ノックは使い始めの1回だけ!自動芯出し機構シャープペン「orenznero」【文具のツボ】
&GP / 2017年7月26日 11時0分
ノックは使い始めの1回だけ!自動芯出し機構シャープペン「orenznero」【文具のツボ】
シャープペンを使うときにおなじみの、ペン尻をノックするあの動作。実は、1回ノックするだけで芯をまるまる1本使いきれるシャープペンがあるってご存知ですか? ぺんてるが販売する「orenznero(オレンズネロ)」は、シャープペンとしては高価な3000円台ながら、その使い方が話題を呼んで品切れが続出しているんですって。
幸運にも、今回はそんな超人気の「orenznero」を使う機会に恵まれました。結論から言うと、使用中1度もノックすることなく筆記ができました。シャープペンの革命児とも言える「orenznero」の使い方をご覧ください。
■1ノックでOK! あとは芯がなくなるまで使えます
「orenznero」は使いはじめに1度だけペン尻をノックすれば、あとは芯がなくなるまでノックせずに使い切れるシャープペンです。「なんで1ノックでいいの?」という理由はあとで説明するとして、まずは「orenznero」の基本的な使い方を見ていきます。
今回使ったのは、「orenznero」の0.3mmタイプ。ここでは、本体に芯を入れるところから説明します。本体に芯を入れたら、パイプから芯が出てくるまでペン尻をノック。芯の使いはじめでは数回ノックをする必要があるので、要注意です。
芯が出てきたら、ペン尻を押しながらペン先を紙面に軽く押し当て、パイプを引っ込ませます。
パイプが引っ込んだら、紙面からペン先を離しましょう。下の写真の状態で筆記を開始します。
はじめてペン先を見たとき、「芯が見えてないけど本当に書けるの!?」と正直不安になりました。しかし、ぺんてるのホームページにも「この状態で筆記してください」とあったので、とりあえずはこのまま書いてみることにしました。すると……
問題なく書けました。さらに、そのまま直線を書いても、筆記は持続可能。1度もノックする必要がありませんでした。筆記をやめるときは、再度ペン尻をノックしてパイプを引っ込めます。2回目以降の筆記では、1回ノックするだけで文字を書き続けられますよ。
ノックする必要がないとその分スピーディに筆記ができます。さらにうれしいのが、「芯がポキポキ折れない」という点。その分1本の芯を長く使えますし、机のうえにゴミが増えないので、まさに一石三鳥!
■「自動芯出し機構」って?
さて、「orenznero」ではなぜ1ノックで文字を書き続けられるのでしょう? その秘密は、「orenznero」の「自動芯出し機構」にあります。
“自動芯出し機構”とは、紙面からペン先を離す度に、パイプから自動的に芯が出てくる機能のこと。たとえば漢字を書くときって、一画ごとにペン先を紙から離しますよね。
「orenznero」では、次の書き順に移るときに、自動で芯を出してくれるというわけ。だから、一般的なシャープペンのように芯が出なくなったタイミングを自分で判断して、ペン尻をノックする必要なないのです。
ちなみに先ほど筆者は「orenznero」を使い始めるとき、「芯が見えてないけど本当に書けるの!?」と不安になったとお話ししました。実は、これも「orenznero」の特徴のひとつ。芯を出さずに書ける“オレンズシステム”という機能によって、0.3mmという極細の芯も折らずに使うことができるのです。
■中学生のときに欲しかった!
余談ですが、筆者が本格的にシャープペンを使い始めたのは中学校に入ってから。使い始めの頃、力加減がわからずに芯をポキポキ折ってしまったことを覚えています。もし筆者が中学生のときに「orenznero」のようなシャープペンを知っていれば、「もっとスラスラ文字が書けたのでは?」と思います。その意味では社会人だけでなく、ローティーンにプレゼントするのもよいかもしれません。
本体のグリップには握りやすい12角形軸を採用。「芯が折れない」「持ちやすい」「書きやすい」とあれば、3240円の販売価格は、決して高くないのではと思いました。
(取材・文/神戸紅実子)
編集プロダクション「ゴーズ」に所属。”平成生まれ昭和育ち”ながら、スマホやアプリに関する記事を若者文化に乗り遅れまいと執筆中。東横線ユーザーだが、ときどき中央線沿線にも出没する。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
最新デジアナ文具でスケジュールも手書きしてアップ!? サラサラ書き心地の良いゲルインキタイプも登場──NeoLAB「Neo smartpen A1」
ITmedia Mobile / 2024年5月4日 15時5分
-
ビジネスシーンに映える上質感。STALOGYのフラッグシップボールペンは細部までこだわり満載
&GP / 2024年4月24日 6時0分
-
大ベストセラーの「クルトガ」にメタル素材の軸を使用した高級モデルが登場!
&GP / 2024年4月17日 11時30分
-
「新サラサ」は細くて軽い3色ペン! 握って驚くスリムさの秘密は“常識破り”のスプリング位置にある
オールアバウト / 2024年4月11日 21時15分
-
シリーズ初の0.3mmもすごいけれど、新発売「フリクションシナジーノック」の開発者が“0.5mm”も推す訳
オールアバウト / 2024年4月9日 21時50分
ランキング
-
1「スナップえんどう」の筋取りが、お家にあるアレを使うだけで簡単キレイに!驚きのアイデアに「目からウロコ」「見ていて気持ち良いー!」
まいどなニュース / 2024年5月6日 15時45分
-
2親を扶養に入れるメリット・デメリットを確認してみよう
マイナビニュース / 2024年5月7日 11時2分
-
3クルマのホイール「アルミ」と「スチール」どっちがいい? 足元を支える“重要パーツ”のメリット・デメリットとは?
くるまのニュース / 2024年5月7日 17時40分
-
4「サプリメント同士」の“のみ合わせ”リスク もっとも注意すべきは「同じような効果のものを何種類ものむ」ケース
NEWSポストセブン / 2024年5月7日 16時15分
-
5死者をデジタルで復活させる「故人AI」が海外で急速に普及 「悲しみに暮れる人の社会復帰を妨げる」という懸念も
NEWSポストセブン / 2024年5月7日 7時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください