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“和の心”を学ぶ!表参道にできた「道場」がビジネスマン向けな理由

&GP / 2017年7月24日 8時0分

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“和の心”を学ぶ!表参道にできた「道場」がビジネスマン向けな理由

通り沿いには表参道ヒルズや大型のブランドショップも建ち並び、最新の流行を発信する街として人気も高い表参道。そこにこの6月、「HALEO表参道」がオープンした。代官山にもクロスフィットジムを構えるサプリメーカー・HALEOの新たな拠点、しかも表参道という土地柄もあって、最新の設備を揃えた機能的なジムだろうと勝手に予測しつつ足を踏み入れてみると……意外なことにそこには、隅々まで「和」の感覚にこだわった空間が形成されていた。

受付カウンターがあるエントランス部分から一歩入ると、白木の廊下、畳、神棚、奥の壁には大型の水墨画。そして何より目を引くのが、ラウンジ部分の竹林。一瞬、直前までいた表参道の賑わいを忘れてしまいそうなムードだ。

「HALEO表参道」のプロデューサーであり、格闘技団体・PRIDEやパンクラスで活躍した元格闘家の三﨑和雄は、この空間を「ハイブリッド道場」と呼ぶ。

「道場、“道を学ぶ場”として、武道を通じて日本人が培ってきた精神、礼節の心を継承していく場です。また同時に、日本が誇る伝統文化、職人さんたちの技術を取り入れようということで、床や神棚は宮大工さんに作ってもらっていますし、奥のリラクゼーションスペースには東北・石巻で何百年も続く畳職人さんに特注した、“ヘリのない畳”を敷いています。

また、ここでご用意しているのはキックボクシング、ブラジリアン柔術、ボディメイクといった種目です。日本の古典的な武道だけではなく、我々にしかできない、古い日本の武道精神と新しい科学が融合した“ハイブリッド道場”として機能するように考えています」(三﨑氏)

この環境でトレーニングする対象として三﨑やスタッフが考えているのは、各種目の選手や志望者ではないのだという。では誰が……!?

「一番に考えているのは、ビジネスマン、ビジネスエリートの方々です。リーダーや経営者といった、中心となる方々ですね。彼らは自分自身を高めたいという意識が高く、フィジカルはスポーツジム、心はお寺で座禅を組んだりして鍛えています。そしてそれ以外にも習い事をしています。ここでは忙しい彼らのために、一個所で全てができる環境をご用意しています。

まず、HALEO FLOWという独自のメソッドで、社会の喧騒やストレスから心をリセットしてトレーニングに入っていただきます。1時間なり90分の中でしっかり集中して学んで、またそれぞれの戦場に帰っていただく。そのための環境です」(三﨑氏)

三﨑の言葉にあったように、ここではキックボクシングとブラジリアン柔術、ボディメイクの3種目がメインとなっている。各種目ごとのコースもあるが、全ての種目が受けられる「ビズリート(ビジネス・アスリート)コース」も用意されている。特徴的なのは、それぞれに国内最高クラスの指導者を用意していることだ。これはHALEOがこれまで長年、それぞれの分野のトップアスリートたちをサポートしてきたことの一つの成果でもある。

まずキックボクシングでは、全日本キックボクシング・ウェルター級など数々のタイトルを獲得した山内佑太郎、元J-NETWORKライトヘビー級王者の木村秀和、元Krush・ー67kg王者の牧平圭太、空手・キックで数々の実績を残す加藤清尚、Krushの55kgリーグ戦で優勝した登坂匠ら錚々たる顔触れが揃う。彼らを代表して、山内佑太郎に話を聞いた。

「キックボクシングで繰り出すパンチもキックも、一般の方からすれば “非現実” ですよね。そうした動きによっていつもとは違った自分と向き合えますし、心拍数を上げて少しキツい思いをすることで、人間力をアップするお手伝いができればと思っています。

僕たちはリングで闘っていますが、ビジネスマンの方々も日々のお仕事で戦っていますよね。その中で何かにぶつかった時に乗り越えていけるメンタル、倒れたいと思った時にもうひと踏ん張りできる精神力といったものを養っていただければ。

そして、強いカラダを手に入れれば、余裕が出来て人にも優しくなれると思うんです。僕自身もキックボクシングに育ててもらいましたし、そういった部分でお手伝いできればと思いますね」(山内氏)

ブラジリアン柔術では、静岡県浜松市に拠点を置く「ボンサイ柔術」のコーチ陣が、初めて都内での指導を行う。インストラクターに名を連ねるのは、世界選手権優勝経験のあるマルコス・ソウザ、同選手権4回優勝のホベルト・サトシ・ソウザ、Rebel FCやKSWなど世界の総合格闘技団体でベルトを獲得しているクレベル・コイケといった面々。余談だが、格闘技界、柔術界では「ボンサイがついに東京に!」ということでかなりの話題を呼んでいるという。

「柔術は格闘技、コンタクトスポーツという認識が強いですが、もともとボンサイ柔術では心を鍛えることが一番重要と教えてきました。メンタルな部分での学びや、自信を得ることの大切さを、柔術を通じてお伝えしていければと思います。もちろん初心者の方も大歓迎です。我々自身、小さい頃に柔術を始めましたし、浜松では初心者クラスの指導も日常的に行っていますから、ノウハウは十分に持っています」(マルコス・ソウザ氏)

そしてボディメイク。こちらのインストラクターは全国高等学校ボディビル選手権、日本ジュニアボディビル選手権などの大会で複数回の優勝経験を持ち、世界ジュニアボディビル選手権にも出場している國井裕平。しかし、「HALEO表参道」のボディメイク・スペースには驚くほど器具、マシーン類が少ない。これは一体……!?

「はい、ここには必要最低限の器具しか置いていません。それは、ベーシックなものだけで十分に成果を出せるメソッドがあるからです。一般のスポーツジムでは最新のウェイト器具が揃えられていますが、利用者はそれを使いこなせているとは限りません。正しいフォーム、基礎的なやり方をしっかり学ばないうちに重量だけ上げていって、ケガをしてしまう例も少なくないのです。

ここでは、最初はスクワット、腕立て伏せ、腹筋といった基礎的な運動をしっかりとやっていただき、“正しい方法”を身につけていただきます。そうすることで筋肉に刺激を与える技術を習得し、そこから徐々にウェイト器具を使っていきます。

また、HALEOやバルクスポーツ製のサプリをその人専用に組み合わせ、トレーニングの前・途中・後に摂っていただくことで、最大限の効果を出していくようにしています。忙しい中で来られる方々のために、その60分なり90分の時間をフルに使っていただくために、ピッタリ合ったメニューとサプリをご用意します。また“できること”を少しずつやっていただき、自信と意欲をつけていただくように考えています。できなかったことができるようになると自分に自信がつき、仕事や日常でも新たなことにチャレンジしたくなるものです。ボディメイクを通じて、心も鍛えられていくのを感じていただければ」

三崎プロデューサー、そして各インストラクターが強調する「心」という言葉。ここからも分かる通り、「HALEO表参道」はただカラダを動かすため、あるいは試合に出て勝つことを目指すための場ではない。HALEO創設者のデービット・ホルトンは基本コンセプトをこう語る。

「我々はアスリートのパフォーマンスアップに何が必要かをずっと研究しています。100%のパフォーマンスを出すために不可欠なのは、フィジカルとメンタルと、そして“心”。その中でも大事なのが“心”の部分、自分の心と向き合う作業です。

トップアスリートの多くは、試合前に自然豊かな場所で合宿を行いますね。お寺や神社に行く人もいます。それはなぜか。そういう場所では自分の心と向き合う余裕が持てるんです。“心”のトレーニングができるんですね。しかし、都会ではそういう場所はなかなかありません。そのために我々は、何よりも“心”を鍛えるためにこの道場を作りました。

HALEO FLOWとトレーニングによって、セロトニンとオキシトーシンというホルモンが分泌されます。セロトニンは『リーダーシップ・ホルモン』、オキシトーシンは『愛するホルモン』とも呼ばれ、どちらもチームや会社を率いるリーダーに欠かせないものです。

またキックボクシングはビジネスシーンでの直感力を高め、決断力を養います。ブラジリアン柔術はEQ(心の知能指数)が高まり、人の痛みを理解したりチームワークやストラテジーを組み立てる能力を養います。ボディメイクはもっとダイレクトに、自信につながりますね。リーダーたち、そしてこれからのリーダーたちに、これらに加えて道場のスピリッツを学んでほしい。そのための総合的なプログラムが『ビズリートコース』です」

都会のど真ん中に作られたこの環境は、カラダを動かすことを通じて心を鍛えるのに最適。自分を変えたいアナタ、もっと高みを目指したいアナタは、「HALEO表参道」を訪れてみてはいかがだろう。

>> HALEO表参道

 

(取材・文/高崎計三、写真/&GP編集部)

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