金が世の中に循環して景気がよくなり社会貢献にもなります。

孤独の解消策は誰かに貢献し続けること(孤独の視点)

昔のことを自慢して、お説教をたれるお年寄りを見たことありませんか? ヒトは誰かに自分を認めてもらえないと生きていけないからです。誰からも認められないことを孤独といいます。孤独とは死と同じ。だから必死に自分の存在を示そうとする。

でも、自慢しても説教しても認めてはもらえません。誰かに貢献して感謝されて初めてヒトは自分の存在価値を実感できるのです。

孤独という不安を解消したければ、貢献し続けること以外にありません。もちろん、ボランティアでも構いません。でも、お金の不安も同時に払拭できる「稼げるライフワーク」であれば、一石二鳥です。

稼げるライフワークこそ健康長寿の秘訣(健康の視点)

シニアにとって最大の関心事は健康です。それゆえ健康維持には余念がありませんが、健康長寿の秘訣は生涯現役を続けること。すると健康不安も薄らぎます。75歳以上の後期高齢者になっても元気なお年寄りは、例外なく生涯現役です。

どうすれば生涯現役を続けられるのか。雇われ仕事でも可能ですが、「やらされ仕事」は楽しくない。楽しくなければ飽きるので、長続きしません。

楽しく続けるためには、心底やりたい「稼げるライフワーク」を仕事にするのが一番です。

家族に負担がかからず、逆に喜ばれる(家族の視点)

職場一筋の人が退職すると、居場所を失い家族にもたれかかりますが、煙たがられます。避難場所となる公園や図書館に行くと、よくわかります。

ところが、「稼げるライフワーク」があると居場所を確保しやすくなるし、家族からも歓迎されます。著者仲間の一人は定年間近の57歳で独立しました。コンサルタントからスタートし、いまでは研修講師や個人コーチング、ビジネス書の執筆など、情報ビジネスで活躍しています。

そのために、東伊豆の海辺に「隠れ家」的な仕事場を構えました。将来的には、ここが終の住み処となる予定です。

稼げるライフワークを好きなだけ楽しめる隠れ家なので、家族に負担をかけることもありません。それどころか、十分な収入と終の住み処ができたおかげで、ご家族も大喜びです。

彼は、働くステージを3つに分ける「トリプルキャリア」の提唱者で、実践者でもあります。ファーストキャリアが会社員です。60歳の定年時か65歳の再雇用終了時に「雇われない働き方」であるセカンドキャリアに移行。世の中のニーズから好きなことだけを選んで、「稼げるライフワーク」として仕事にします。

このとき、いきなり移行するのではなく、本業と「稼げるライフワーク」を両立する「稼ぎ口二刀流」で慣らしてから、シームレスに移行します。

その後、体力面・健康面の壁にぶつかったら「理想的な働き方」でサードキャリアに移行。好きな場所で好きな時間だけ、好きな仲間と好きな仕事だけをするのです。

サラリーマンが「隠れ家」を構えることは夢のまた夢かもしれません。出費がかさむので家族からも反対されます。

でも、稼げるライフワークを見つければ、夢が夢で終わらずに、現実になります。プライベートカンパニーを作ることで、隠れ家を買えるし、維持費も賄えるからです。

減価償却という魔法の節税スキームを使えるので、マイホームのような金食い虫にもなりません。その隠れ家を、終の住み処にできれば一石二鳥です。

坂下仁

お金のソムリエ協会会長

※本記事は『新版いますぐ妻を社長にしなさい』(フォレスト出版)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。このメソッドによる結果に編集部は一切責任を負いません。自らの判断と責任により行っていただきますようお願いいたします。

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