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「AI株を増やした途端に急落」…マネックス・チーフストラテジスト、市場に完敗。自ら「最悪の運用」と認めた11月の誤算

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2025年12月2日 6時15分

「AI株を増やした途端に急落」…マネックス・チーフストラテジスト、市場に完敗。自ら「最悪の運用」と認めた11月の誤算

(※写真はイメージです/PIXTA)

本記事は、マネックス証券株式会社が2025年11月28日に公開したレポートを転載したものです。

本記事のポイント

・AI関連株の大幅調整でBMに大幅劣後

・12月のポートフォリオは基本的にホールドでAI株の戻りに賭ける

AI関連株の大幅調整でBMに大幅劣後

戦略ポートフォリオの11月のリターンはTOPIXに対して大幅にアンダーパフォームする結果となった。ソフトバンクグループ(9984)の急落が最大のアンダーパフォーム要因だった。

それまでのAI相場に追随できずに、11月に一気にAI関連株の組み入れを増やした途端にAI株の調整を喰らうという最悪の運用だった。パフォーマンスはまだ最終の配当込みリターンが出ていないので暫定のものだが、ほぼ確定値に近い数字である。

12月のポートフォリオは基本的にホールドでAI株の戻りに賭ける

ソフトバンクグループなど大幅調整したため、自然体でウエイトが減った分、12月もこのままホールドで臨む。AI株の戻りに賭けるスタンスだが、先日のストラテジーレポート(2025年11月28日配信記事「「数兆ドルの投資」は回収不能か?AI業界で起きている「内輪の自転車操業」という不都合な真実【ストラテジストが解説】」)で指摘したとおり、AI投資の過熱感が危惧されるので、今後戻ったところではAI関連株はウエイトを落としていきたい。

そのほか、12月の戦略としては12月決算の高配当株へのベットを少し厚くする。銘柄入れ替えは日本酸素ホールディングス(4091)とDMG森精機(6141)を除外、三井化学(4183)とインフロニア・ホールディングス(5076)を追加する。銘柄の入れ替えは多くないが、既存保有銘柄のウエイト調整を若干行っている。詳しくは図表3のとおりである。

広木 隆

マネックス証券株式会社

チーフ・ストラテジスト 執行役員

※本記事はマネックス証券 チーフ・ストラテジスト広木隆氏のストラテジーレポート『11月のパフォーマンス・レビューと12月の戦略ポートフォリオ』を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。また、投資による結果に編集部は一切責任を負いません。投資に関する決定は、自らの判断と責任により行っていただきますようお願いいたします。

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