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自家用車のナンバープレートに「倹約(Thrifty)」の文字を入れたことも…バフェットを成功に導いた「徹底的な倹約精神」

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2025年2月1日 9時15分

自家用車のナンバープレートに「倹約(Thrifty)」の文字を入れたことも…バフェットを成功に導いた「徹底的な倹約精神」

世界一の投資家バフェットにとって、コストの削減や倹約は、人が朝起きて顔を洗うことと同じくらい当たり前な、徹底してやるべきことでした。今回は、桑原晃弥氏の著書『ウォーレンバフェットに学ぶ ゆっくりと着実にお金持ちになる56のルール』(ビジネス教育出版社)より一部抜粋・再編集して、彼を成功に導いた倹約の姿勢についてご紹介します。

「コストの削減や倹約は、人が朝起きて顔を洗うことと同じようなもの」

ウォーレン・バフェットは、車のナンバープレートに「倹約(Thrifty)」といれるほど、「倹約」という言葉が大好きです。

もちろん自分の私生活においては「複利式の考え方」を適用することで消費をできるだけ先延ばししようとしていますし、その他の面でも贅沢を嫌っています。それは投資についても同様です。

バークシャー・ハサウェイがサンフランシスコの銀行ウェルズ・ファーゴの株式を7%保有していた時、幹部の1人がオフィスにクリスマス・ツリーを飾りたいと言い出しました。

その話を聞いたCEОのカール・ライチャートは飾ることを拒否しなかったものの、「それほど欲しいのならポケットマネーで買うように」と命じたといいます。

その話を聞いたバフェットとチャーリー・マンガーは即座に同行の株を買い増しするという決断をしたといいますから、いかにバフェットが倹約の精神を重んじているかがよく分かります。

バッファロー・イブニング・ニュースを買収した際も、同社のこぎれいなオフィスや印刷工場を目にしたチャーリー・マンガーはこんな感想を口にします。「新聞社が新聞を発行するために、なんで宮殿が必要なんだい」

バフェットも同様の感想を持ったらしく、有名な建築家の手によるその建物を「タージマハル」と呼んでいました。

日本でもそうですが、ものを生産する工場と、管理部門が入る本社ビルのどちらにお金をかけるかというと、本来は工場にこそお金をかけるべきなのに、それをせず本社ばかりが立派な企業には疑問符が付きます。

質素倹約を重んじるバフェットにとって、実用的とは言えない建物に莫大なお金をかけることはムダ以外の何物でもありませんでした。

バフェットにとってコストの削減や倹約は、人が朝起きて顔を洗うことと同じようなものでした。実際、バークシャー・ハサウェイの経費はとても低く抑えられており、マンガーによると、それは同業他社の平均の250分の1程度でした。

本社にいる人間も「バークシャー全体の約3万3,000人の従業員のうち、本社にいるのはたった12人なのです」と言うように、バフェットは「倹約の精神」を語るだけではなく、自ら実践することでグループ各社に範を示していました。

お金は稼ぐよりも使う方が難しいと言われますが、ここまで徹底してこそムダを省いたお金の使い方ができるようになるのです。

バフェットのルール 「倹約」を特別のものではなく当たり前のものにしよう。」

桑原晃弥 経済・経営ジャーナリスト

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