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スマホだけじゃない!ファーウェイが日本のPC市場に本格参入!

&GP / 2017年7月5日 17時0分

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スマホだけじゃない!ファーウェイが日本のPC市場に本格参入!

ファーウェイが、Windows 10を搭載するPC新モデルの国内発売を発表しました。ファーウェイ初のクラムシェル型のノートブック「HUAWEI MateBook X」と、昨年夏に発売された「HUAWEI MateBook」の後継機となる「HUAWEI MateBook E」の2モデルです。どちらも7月7日(金)に発売されます。

 

◼︎MacBookに真っ向勝負を挑む「HUAWEI MateBook X」

HUAWEI MateBook Xは、13インチの2K(2160×1440)ディスプレイを搭載しながら、A4サイズよりも若干小さく、しかも厚さ12.5mm、重さ1.05kgというコンパクト設計を実現していることが特徴。アルミボディにサンドブラスト加工を施し、エッジ部にはダイヤモンドカット処理を施すなど、ファーウェイのスマホやタブレットと同様に、細部の質感にもこだわっています。

▲2Kディスプレイのベゼル幅は4.4mmで、画面占有率は88%

▲細部の仕上がりも美しい

第7世代のCore i5/i7を搭載し、発熱対策としてファーウェイ独自の「スペース・クーリング・テクノロジー」を導入していることも特徴。本体内に冷却用のファンを備えず、ファンなしでも効率よく放熱し、ファンの回転によるノイズや埃の侵入も防げることが利点です。

PCでは世界で初めて「DOLBY ATMOS SOUND SYSTEM」を搭載していることもセールスポイント。これは、ソフトウェア面での音質のチューニングだけでなく、ドルビーとファーウェイの共同開発により、2つのモーターを持つ専用スピーカーを開発し、音のひずみを抑えるための制振材も組み込むという、オーディオ専用機並みの設計になっていることが特徴。内蔵スピーカーはもちろん、ヘッドフォン使用時にも、迫力のあるサウンドが楽しめます。

▲世界で初めてPCに「DOLBY ATMOS SOUND SYSTEM」を搭載

発表会にゲストとして登壇した乙葉さんも、MateBook Xの音質には驚いたそうで、筆者も実際に聞いてみました。「DOLBY ATMOS」のデモ音源だけでなく、YouTubeの動画音声を内蔵スピーカー出力で聞いてみましたが、ノートPCとは思えない厚みのある音でした。

さらに、電源ボタンと指紋センサーが一体になっていて、電源オフから9秒、スリープ状態からは1.9秒でロックを解除して起動できることも利点。キーボードは、キーストロークが1.2mm、キーピッチが19.2mmで打鍵感も上々。防滴仕様なので、うっかり濡れた手で触れても安心です。ただし、防水ではないので、お茶をこぼしたりした際は、すぐに拭くなどの措置は必要です。

▲スマホメーカーならでのは発想で、電源ボタンと指紋センサーを一体化

HUAWEI MateBook Xは、一見、アップルのMacBookに似ています。おそらくファーウェイも、MacBookの対抗機種となるべく開発したデバイスだと思います。ただ似ているというわけではなく、指紋センサーの利便性や、ドルビー音質、ブルーライトをカットとする「視力保護モード」など、後発メーカーとしての工夫が随所に垣間見られ、しかも、まとまりというか安定性も感じられる仕上がりです。

筆者は、現在MacBook Airを使っているのですが、今後ノートPCを買い換える際には、MateBook Xも選択肢に入れたいなぁと思ったりしました。

カラーバリエーションは、プレステージゴールド、スペースグレー、ローズゴールドの3色で、価格は14万4800円(税別)〜。Office365サービス搭載モデルも用意されます。

▲モデルごとの市場想定価格(税別)

 

◼︎キーボードが進化した2in1の「HUAWEI MateBook E」

HUAWEI MateBook Eは、前モデルと同様に12インチの2K(2160×1440)ディスプレイを搭載した2in1デバイスです。タブレットとしても使えて、別売の「HUAWEI MatePen」でイラストを描いたりもできます。マイクロソフトのSurface Proの競合モデルと言っても差し支えないでしょう。

▲初代モデルと同じく12インチのタッチディスプレイを搭載

新モデルの最大の進化点はキーボードカバーにあります。前モデルでは、キーボードカバーは別売でしたが、新モデルには同梱されています。18.85mmのキーピッチを確保し、キーの形状を見直して打鍵感を向上。さらに、スタンドになるカバー部は無段階で160度までの角度調整が可能。実際にタイピングしてみましたが、キーのクリック感は、一般的なノートPCと遜色なく、むしろ「押しやすくて、すぐに慣れそう」という印象を受けました。

▲キーボードカバーはレザー調

▲カバーを折り曲げる部分に金属シャフトを用いて、自在な角度調整を実現

プロセッサーには第7世代のCore i5/Core m3を採用。CPUのパフォーマンスは前モデルから最大約13%アップ。省電力性も約25%向上したそうで、9時間以上の連続駆動を実現しています。もちろん、ワンタッチでロックを解除できる指紋センサーも備えています。

カラーバリエーションは2色で、シャンパンゴールドにはブラウン、チタニウムグレーにはブルーのキーボードカバーが付属します。価格は9万2800円(税別)〜。Office365サービス搭載モデルも用意されます。

▲モデルごとの市場想定価格(税別)

▲主要な外部接続ポートを備えたMateDockは、従来モデルよりもコンパクトになった「MateDock 2」が発売される

6月に発売されたばかりの「Surface Pro」が気になっている人は、お店で、このHUAWEI MateBook Eも触って、比べてみるべきかもしれませんよ。

▲発表会に登壇した、左からインテルの山本専氏、ファーウェイ・ジャパンの楊勇氏、Dolby Japanの社長・大沢幸弘氏、日本マイクロソフトの河野万邦氏

 

>> ファーウェイ

 

(取材・文/村元正剛

むらもとまさかた/ITライター

iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

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