お父さん、私、妊娠したの…20歳娘の告白に〈月収65万円〉50歳大手メーカー勤務の父、わかりやすく狼狽。「相手は誰なんだ!」に対する「衝撃回答」
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2025年1月4日 8時15分
(※写真はイメージです/PIXTA)
50代。教育費の負担が落ち着き、定年後の生活を見据えて資産形成を加速させていかなければならないタイミングです。しかし子育てがひと段落したと思ったら、新たな出費が発生、ということも。思惑通り資産形成を進めることは、意外と難しいことのようです。
人生にある3つのお金の貯め時…50代は最後のチャンス
子どもが成人式を迎える――それは子どもにとっても、親にとっても大きな節目です。2022年に成人年齢は18歳に引き下げられましたが、成人式の対象年齢は地域によって20歳のまま維持されているケースも。2025年に成人を迎える18~20歳は、18歳(2004年4月2日から2005年4月1日生まれ)が約112万人、19歳(2003年4月2日から2004年4月1日生まれ)が約113万人、20歳(2002年4月2日から2003年4月1日生まれ)が約117万人。合計約341万人と推計されています。
大手メーカー勤務の福田大輔さん(仮名・50歳)。昨年、ひとり娘・さくらさん(仮名)が20歳を迎えました。住宅ローンの返済に子どもの教育費。大きな負担でしたが、さくらさんは専門学校を卒業後に就職。教育費はひと段落したので、あとは老後を見据えた資産形成をどんどん進めていかなければなりません。
株式会社林商会が子どものいる40代以上男女に対して行った『人生の3つの貯め時に関する調査』では、人生におけるお金の貯め時である「就職~結婚」「結婚~子供が小学生」「子供が独立~定年」の3つのタイミングについて、実施にお金を貯めることができたかを尋ねています。それによると、ひとつのタイミングでは51%、2つ目のタイミングでは44%、3つ目のタイミングでは49%が「貯められた」と回答。多少の幅はあるものの、どのタイミングでも「貯められなかった」と回答している人は半数近くいます。コツコツと資産形成を進めることが重要とはいうものの、いろいろとライフイベントが起こるなかでは難しいことがわかります。
だからこそ、3つの貯めどきは重要。この機会にしっかりと資産形成を進めることができないと、老後に苦労することは目に見えています。
福田さんの月収は月65万円。手取りにすると月45万円ほどです。月13万円ほどの住宅ローンは、繰り上げ返済をしながら、60歳定年前には払い終える予定です。奥さんもパート勤めを開始し、夫婦で老後を見据えた資産形成を加速させるつもりだったといいます。
20歳娘のイマドキの恋愛観に両親は驚きを隠せない
しかし人生が思い通りにいくことなどほとんどないことが、50代にもなるとわかるもの。福田さん夫婦の場合も想定外のことに、ライフプランが総崩れになったとか。それは仕事のためひとり暮らしを始めたさくらさんが「今週末、帰るね」と連絡をよこしてきたときのこと。仕事が忙しいのか、就職してからは実家に帰ってきたのは数える程度。「珍しいなあ」と思いつつ、さくらさん久々の帰宅にウキウキしていたといいます。
しかし、そんな浮かれ気分は、さくらさんの衝撃的な告白で吹っ飛んでしまったといいます。
――お父さん、お母さん、話があるの
改まって何だろうと身構えた福田さん。次の言葉に衝撃を受けます。
――妊娠したの、子どもができたの
想像していなかった内容に言葉を失った福田さん。「娘が子どもを……⁉」なかなか理解が追い付きません。やっと出てきた言葉は、
――あ、あ、相手は誰なんだ?
福田さんの問いかけに対する回答もまた衝撃的でした。
――付き合っていた彼氏だけど音信不通。どこにいるかわからないんだよね
言っている意味がまったくわからない福田さん。マッチングアプリで知り合ったという彼氏。“たかしくん”と呼んでいたけど、本名は知らないとか。どこに住んでいて、何をしている人なのかも、詳しくは知らないといいます。
「それで付き合っていたといえるのか?」と聞くと、「知らないと付き合えないの?」と、福田さんには異次元なことを言います。さくらさんはもともと生理不順だったため、妊娠に気づくのが遅くなり現在23週目。お腹が出てきたのも単に太ったからだと思っていたといいます。妊娠を告げると、それから彼氏とは音信不通。「どうやら逃げられた」とあっけらかんと話します。
衝撃過ぎるさくらさんの言葉に理解が追い付いていかない福田さん。「で、この先どうするんだ?」と尋ねるのが精いっぱい。さくらさんは「もちろん産むよ」と軽い調子でいいます。「彼氏は逃げちゃったけど、子どもには罪はないし」とさくらさん。とりあえず、仕事は辞めて、福田さん夫婦が住む実家に戻ってきたいといいます。
本当は娘が一番ショックを受けているかもしれない……誰かわからない相手に憤りを覚えるも、これ以上娘を責めるわけにもいかず、「もう腹をくくるしかないと思いました」と福田さん。子育てが終わり、資産形成を加速させるというプランはあっという間に崩れ去りました。
――孫の教育費まで考えるといくら必要なんだろう
現在、福田さんの家には、夫婦と母となったさくらさんとその子どもの4人。とりあえず家族を養っていかなければならず、資産形成を加速していくプランはとりあえずおあずけ。
――定年で仕事を辞めるなんて夢のまた夢。65歳……いや70歳まで現役で働くこと、決定ですね
厚生労働省『令和5年高年齢者雇用状況等報告』によると、60歳定年を迎えた人のうち、実際に退職を選択する人は全体の約12.7%。9割弱が継続雇用を選択しています。働き続ける理由として多いのは、老後資金に不安を感じているから。さらにその背景を探ってみると、福田さんのように「想定以上に早い孫育て」という人もいるかもしれません。
[関連資料]
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