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100均からミルスペックまで!iPhoneの防水ケース5つを試してみた

&GP / 2017年8月11日 22時0分

100均からミルスペックまで!iPhoneの防水ケース5つを試してみた

100均からミルスペックまで!iPhoneの防水ケース5つを試してみた

夏といえば海水浴やプールの季節。最近のiPhoneは防水対応ではあるものの、性能テストはあくまでも「真水」で行われているのをご存じですか? お風呂の湯気などが原因で故障した場合ですら「保証の対象外」となっているので、海辺やプールでも防水ケースの使用は欠かせません。

とはいえ、「iPhone 防水ケース」で検索すると、選び切れないほどの膨大な数の防水ケースがヒットします。そこで、筆者おすすめの5つの防水ケースを使い勝手とともに紹介したいと思います。
 

■100円でも十分使える「防水スマホケース」

最初に紹介するのが、100円均一のダイソーとフリューが運営する『GIRLS’TREND研究所』がコラボした「防水スマホケース」。値段はもちろん100円(税抜)です。

カラーは3色あり、女性向けのかわいらしいデザインだけでなく、男性も抵抗なく使えるものも揃っています。

ストッパーのレバーを上げるとロックが外れるので、中にiPhoneを収納しましょう。今回はiPhone 7を使用しましたが、iPhone 7 Plusでも入る大きめサイズです。

水中でなければこの状態ですべての操作が可能です。iPhone 7/7 Plusの場合はホームボタンが反応しないので、あらかじめ「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「AssistiveTouch」をオンにしておいてください。これは大半の防水ケースに共通しています。

残念ながら、このケースは背面カメラでの撮影はできず、インカメラでの撮影にのみ使えます。しかし、水辺で使用することを考えて購入するなら、かなりコスパの高いアイテムといえるでしょう。

 

■水深50メートルでもOKな「U-Fix Pack」

筆者が先日、海に行くときに個人的に購入したのがこちらの「U-Fix Pack」です。「楽天市場」にて1380円で購入しました。韓国メーカーのもののようです。

こちらは6インチ以下のスマホ用のケースですが、さらに大画面のスマホが入るタイプもあります。

両端のストッパーを上げてスライドすると、ストッパーが外れる仕様で、ストッパーとケースは完全に分離します。

こちらは背面カメラ部分が透明になっているので、ケースに入れたままの写真撮影もできます。防水性能はIPX8で、最大50メートルまでの水中での使用が可能なのだとか。また、中にしっかり空気を入れておけば、万が一スマホを水の中で落とした際に、ケースが浮かぶようになっています。

ただし、こちらも水中では操作できません。カメラを起動した状態で水中に入り、側面の音量ボタンでシャッターを切るようにしましょう。とはいえ、側面のボタンはケースの淵が邪魔になって押しにくいので、水中写真を撮るにはコツが必要です。事前にお風呂などで練習しておくと安心かもしれません。
 

■小銭を入れても水に浮かぶ「DIVAID」

iPhoneと小銭を一緒に持ち歩きたいときにおすすめなのが、Hameeの「DIVAID」という防水スマホケース。

5.8インチまでのスマホが収納できるケースで、水深20mで約30分間耐えられるIP68相当の防水・防塵性能を備えています。ネックストラップだけでなくカラビナも付属するので、さまざまなスタイルで持ち歩けるのも魅力です。

最大の特徴は、水に浮かぶフローティング機能。エアクッション入りなので、約300グラムまで水に浮かびます。iPhoneと一緒に小銭を何枚か入れても浮かぶので、手ぶらでうろうろしたいときに便利ですね。

こちらも背面カメラ部分が透明になっているので、ケースを装着したままでの写真撮影が可能です。水中での撮影時は音量ボタンでシャッターを切りますが、ケースに厚みがあるぶん、押しにくい印象も受けました。水面で遊びながら写真を撮るのには良さそうなケースです。

>> Hamee「DOVAID」

 

■普段使いもOKな「LIFEPROOF nuud for iPhone 7 Case」

岩場での落下なども心配な人は、LIFEPROOFの「LIFEPROOF nuud for iPhone 7 Case」がおすすめ。価格は少しお高い1万1858円ですが、ポーチタイプよりもしっかりホールドしてくれるのがポイントです。

このケースは液晶画面を直接タッチできるようになっており、液晶画面と指を隔てるものがないので、よりスムーズな操作とクリアな画面が楽しめます。指紋センサーも反応するので、これなら普段使いのケースにもできそうです。

IP68の防水性能は、水深2メートルまで使用可能。防水ケースとしては薄型でありながら、耐衝撃性能はアメリカの軍用規格である「MILスペック」の落下試験をクリアしており、高さ2メートルからの落下時にも安心です。

こちらも水中での画面操作はできないものの、ケースが本体にフィットしているので音量ボタンが押しやすくなっています。音量ボタンの押し心地は少し硬いものの、水中撮影に向いたケースといえるでしょう。

>> 「LIFEPROOF nuud for iPhone 7 Case」
 

■耐衝撃性で選ぶなら「Catalyst Case for iPhone 7」

もうひとつ、耐衝撃性を重視する人に向くのが、トリニティの「Catalyst Case for iPhone 7」です。価格は1万1200円となっています。

スペックは、IP68で水深10メートルまで完全防水、2メートルの耐衝撃プロテクション、指紋センサーの操作が可能など、LIFEPROOFの防水ケースに近いものがあります。

さらにこちらのモデルは、タッチスクリーン対応の一体型前面フィルムでディスプレイがカバーされています。

シャッターを切る際に音量ボタンを押すには少し力が必要なものの、ハードコートで傷から保護されている光学カメラレンズで、歪みのない写真を撮影できます。

>> 「Catalyst Case for iPhone 7」

 

■実際に海で防水ケースを使ってみると…

今回、初めてシュノーケリング中に防水ケースを使ってiPhoneで写真を撮ろうとしたのですが、水中で画面上のシャッターボタンのタッチ操作ができないことを忘れていたので写真は撮れず……。カメラアプリを起動したまま水に入り、水中では音量ボタンでシャッターを切るのをみなさんは忘れないでくださいね!

せっかくの奄美大島の海の水中写真が撮れなくて残念ですが、しっかり目に焼き付けたのでよしとします。

スマホで水中写真を撮るには手ブレがしやすくなってしまうことや、誤作動しやすいこと、密閉されたケースに入っているので本体が熱くなることなどを踏まえると、やはりきれいな水中写真を撮るには防水デジカメが欠かせないようです。

とはいえ、わざわざカメラを買うのは悩ましいのも事実。“水辺”で楽しそうな写真を撮るのであれば、やっぱり防水ケースをひとつは持っておきましょう!

 

(取材・文/今西絢美

いまにしあやみ/エディター、ライター いまにしあやみ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。

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