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1年に1回の修行です…「月収42万円」39歳サラリーマンの妻、義父のひと言に静かにブチギレ「介護が必要になっても絶対に手伝いません」

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2025年1月9日 5時15分

1年に1回の修行です…「月収42万円」39歳サラリーマンの妻、義父のひと言に静かにブチギレ「介護が必要になっても絶対に手伝いません」

(※写真はイメージです/PIXTA)

義実家に帰省。そんな人も多かったであろう、今回の年末年始。なかには親戚中が集まり大宴会、まるで家政婦のように働き、疲れが取れないまま仕事始め、という人も珍しくないのでは。一筋縄にはいかない義実家との関係。夫婦関係にも影響を及ぼすこともあるようです。

年1回親戚が集まり義実家で大宴会…手伝う嫁の不満

多くの人が9連休となった2024年~2025年の年末年始。長期休みを利用して実家に帰省した人も多かったのではないでしょうか。田中麻衣さん(仮名・36歳)もそのひとり。結婚して8年。お盆休みには麻衣さんの実家に、お正月は夫・大輔さん(仮名・39歳)の実家に帰省するのが定番だといいます。

義実家があるのは、周囲に親戚一同が住んでいるような田舎。お正月にはその親戚が一堂に会し、大宴会が行われるのも毎年の恒例なんだとか。

――30~40人くらい集まりますので、その準備で大忙しですよ。その準備をするのは女性陣で、男性陣はずっとお酒を飲んでいる……「いつの時代?」というような感覚の根強い、昔ながらの場所なんです

結婚前、夫からは「うちの正月は大変だけど……大丈夫?」と確認されたという麻衣さん。まさかこんなことだとは思わず、「大丈夫、大丈夫」と軽く流したといいますが、いま思えば、きちんと考えるべきだったと悔やんでいるといいます。

――年に1回の修行だと思っていますけど、お正月休みのあとにはすぐに仕事が始まるので……疲れがとれないんです、ほんとう

男は仕事、女は家事・子育てという意識がいまだに残る地域。男性の発言には至る所に古い考えに基づくものが目立ちます。

――麻衣さんはまだ仕事しているの? 大黒柱の大輔をしっかり支えてあげないと

――お母さんが家にいないと、子どももぐれちゃうでしょ

――(田中さん夫婦にはひとり息子がいますが)2人目はまだ? きょうだいがいないと子どもはかわいそうだから頑張らないと

大輔さんの月収は42万円、年収で760万円ほど。大卒サラリーマンとしては平均を上回る給与を手にしています。対して麻衣さんの月収は月収40万円、年収650万円ほど。大輔さんの給与ほどではないにしろ、大卒女性としては平均を大きく上回る給与を手にしています。

――私も働いているから高いマンションの家賃を払えるんです。夫だけが家計を支えているわけじゃないのに

ほかの男性陣の話を聞いて大笑いしている大輔さんの姿が、さらにイライラさせると麻衣さん。修行と割り切らないとやっていられないようです。

義実家との関係が夫婦関係にも大きな影響を与える

今回の帰省では、さらに義父の発言が気に障ったといいます。麻衣さんに向けられた言葉に対して、「そんなこというもんじゃないよ」とたしなめた義父。「男尊女卑の先頭にいくような義父がまさか……」と思っていると、

――この先、俺は面倒みてもらわないといけないだろ、いつまでも元気でいられるわけじゃないから。今の時代、旦那や親を捨てるようなやつらもいるからね、気を付けないと

そう言い終えると豪快に笑う義父。それにつられて、周囲の男性陣もガハハと笑ったといいます。

――なぜ、要介護になったら、私が世話をすることになっているんですか。私は義父の家政婦じゃありません。介護が必要になっても絶対に手伝いません!

厚生労働省『令和4年国民生活基礎調査』によると、、「要介護者等」からみた続柄をみると、「配偶者」が最も多く22.9%。次いで「同居する子」が16.2%、「別居の家族等」11.8%、「同居する子の配偶者」が5.45%と続きます。また「主な介護者」で「別居の家族等」を性別でみると、女性が71.1%と圧倒的です。確かに義父の発言は実情に沿った話かもしれませんが、配慮がゼロ。麻衣さんが腹をたてるのも当然のことといえるでしょう。

株式会社リライフテクノロジーが20代~50代の既婚の男女を対象に行った『年末年始の義実家問題と夫婦関係への影響』によると、「良好」が5割弱、「適度な関係」が3割弱。「問題あり」が2割強でした。

【義実家との関係性】

とても良好な関係を保っている…15.3%

良好な関係を保っている…31.5%

お互いに適度な距離を保っている…29.5%

できれば関わりたくない…9.3%

関わりがない…12.5%

その他…2.0%

また「義実家訪問について、ストレスに感じること」として、最も多かったのが「ストレスに感じることはない」で4割強でしたが、6割は不満を募らせているということ。そのなかで多かったのが「義両親との会話や価値観の違い」で24.0%でした。

さらに「夫婦関係に義実家がどれくらい影響しているか」と「配偶者との関係性」をクロス分析したところ、「まったく影響していない」夫婦の77%が「良好な関係を保っている」という一方で、「かなり影響している」夫婦では「良好な関係」が23.1%まで低下していました。義実家での不満は、そのまま夫婦関係にも影響すること、大なのです。

実家の男性陣に混ざり、大笑いしていた大輔さん。親戚付き合いのため仕方がない部分もあるでしょう。いつも帰省後は「古い考えの人たちだから。ごめんな」と大輔さんはフォローしてくれるとか。それでも限度というものがあります。今回は、相当フォローしてまわらないと、とんでもないことになりそうな予感です。

[参考資料]

厚生労働省『令和4年国民生活基礎調査』

株式会社リライフテクノロジー『年末年始の義実家問題と夫婦関係への影響』

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