ふるさと納税ランキング（秋田県編）寄付件数TOP10！1位は寄付で秘湯「乳頭温泉」に泊まれる「仙北市」

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日本の地方自治体を支援するための寄付制度である「ふるさと納税」。楽しみなのはやっぱり返礼品。寄付先の自治体から地域の特産品や名産品の数々をゲットできて、しかも地域貢献までできると一石二鳥。今回は総務省がまとめた「2023年度の市区町村外からの寄付件数」に基づいて「秋田県」のふるさと納税ランキングを発表。寄付件数の多い順にベスト10を発表します。

ブランド米「あきたこまち」の故郷…郷土料理「きりたんぽ」が人気

日本海に面し、北部は豪雪地帯として知られる秋田県。冬は雪が多く、夏は比較的短い気候が特徴です。県庁所在地は秋田市。面積は約11,637平方キロメートルで全国で6番目。一方で人口は約90万人と、全国で10番目に少ない県です。

出羽国として奈良時代から平安時代にかけて栄え、江戸時代には佐竹氏が藩主となり、農業の発展に寄与しました。明治時代には現在の秋田県が形成されています。世界遺産に登録された白神山地や日本一の深さを誇る田沢湖など、自然環境が観光資源のひとつ。「なまはげ」や「竿燈祭り」など、独自の伝統文化や祭りも知られています。また全国学力テストで常に高い成績を収めていることでも知られているほか、持ち家比率が高く、住環境も良好です。

秋田県の特産物といえば「きりたんぽ」。秋田の伝統的な料理で、炊いた米をつぶして棒に巻きつけて焼いたもの。鍋料理に使われることが一般的です。また「稲庭うどん」は秋田県の特産のうどんで、細くて滑らかな食感が特徴。冷やして食べることが多いです。さらに「比内地鶏」は秋田県の名物鶏肉で、肉質がよく、風味豊かなことで知られています。

そんな秋田県のふるさと納税寄付件数ランキング。まずは第3位からみていきましょう。

第3位　秋田県北秋田市（寄付件数：35,401件）

秋田県の北部中央に位置し、面積は1,152.5平方キロメートルで、県内で第2位の広さを誇る北秋田市。2005年に鷹巣、合川、森吉、阿仁の4つの町が合併して誕生しました。市の85％は森林に覆われており、北秋田市のシンボルである森吉山は「花の百名山」に選ばれ、春から秋にかけて多様な高山植物を楽しめます。また「マタギ」と呼ばれる伝統的な熊狩り文化が根付いており、マタギ資料館やくま牧場など、文化体験ができる施設もあります。

そんな北秋田市のふるさと納税の返礼品は食品であれば、ブランド米「あきたこまち」や日本三大地鶏のひとつ「比内鶏」など、全国区の特産品がラインナップ。高品質で、食文化を体験する絶好の機会を提供します。「あきたこまち発芽玄米セット」は2kg×2袋で、寄付金額は1万1,000円。「比内地鶏スープ」は300g×6パックで、寄付金額は1万円。さらに家にいながら秋田県の食文化を堪能できる「きりたんぽ鍋セット」は地元の食材を使った鍋料理のセットで、寄付金額は1万5,000円。食品以外では珪藻土の産地ならではの「珪藻土バスマット」。驚異的な吸水力を誇り、実用性とデザイン性を兼ね備えた人気商品です。

第2位　秋田県大館市（寄付件数：56,878件）

青森県と接する秋田県北部に位置し、四方を山々に囲まれた盆地に広がる大館市。白神山地や奥羽山脈に囲まれ、市内には秋田三大河川のひとつである米代川が流れます。杉材を曲げて作られるお弁当箱「大館曲げわっぱ」は美しいデザインと実用性が評価され、お土産としても人気。さらに「忠犬ハチ公」の生誕地としても知られています。

自然豊かな環境と独自の文化を持つ大館市のふるさと納税の返礼品は、食材や工芸品が豊富。秋田県の代表的なグルメとして知られる「きりたんぽ」は大館市発祥。きりたんぽと比内地鶏スープのセットになった「きりたんぽセット」は多くの寄付者に支持されています。新鮮な「比内地鶏の肉や卵」はもちろん、「あきたこまち」の産地としても知られ、特に無洗米の10kgパックが人気です。また「畑のキャビア」とも称される特産品「大館とんぶり」も注目。プチプチとした食感がたまりません。さらに「大館曲げわっぱ」も人気の返礼品。美しい木目と温もりが特徴で国の指定伝統工芸品に認定されています。

第1位　秋田県仙北市（寄付件数：61万0,677件）

秋田県の東部中央に位置し、岩手県と接している仙北市。仙北郡角館町・田沢湖町・西木村が合併し、2005年に発足しました。田沢湖を中心に広がり、周囲には秋田駒ヶ岳や八幡平といった山々が連なります。かつて城下町として栄えた角館地区があり、武家屋敷や伝統的な町並みは、「みちのくの小京都」とも知られています。また秘境として知られる「乳頭温泉郷」は多様な泉質を持つ温泉が点在し、観光客に人気です。

そんな仙北市のふるさと納税の返礼品で人気なのは、まずブランド米「あきたこまち」。寄付者には、定期便で新鮮な米が届けられるプランもあります。日本三大うどん「稲庭うどん」も、コシのある食感と風味が多くの寄付者を惹きつけています。また季節ごとの新鮮な果物も人気で、特に西明寺栗などの特産品が好評です。さらに仙北市では、旅行や体験を通じて地域を楽しむことができる「旅先納税」も導入されています。これにより、寄付者は現地で使える電子ギフトを受け取ることができ、観光や飲食に利用できます。

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