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iPhoneのバックアップが面倒?ならオシャレなmicroSDカードリーダーで

&GP / 2017年6月25日 20時0分

iPhoneのバックアップが面倒?ならオシャレなmicroSDカードリーダーで

iPhoneのバックアップが面倒?ならオシャレなmicroSDカードリーダーで

iPhoneのカメラはモデルを重ねるごとに高画質化している。内蔵メモリーの残量が底を尽き、写真や動画の撮影ができなくなって、これまでの記録をなくなく消去していく、という人も多いのでは? しかもiPhoneのバックアップを取るためには、PCをとつないでiTunesを立ち上げて……と、機械が苦手な人にはとてもハードルが高い。

そんなiPhoneユーザーにオススメしたいのが、iPhoneで撮った写真や動画を簡単にバックアップできる、OmarsのLightning端子を搭載したmicroSDカードリーダー「Omars」だ。

▲omars「Micro-SDカードリーダー」/価格:3699円(Amazon)

本機はあくまでもmicroSDスロットを搭載したカードリーダー。内蔵メモリーはゼロ。使うには別途microSDメモリーカードが必要になる。安価なのはそのためだ。内蔵メモリーがない代わりに、どれだけバックアップしても、microSDメモリーカードさえ新調すれば、無限に使えるのがメリット。

使い方は、まずmicroSDメモリーカードを本体側面のスロットに挿し込む。次にLightning端子をiPhoneやiPadなどに直挿しする。画面に、対応アプリがインストールされていない旨が表示されるので、そこをタップ。するとApp Storeの「WitStick」のダウンロード画面が開く。この対応アプリをダウンロードすれば準備は完了だ。

▲OmarsにはmicroSDメモリーカードのスロットが搭載されている

▲スロットにメモリーカードを、向きに注意しながら奥まで挿し込む

▲Omarsの利用時に必要なのが「WitStick」アプリ

改めてOmarsをiPhoneに挿し込むと「“Witstick”はOmars製の“Omars”と通信します」と表示される。ポップアップした表示部をスライドさせると、アプリ「Witstick」が起動する。

▲iPhoneにOmarsを直挿しするとポップアップ画面が表示される。この画面を右方向にスライドさせる

▲Omars対応のアプリ「WitStick」のトップ画面。iPhoneとメモリーカードのメモリー残量が分かりやすく表示される

トップ画面には、接続されているiPhoneと、挿し込んだmicroSDメモリーカードのメモリー残量が、ひと目でわかるよう表示される。また、マルチメディア/ファイル転送/ワンキーバックアップ/ファイル管理というメニューが選択できる。メニュー内容は、それぞれ下記の通り。

▲「マルチメディア」は、写真や動画の撮影か、音声録音が可能。それぞれのデータを、Omarsに挿したmicroSDメモリーカードに、直接記録してくれる。iPhoneの内蔵メモリーを割きたくない場合に使うといいだろう。

▲「ファイル転送」は、iPhone内の写真や動画データを、Omars搭載のMicro-SDメモリーカードに転送、またはメモリーカード内のデータをiPhoneに転送する際に使う。

▲「ワンキーバックアップ」は、画像や動画(ビデオ)、音楽(オーディオ)データを、数タップでメモリーカードにバックアップできるメニュー。定期的にバックアップするのに便利だ。

▲「ファイル管理」は、Macで言えば「Finder」、Windowsで言えば「Explorer」のようなもの。メモリーカード内にどんなデータが保存されているのかが分かる。

■最初にiPhone内のデータをバックアップをしておこう

 

なにはともあれiPhoneやiPadの画像や動画などを根こそぎバックアップしておきたい。そのために使うのが「ワンキーバックアップ」だ。

トップ画面から「ワンキーバックアップ」をタップすると、何をバックアップするのか、その選択肢が現れる。主に使うのは、「画像」と「ビデオ」だ。どちらかをタップすると「ワンキーバックアップをスタートしますか」と表示されるので「確認」をタップ。あとは、iPhone内の画像データがmicroSDメモリーカード内へと転送されていく。この際、画面を見つめている必要はなく、他のアプリを使っていてもいい。

▲「ワンキーバックアップ」の画面

▲どんどんメモリーカード内にデータが転送されていく

「ワンキーバックアップ」を定期的に行っておけば、iPhone内の画像は、大事な写真や動画を残して、削除してもよくなる。ちなみに、1302枚の画像をバックアップにかかった時間は約10分。2回め以降は時間が短縮されると期待したが、同じくらいの時間を要した。

なお「連絡先」もエクスポートできるようだが、保存データを取り込む(インポート)には、また別のアプリが必要になる。こちらのバックアップは瞬時に終わるので、ついでにバックアップしておくというのもいいだろう。

■一つ一つの写真や動画の転送には「ファイル転送」を使う

iPhone内の必要な画像だけをメモリーカードに転送したい場合には、「ファイル転送」を使う。写真をPCや、他のiPhoneやiPadで見たり編集したりするのに便利だ。

▲トップ画面の「ファイル転送」をタップ

▲「iPhoneアルバムからWitStickにコピー」をタップ

▲iPhoneのカメラロールが表示される。ここから転送したい写真を選んでいく(チェックマークを入れる)

▲メモリーカード内のどこに保存するかを指定する。新たにフォルダを作ることもできる

▲画面左下の「+」をタップすると、新規フォルダが作成可能。フォルダ名を書き込み「確認」をタップすれば作成完了だ

▲転送が終わると、取り込んだ写真を、iPhone内から削除するかを尋ねられる。削除したくない場合は「許可しない」を選択する

 

■iPhone内のメモリーを消費せずに写真や動画を撮影できる

OmarsをiPhoneに挿したまま、トップ画面の「マルチメディア」を選択すれば、iPhoneの内蔵メモリーを消費せずに、写真や動画の撮影も可能。「カメラ」「録画」「録音」の3つの選択肢が表れるので、どれかをタップ。

あとは、それぞれのスタートボタンを押せばいいだけ。iPhone純正のアプリを使うわけではないので、複雑な機能は搭載されていない点は、留意しておきたい。

▲トップ画面で「マルチメディア」を選択する

▲「カメラ」「録画」「録音」から選ぶ。「録画」では動画撮影が可能

▲「カメラ」や「録画」を選択すると、撮った写真や動画が直接、メモリーカードに記録されていく

▲「録音」を選択すると表れる画面。「マイク」マークをタップすると録音がスタートする

▲録音が始まると、波線が赤くなる

いかがでしたか? iPhone購入時に大容量モデルを選ばなかったとしても、Omarsを使って、こまめなバックアップと消去を繰り返せば、いつも内蔵メモリーに余裕を持たせて写真や動画を撮りまくれるはずですよ。

今やmicroSDメモリーカードも安価になってきています。iPhoneの大容量モデルを買うよりも、同じ容量分だけのメモリーカードを買った方が、コストも抑えられます。

しかも、iPhoneに何かあったときにも、バックアップを取っておけば、血の気の引くような思いをする必要もなくなりますよ。

最後に、こちらのOmarsには、LightningだけでなくUSB端子も搭載されていることも付記しておきましょう。PCがあれば、Omarsに取り込んだデータを、PCやハードディスクなどにバックアップするのも簡単です。

Lightning端子の反対側に、USB端子も搭載されている。iPhoneのデータを取り込んだら、PCに挿して、データをバックアップしたり、写真や動画を編集したりするのも簡単だ

(取材・文/河原塚英信)

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