東京証券取引所・プライム市場の株価騰落率〈トップ3〉と〈ワースト3〉…米系大手証券会社が「目標株価を引き上げた」注目銘柄の正体【昨日の株価】

東証プライム市場に上場している個別株式について、2025年1月9日（木）の騰落率ランキングをお伝えします。

〈東証プライム市場〉個別銘柄の値上がりトップ3

1位：タムラ製作所〈6768〉……前日比+41円（+8.06%）／終値550円

【売買材料】

当日は特段個別の売買材料見当たらず。同社は電子部品のトランスやリアクタを主力に、はんだ材料、導電・絶縁材料などの電子化学材料全般で業界上位の競争力を誇る。主力のトランスやリアクタは米国のデータセンター向けで需要を取り込んでおり、収益押し上げに貢献している。

2位：ブイキューブ〈3681〉……前日比+14円（+7.78%）／終値194円

【売買材料】

当日は特段個別の売買材料見当たらず。同社はWeb会議などコミュニケーションサービス提供している。また、遠隔医療やネットでのセミナー開催支援も展開。

3位：ネクステージ〈3186〉……前日比+97円（+6.85%）／終値1,513円

【売買材料】

1月8日（水）、モルガン・スタンレーMUFG証券が「本格的な業績改善期待」として、投資判断「オーバーウェイト」を継続、目標株価を2,200円から2,300円に引き上げており、これが材料視された模様。

1位：KLab〈3656〉……前日比－29円（－17.26%）／終値139円

【売買材料】

1月8日（水）、同社は24年12月期業績予想の下方修正を発表。同時に、第三者割当による新株予約権の発行を発表。これによる1株あたり利益の希薄化は最大24.6％の水準に達するとみられており、これらが嫌気されて売りが集中した模様。

2位：マニー〈7730〉……前日比－275円（－14.63%）／終値1,605円

【売買材料】

1月8日（水）、25年8月期第1四半期連結決算を発表。最終利益は増益となったものの、同社が示した利益水準に物足りなさを感じた投資家たちの売りが膨らんだ模様。

3位：フィックスターズ〈3687〉……前日比－305円（－14.39%）／終値1,814円

【売買材料】

前日の米国株式市場で量子コンピューター関連銘柄が軒並み急落。この流れを受けて当日の国内株式市場でも関連銘柄に売りが波及したとみられている。