〈月収45万円〉43歳サラリーマン、「今夜は和牛ステーキよ」と豪華な夕食に不信感。その日、妻が告白した「10年に渡る秘密」に驚愕
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2025年1月18日 8時15分
(※写真はイメージです/PIXTA)
長年連れ添った夫婦。どれほどパートナーのことを知っているものでしょうか。自信満々に「すべてを知っている」という人であっても、実はひとつやふたつ、知らないことがあるものです。そんな「まさかの事実」を知ったとしたら……どれほどの衝撃なのでしょうか。
もっと給与をあげたい…でも、転職に二の足を踏むサラリーマン
吉田健一さん(仮名・43歳)。家族は妻と中学生2年生の長男、小学6年生の次男の4人暮らし。築10年になる住まいは30年ローンで購入。毎月13万円ほどの返済が重くのしかかり、月のお小遣いは3万円で我慢しているといいます。
――これから教育費も増えていくし、もっと給与をあげたい。最近は転職も考えています。小遣いも月3万円では……
大手情報通信会社で働く吉田さん。月収は55万円で、賞与も含めた年収は900万円。同年代の平均よりも多いことは自負しつつも、入社して20年。行き詰まりを感じていることもあり、最近は転職サイトを眺める機会も増えているのだとか。
Indeed Japan株式会社が20代~50代の正社員を対象に行った『自分の年収(個人年収)に対する意識調査』によると、正社員の80.6%が「直近1年間で年収を上げたいと思った瞬間がある」と回答。年収を上げるための手段として、20代と30代では「転職」が最多でそれぞれ44.2%、42.2%。40代では「投資や資産運用」がトップで41.5%。「転職」は4位で28.6%でした。さらに50代になると「副業」がトップで36.7%。「転職」は3位で28.9%でした。年齢があがるほど転職のリスクは高くなるもの。40代では「転職よりも投資のほうがリスクが少ない」と考えられていることがわかりました。
また、給与アップが約束されて転職したとしても、そのあとに思わぬギャップで後悔することも珍しくはありません。エン・ジャパン株式会社が39歳以下を対象に行った『入社後ギャップ調査』によると、良い/悪い関係なく、87%が「入社前後にギャップを感じた経験がある」と回答。想定よりも悪かったギャップとして、トップだったのが「仕事内容」で39%。「「職場の雰囲気」38%、「仕事量」35%、「評価制度」34%、「給与」32%と続きます。また半数以上が「事前に防げるギャップではなかった」と回答しています。
――転職はギャンブルみたいなところはありますよね。家族のある身。冒険するには、かなりの勇気がいります
「大丈夫、私、失敗しないので」と笑う、サラリーマン妻
小遣いアップを目指し転職も、と思いつつ、あと一歩が出ない吉田さん。最近は、与えられた環境で頑張ることが、給与アップの近道か……と悟りの境地に達したと、冗談っぽく話す吉田さん。
家計を切り詰める毎日のなか、ふと驚くような出来事が起きたといいます。それは普通の平日。いつもよりも少し早めに帰宅すると、夕食の支度を終えていた吉田さんの妻が、ちょっと上機嫌に話し出します。
――今夜は和牛ステーキよ
「今日は何かのお祝い?」というと、「別に特別なことはないわ」と話す妻。あまりに唐突な豪華な夕食に、不信感が拭えない吉田さん。ただしつこく聞いても機嫌が悪くなるだけだと思い、とりあえず、和牛ステーキを美味しく堪能したといいます。そして食後、ゆっくりしているところ、疑問をぶつけます。
――和牛ステーキって、高いだろ。普通の平日に、どうしてっていうんだ?
すると、どこか得意げな妻がスマートフォンを見せてきました。画面には証券会社のアプリ。
――結構儲かっているでしょ
確かに損益をみる限り、驚くほどに大きくプラス。昨今、資産運用が当たり前とされるものの、吉田さん自身は何もしておらず。どちらかというと、「投資=難しい」と遠ざけていました。一方、妻はいつのまに……。そこでふと「投資をするにしても、最初にお金が必要だろ。こんなに余裕がないのに、どうしたんだ?」と、疑問が湧いてきました。
すると、また得意げに妻は語りだします。
――ちょっとお年玉を拝借
なんと、妻は子どもたちがもらって貯めこんでいるお年玉を元金に資産運用をしていたのです。しかも(お年玉を元金にした)投資歴10年以上。衝撃の告白に言葉を失う吉田さん。何とか「でも損をしたらどうするんだ」と絞り出します。するとまたもや得意気な妻。「大丈夫、私、失敗しないので」と、どこかで聞いたセリフを放ちます。確かにアプリをみると、元金は大きく増え、10倍は優に超えていました。
――ただ預けていてももったいないでしょ。お母さまが何十倍にもしてあげるの。ふたりには了承済み
今まで知らなかった才能を披露した妻。「お年玉で資産運用。税金とか大丈夫なのか……」と疑問に思いつつ、一生ついていこうと心に決めたといいます。
ちなみにアクトインディ株式会社が行った『お年玉の使い道に関する調査』によると、お年玉の使い道として最も多かったのが「使わないで貯めている」で65%。さらに「生活費や教育費などに使っている」と回答した14%の人に、具体的な使い道を尋ねたところ、「子どもの衣類などの子ども用品」で68%。「子どもの学校の費用など教育費」29%、「食費などの生活費」20%、「子どもの習い事」17%、「外食」15%、「家族旅行」10%と続きました。
「お年玉で資産運用」はかなりレアケースといえそうです。
[参考資料]
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