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広角 or 望遠? ZenFone 4/4 Proの違いはデュアルカメラの機能にあり

&GP / 2017年8月18日 21時0分

広角 or 望遠? ZenFone 4/4 Proの違いはデュアルカメラの機能にあり

広角 or 望遠? ZenFone 4/4 Proの違いはデュアルカメラの機能にあり

ASUSは8月17日、台湾にてZenFoneシリーズの新モデルをグローバル向けに発表しました。発表されたのは「ZenFone 4」「ZenFone 4 Pro」「ZenFone 4 Max Pro」「ZenFone 4 Selfie」「ZenFone 4 Selfie Pro」の5機種。ディスプレイは5.5型に統一されており、どの機種も背面または前面にデュアルカメラを搭載しています。

本記事では「ZenFone 4(写真左)」と「ZenFone 4 Pro(写真右)」に絞り、その特徴を紹介します。なお、これらの機種の日本国内での発売については、まだ明らかにされていません。

■ZenFone 4

「ZenFone 4(ZE554KL)」は5.5型モデルで、ディスプレイ解像度はフルHD。ガラス&メタルのユニボディデザインとなっており、両面に2.5DのGorilla Glassを使用しています。また、ディスプレイ下部に搭載されたホームボタンは、指紋センサーを兼ねる仕様。コネクターにはUSB Type-Cを採用します。CPUはSnapdragon 660または630、GPUはAdreno 512を搭載。RAM/ROMはそれぞれ6GB/64GBです。価格は399米ドル(約4万4000円、税抜・以下同)。

同機は背面にデュアルカメラを搭載。1200万画素/F1.9/画角83°のメインカメラと、800万画素/F2.2/画角120°の広角カメラとなっており、センサーはメインカメラがSonyのIMX362(pixel size:1.4μm)、広角カメラがOmnivision 8856(pixel size:1.12μm)を使用。RAW形式の撮影が可能です。ちなみに同機のカメラ部はフラットになっており、突起はありません。

特にメインカメラでは、4軸の光学手ぶれ補正をサポート。明るいレンズ+大きなセンサーサイズ+光学手ぶれ補正により、一般的なスマホに比べ「5倍明るい撮影」が行えると表現されました。また、デュアルピクセルセンサーを活用した像面位相差オートフォーカスにより、フォーカス速度は0.03秒を実現しています。さらに、超解像モード(Super Resolution Mode)を使用することで、4800万画素相当の高解像度画像を合成できることもポイント。A4サイズよりも大きな印刷に耐えるノイズの少ない写真が可能となります。

フルHD画質の動画撮影については、3軸電子式手ぶれ補正をサポート。加えて、4K・30fpsの動画撮影や、タイムラプスビデオ、GIFアニメ動画の撮影 なども可能です。

▲広角カメラへの切り替えイメージ

 

広角カメラを使った撮影は、カメラアプリ上のボタンをタップすることで、切り替え可能。メインカメラの画角には収まりきらないアングルで撮影を楽しめます。

マニュアル撮影機能(プロモード)が行えることも特徴。露光やシャッタースピード、ISO感度などを自由に調整できます。最大32秒のスローシャッターが可能なので、星空などの夜間撮影にも対応できるとのこと。

ちなみに、前面カメラは、800万画素/F2.0/画角84°となっています。美肌加工などが行える「ビューティーモード」も搭載。

オーディオについては、デュアルスピーカーを搭載。オーディオウィザードアプリのイコライザー機能を用いれば、6つの周波数帯で音質をカスタマイズできます。24-bit/96kHzまたは192Hzのハイレゾオーディオにも対応。また、DTS Headphone:X 7.1 Virtual Surroundもサポートし、ヘッドホンを使えば映画をより臨場感のある音で楽しめます。

「ZEN UI 4.0」で新たに搭載された機能としては「Twin Apps」がユニークです。これは、Facebookのようなアプリアイコンについて、2つ目のコピーを作れるというもの。同機能を活用することで、複数アプリを管理するユーザーは、同時に複数アカウントでログインした状態を維持できるようになります。

 

■ZenFone 4 Pro

「ZenFone 4 Pro(ZS551KL)」も5.5型モデルで、ディスプレイ解像度はフルHD。2.5DのGorilla Glassを使っていることや、ディスプレイ下部に指紋センサーを兼ねたホームボタンがあること、USB Type-Cを採用することなどはZenFone 4と同様です。しかし、CPUには、ハイエンドモデル向けのSnapdragon 835を、GPUはAdreno 540を搭載します。RAMはZenFone 4と同じく6GBですが、ROMは倍の128GBです。価格は599米ドル(約6万6000円)となります。

同機も背面にデュアルカメラを搭載しますが、2つ目のカメラが広角ではなく、望遠であることがZenFone 4とは異なる点です。メインカメラは1200万画素/F1.7/画角83°、望遠カメラが1600万画素/F2.6/画角47°となります。センサーはそれぞれSony IMX362(pixel size:1.4μm)、Sony IMX351(pixel size:1.00μm)。

望遠カメラに切り替えることで光学2倍相当のズームが可能。デジタルズームと合わせて最大10倍までのズームが行えます。カメラアプリのUIではボタンをタッチすることで、1倍、2倍、5倍を素早く切り替えられる仕組み。その他の倍率はスライダやピンチアウトの操作で微調整できます。また、背景をぼかせる「ポートレートモード」も使用可能。

▲ズーム操作のイメージ

先述のZenFone 4が「5倍明るく撮れる」と表現されたのに対し、Proは「8倍明るく撮れる」とのこと。F値とセンサーサイズの違いに加えて、イメージプロセッサーの「ASUS SuperPixel Engine」が貢献しています。

その他、フルHD動画撮影時の手ぶれ補正についても、ZenFone 4が3軸だったのに対し、Proでは4軸の電子式手ぶれ補正を採用している点が異なります。

ちなみに、フロントカメラは800万画素/F1.9/画角88°となっており、画素数こそZenFone 4と同じですが、より明るく、少し広角に撮影できます。

※ ※ ※

広角カメラに切り替えて撮影できる「ZenFone 4」か、それとも最大10倍ズームに対応した「ZenFone 4 Pro」かーー。従来のZenFoneシリーズはすでに国内でもMVNOが格安SIMとのセット販売で多様なバリエーションを展開していますが、今回発表されたモデルからは、一体どのモデルが販売されるのでしょうか。

 

(取材・文/井上 晃

いのうえあきら/ライター

いのうえあきら/ライター

スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。編集プロダクション「ゴーズ」所属。

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