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世界のアートを旅するアプリ「Google Arts & Culture」がスゴい!

&GP / 2017年8月24日 7時0分

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世界のアートを旅するアプリ「Google Arts & Culture」がスゴい!

暑くて出かけるのが億劫だ、天気が悪いから出かけたくない――そんなときにおすすめしたいのが、世界中のアート作品を楽しめるアプリ「Google Arts & Culture」。有名な作品は美術館に足を運んでも一目見るのに大行列もしばしば。しかし、このアプリを使えば、家に居ながらGoogleマップのストリートビュー機能を活用して世界中の美術作品が見られます。

美術館に行きたいけど時間がない人も、美術品に興味があるけどわざわざ行くほどでもないという人も、暑さをしのいでアートの旅に出かけてみませんか。

 

■Google Arts & Cultureとは?

Google Arts & Cultureは、世界中の芸術作品を検索・閲覧ができるGoogleのアプリです。

キーワード検索のほかにも、作品に使われる素材や技法、歴史上の出来事などからも作品を検索できるので、自分の興味がある入り口から探せる楽しさがあります。

ストリートビューを使って美術館や博物館だけでなく、ストーンヘンジなどの自然の中にある作品を立体的に見られるのもGoogleのアプリならではの魅力です。

 

■さまざまな検索方法に対応

Googleといえば検索。筆者も何か知りたいことがあればすぐにググっています。そんな検索の強みを生かした検索機能がこのアプリの楽しさのひとつです。

 

(1) キーワード検索

まずは基本的な「キーワード検索」を使って「ゴッホ」を検索してみました。

右上にある虫メガネアイコンをタップして「ゴッホ」と入力すると、ゴッホの作品一覧が表示されます。作品だけでなくアーティストについての説明もあるので、人物像を知りながら閲覧できて一石二鳥です。

 

(2) 素材や技法で検索

アート作品を美術館で見るにしても、特定の素材や技法に限定して作品を観ることは難しいでしょう。しかしこのアプリではインク、布、金属、油絵など素材や技法で絞って検索できます。

アート自体に興味がなくても、好きな素材からお気に入りの作品を見つけるきっかけになりそうです。

 

(3) 色で検索

そして最後の検索方法はなんと「色」。無数にある作品を色で分けて検索しようとは驚きです。

色別に見たら「この国のこの年代はこの色が多く使われている!」なんて発見もありそうです。

 

■作品の隅々までズームできる

美術館で作品を間近で見たいと思っても、近づける距離が決まっていたり、ガラスケースに入っていたりして、詳細をじっくり見ることがなかなかできません。しかし、アプリを使えば、作品を最大100%ズームができ、細部を隅々まで見られるんです。

普段なら絶対に見ることができない、年月を経た作品のしわや油絵具のひとつひとつの筆の動きが観察できます。

モネの作品「ジヴェルニーの積みわら、夕日」をズームしてみました。まずはズーム50%。油絵の筆致が見て取れます。

次にズーム100%。絵に刻まれたひとつひとつのしわを見るなんて、アプリでなければできません。また、人が多く描写されている絵なら、ひとりひとりの表情を詳しく見ることもできます。

 

■「Google Cardboard」で360度アートを体感できる

Googleマップで使われているストリートビューで、美術館に展示されているアート作品や海外の遺跡群などを楽しめるのに加えて、「Google Cardboard」を使った360度のバーチャルリアリティツアーに出かけることもできます。

▲Google Cardboardにスマホを装着して楽しむ

「Google Cardboard」は、Googleが展開するVRのヘッドセット。公式サイトから仕様書をダウンロードして段ボールなどで自作したり、製品版を1000円~2000円で安価に購入したりして入手ができます。VRの360度バーチャルアート体験がアプリで簡単に楽しめます。

ストリートビューの機能はGoogleマップでよく知っているという人も、初めて出会う作品からその土地へトリップする楽しさにはハマるかもしれませんよ。

 

■<○○×Art>でファッションも日本文化もアートに

紹介した機能以外にも、歴史や文化などに関するさまざまなコンテンツを紹介するページもあります。

ファッションでは、ハリウッド黄金時代に活躍したオードリーヘップバーンの物語から、現代の若者のストリートファッションの記録までを網羅しています。さまざまなファッション×アートの歴史を読み解くことができ、ファッションに興味がある人はより一層楽しめます。

日本の文化では、工芸品や着物、花火や寿司など、日本の匠の技を紹介しており、身近な日本文化をアートという切り口で再発見できるのも魅力のひとつです。

*  *  *

「Google Arts & Culture」アプリはさらに進化を遂げて、近年話題のVRに対応した「Google Arts & Culture VR」も登場しています。こちらはAndroid対応で、専用のヘッドセットが必要になります。ITが進むにつれて、Technology×Artの可能性も広がり、今後ますます盛り上がりに期待できそうです。

芸術の秋に向けて、一足先にアートを楽しんでみてはいかがでしょうか。

>> Google Arts & Culture

 

(取材・文/中川美紗

なかがわみさ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」に所属。「旅」と「アート」が大好き。情報が目まぐるしくアップデートされるスマホやウェブサービスに立ち向かいながら、webメディアを中心に記事を執筆中。

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