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iPhoneで撮った写真を簡単にテレビの大画面で見る方法

&GP / 2017年7月10日 17時0分

iPhoneで撮った写真を簡単にテレビの大画面で見る方法

iPhoneで撮った写真を簡単にテレビの大画面で見る方法

iPhoneで撮った写真ってFacebookやLINEで友だちとシェアすると、その後は、なかなか振り返ることもなくなってしまう。そんなことありませんか? でも、せっかく一緒に旅行に行っているなら、ホテルや旅館にあるテレビに、撮った写真をみんなで見られれば盛り上がるはず。今回は、そんなiPhoneの写真を簡単にテレビの大画面で映すための1つの方法を解説していきます。使うのはAmazonのFire TV Stickです。

▲HDMI端子を搭載した小さなデバイス。テレビに挿せば、Amazonフォトやビデオなどのサービスが利用できるほか、YouTubeやNetflix、Huluなどのネット動画サービス、ゲームなどの専用アプリが楽しめる

このスティック形状のデバイスをテレビのHDMI端子に挿すと、Amazonを始めとした多彩なサービスが利用でき、Amazonプライム会員なら必携と言えるもの。4980円と、気軽に買えるリーズナブル価格。

Fire TV Stickを有効に使うには、年会費3900円(税込)のAmazonプライム会員である必要があります。このプライム会員の特典の1つ「プライム・フォト(Amazon drive)」というクラウドサービスを使います。このサービスでは、デジカメやスマホで撮った写真を無制限にクラウド上に保管しておけるのです。

▲Amazon関連の様々なiPhoneアプリの中から「Amazon Photos」をインストール

ではその簡単な手順を説明します。

まずはiPhoneに専用アプリ「Amazon Photos」をインストール。画面右下にある「その他」をタップすると、いわゆる設定画面が開きます。Wi-Fi環境が整っているのであれば、「自動保存はオフになっています オンにする」を選択します。すると、Wi-Fiに接続されると、スマホ内の写真が「プライム・フォト」にアップロードされていきます。(アプリの「その他」→「設定」に進むと、自動保存のオン or オフをいつでも変更できます)

▲専用アプリ「Amazon Photos」のトップページ。画面下部の「その他」をタップ

▲「写真とビデオをアップロードする」を選ぶ

全ての写真をアップするのはセキュリティ面で怖い、もしくはお気に入りの写真だけをアップしたいという場合もあるでしょう。そんな時には、「その他」→「写真とビデオをアップロードする」を選びます。するとiPhoneのカメラロールなどから、アップする写真を選ぶことができます。

▲「カメラロール」などからアップしたい写真にレ点を付けて、最後に「アップロード」をタップ

アプリ下部にある「写真」をタップすると、指定した写真がアップロードされたかが確認できます。ここで写真が見られたら、次はテレビの操作に移ります。

■Fire TV Stickをテレビで操作

Fire TV Stickは、HDMI端子を搭載芝USBメモリーよりも少し大きめのデバイスです。テレビの背面などにあるHDMI端子にブスッと挿します。また、電源供給のためにUSBケーブルを、Fire TV Stickにつなげます(推奨外ですが、テレビのUSB端子に挿してもOKな場合があります)

▲テレビのHDMI端子に直接挿し込みます

▲USB端子を挿して、コンセントに差し込みます

テレビの電源を入れ、外部出力ボタンを押してFire TV Stickの画面に移動。Wi-Fiに接続するよう促されます。うまくネットワークにつながると、「こんにちは、〜〜〜さん」と、自分のユーザー名が現れて驚くかもしれません。これは、購入したプライム会員の情報が、事前にFire TV Stickに登録されているからです(もちろんユーザー変更も可能)。

ちなみにホテルや旅館に泊まると、自宅や仕事場でWi-Fi接続するのとは違った方法でログインする必要がある場合が多いです。iPhoneの「設定」→「Wi-Fi」→「ON」と進み、宿泊施設のアクセスポイントをタップするまでは同じ。その後にブラウザを開いて、指定されたパスワードなどを入力する場合です。そんな場合でもFire TV Stickにはブラウザが搭載されていて、スマホのブラウザで設定するのと同じ方法で、Wi-Fi接続することができます。

▲Fire TV Stick内のブラウザが起動して、必要項目を入力する

▲ホテルのWi-Fi環境にも無事につながった

無事に接続できたら、ホーム画面に行きます。その中から「Prime photos」という項目を探し、リモコン操作でクリックします。最初は見つけるのに苦労するかもしれませんが、2回目以降は「最近見た商品」として、ホーム画面の目立つ位置に表示されるので、迷うことなく見つけられるようになります。

▲ホーム画面で「Prime photos」をリモコン操作でクリックする

▲プライム・フォトにアップロードした画像が表示されます

▲「写真」を選択すると、最新の写真を横一列に表示

▲もちろん1枚の写真を画面いっぱいに表示させることもできます

▲iPhoneで見るよりテレビで見たほうが圧倒的に楽しめます

■iPhone内の「動画」を見る方法

「プライム・フォト」では、ビデオ(動画)も保管できます。でも、写真とは違い、動画は無制限にアップロードできず、一定量を超えると有料になってしまいます。そのため、できるだけコストを安く済ませたいなら、必要な時だけ動画をアップして、楽しんだ後はこまめに「プライム・フォト」内の動画を削除しておくことです。

そうしたアップロードと削除の手間を省きたい、なおかつコストをかけたくない、という人にはYouTubeがオススメ。最初の手間は必要ですが、2度目からは手間なく無料で、iPhone内の動画をFire TV Stickを使ってテレビで見られるようになります。そもそもFire TV Stickを使わなくても、最近ではほとんどのテレビがYouTubeに対応しているので、Amazonプライムの会員でなくてもオススメです。

まずはiPhoneに「YouTube」の公式アプリをインストールします(もちろんGoogleアカウントは必須)。iPhoneの「写真」アプリから、アップしたい動画を開きます。アプリ下部の左端にある「共有」ボタンをクリック。選択肢の中に現れる「YouTube」を選択。あとはタイトルや動画の説明、アップロード時の画質などを指定してアップロードします。

▲iPhoneの「写真」アプリを開きます

 

▲アップさせたい動画を開き、画面左下の「共有」ボタンを押します

 

▲「YouTube」を選択

 

▲「タイトル」を入力(必須)し、解像度や公開/非公開を選択して、画面右上の「公開」をタップする

あとはFire TV Stickでの手続きです。Fire TV Stick内で「YouTube」アプリをインストール(無料)します。アプリの設定で「ログイン」を選ぶと、「YouTubeにログイン」画面が開き、謎のコードが表示されます。そうしたら、iPhoneやパソコンなどのブラウザで「youtube.com/activate」にアクセスします。すると、謎のコードを入力すれば、認証は完了。Fire TV Stick内のYouTubeアプリで、アップロードした動画が見られるようになります。

▲Fire TV Stick内の「YouTube」アプリをダウンロードして、認証画面に進む

▲画面に表示される手順に従ってスマホやパソコンで認証手続きする

以上、iPhone写真をテレビで見る方法でした。Amazonプライムに加入した上で、Fire TV Stickが必要になるので、導入コストを考えると躊躇する人も多いかもしれません。でも、Amazonプライムの会員特典は、ショッピング時の配送が早く安くなるだけでなく、豊富なプライムビデオやプライムミュージックが利用できるなど、「年間3900円でこれだけ利用できるのか!?」と、驚くようなサービスを、ほとんど無料で使えるようになります。そうしたサービスの一環として「プライム・フォト」があると考えれば、ぜひ一度使ってみて欲しいと思います。

 

(取材・文/河原塚英信)

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