高級感を身に纏う。腕に輝く18Kピンクゴールドケースの魅力

腕時計を単なる時間確認の道具ではなく、精巧で美しい芸術品と考える人々に愛されるセイコーの腕時計。中でも、ゼンマイとクォーツの仕組みを掛け合わせた「スプリングドライブ」は、セイコーが世界に誇る独自の駆動機構として人気です。

このスプリングドライブが持つ優れた潜在能力を最大限に引き出すムーブメント「キャリバー9R01」を搭載した「スプリングドライブ8Days」に、18Kピンクゴールドケースの新作が登場。匠の技が詰まった精巧で美しい一本です。

「スプリングドライブ8Days」は、手巻き式でありながら最大約8日間（約192時間）の連続駆動を可能にしたモデル。通常の時計では、ぜんまいを収めた香箱は１つですが、このモデルには３つの香箱を３つ直列に配置したムーブメント「キャリバー9R01」を搭載することにより、一週間以上のパワーリザーブを実現しました。しかも、限られたスペースを有効に生かして、43㎜のケース径に納めているのは、すごい技術です。

▲キャリバー9R01

「メカニカル」と「クオーツ」それぞれの長所を併せ持ったスプリングドライブもセイコー独自のものですが、「スプリングドライブ8Days」に採用したムーブメントの主要部品の軸を抑える板状のパーツ（受け）もまた独特。

通常は、受けは複数で構成されていますが、「キャリバー9R01」の場合は一枚で一体という世界でも稀な構造を採用しているのです。富士のシルエットを象り、諏訪の街の灯りに見立ててたテンパーブルーのねじとルビーが実に印象的。

また、「スプリングドライブ8Days」では、従来のスプリングドライブムーブメントで採用している受けの約三倍の厚さにしたことで加工精度が高まり、より確実で正確に部品を押さえることができ、衝撃にも強くなっています。

18Kピンクゴールドケースに合わせたダイヤルはブラック。そこに輝く無数の粒子状のきらめきはまるで満天の星空のようで、さらにそのダイヤル上には、グランドセイコーの代名詞ともいえる多面カットされた太い針が美しく輝きます。

世界最高峰の技術力と美しさを追求したこの新作の希望小売価格は475万2000円。8月11日より、セイコープレミアムブティックとセイコープレミアムウオッチサロンで、続いて海外市場において発売されます。

>> セイコー「スプリングドライブ8Days」

 

（文／＆GP編集部）