1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. モバイル・アプリ

「Galaxy Note8」って実際どうなの? サクッと読める開発者インタビュー

&GP / 2017年10月4日 22時0分

「Galaxy Note8」って実際どうなの? サクッと読める開発者インタビュー

「Galaxy Note8」って実際どうなの? サクッと読める開発者インタビュー

サムスン電子は8月23日、ニューヨークでGalaxy UNPACKEDを開催。スタイラスペンを内蔵するNoteシリーズの最新機「Galaxy Note8」を発表しました。同機は9月15日より各国で販売が開始されていますが、日本国内での取り扱いについては、未だ明かされていません。今回は、韓国にあるサムスン電子本社にて、開発者にインタビューする機会を得ましたので、その模様をお届けします。

■Note8の魅力は「画面」「カメラ」「S Pen」の3つ

▲Galaxy Note8

Galaxy Note8で注目したいポイントは、3つ。ひとつは6.3インチ、Quad HD+のSuper AMOLEDディスプレイ。国内でも既に発売されている「Galaxy S8/S8+」と同じく18.5:9という比率を採用した縦長のディスプレイを搭載。同社はこれを「インフィニティディスプレイ」と呼びます。

▲ゲームしたら迫力満点なディスプレイ

Note8では、「App Pair」という新機能が追加されたました。普段使うアプリをマルチウィンドウで同時に表示できます。例えば、実際に車を乗るときには、ナビゲーションアプリとミュージックを一気に起動可能です。

▲デュアルカメラを搭載

ふたつ目は同社初となるデュアルカメラ。それぞれのカメラがOIS(光学手振れ補正)に対応し、ブレのないズームを可能にしています。「Live Focus」という新機能も追加されていて、背景をぼかした写真を撮影できます。また、「Dual Capture」という機能もユニーク。背景をぼかした撮影をしつつ、同時に広角レンズでの通常撮影画像を保存できます。

▲本体にペンが内蔵されている

3つ目は内蔵スタイラスペンの「S Pen」です。4096段階の筆圧感知に対応し、ペン自体も防水・防塵。筆者も現地の店頭のデモで体験しましたが、画面を霧吹きで濡らした状態でもペンを使って滑らかに描画できました。

新機能として「Live Message」が搭載されました。これはS Penで描いた軌跡がGIFアニメとして保存されるというもの。オリジナルのスタンプとして共有できます。撮影した写真の上に書き込んでもOKです。

そのほか「Screen off Memo」や「翻訳」機能なども強化されていて、S Penの活用方法がより柔軟になっています。そのほかの詳細については、こちらの速報記事にてご確認ください。

 

■開発者インタビューの一問一答

今回は、サムスン電子 グローバル商品規格グループ Senior Professional、ソ・ジンさんがグループインタビューに応じてくれました。以下、その一部を一問一答形式で簡潔にご紹介します。

▲ソ・ジンさん

 

バッテリーに関する安全性をユーザーに向けてどのように提示していくのか?

サムスン電子としては、8つのポイントで、バッテリーの安全性の検査を実施しています。具体的には、(1)耐久性のテスト、(2)バッテリーの外観検査、(3)X線による内部テスト、(4)充放電の検査、(5)漏液が発生していないかどうかの確認、(6)絶縁テープの付着状況の確認、(7)使用状況下での試験、(8)常温状態での電安変化の確認、です。なお、YouTubeの動画でもこれらの取り組みが公開されています。

「S8+」が出たことでNote 8を”ファブレット”として選ぶ意義が減ると思うが、購買層は変化すると考えている?

サイズは近いが、S8+とNoteの顧客には(デザインなどの好みも含めて)差があると思っています。Noteシリーズはプロダクティビティとクリエイティビティに重点を落いています。

カラーに白や赤がない理由は?

通常、内部テストや消費者リサーチを行なって、モデル別に最適なカラーを選択しています。今回もその順序を踏みました。追加的に一部の国についてピンクなどを追加したこともあります。

このタイミングでデュアルカメラを採用した理由は?

Galaxyのカメラは明るいレンズやデュアルピクセルセンサーなどを先行して搭載し、画質を大幅に改善してきました。しかし、消費者としてはズームやポートレイト撮影などのニーズが出てきている事が分かったので、Note8では、デュアルカメラを搭載し、こうしたエクスペリエンスを提供しようと考えました。

iPhone Xはセンサーを複合的に活用して強固な顔認証を搭載した。Samsungとしての方向性は?

Galaxyの顔認証は利便性を優先しているので、iPhone Xのそれとは考え方が異なります。Galaxyのセキュリティ機能としては、強固な順から虹彩認証、指紋認証、顔認証となる。金融関連の認証など、危険だと思えるものには、顔認証は使えないようになっています。

*  *  *

Note8は、大画面、デュアルカメラなど、流行りを堅実に抑えてきたことで万能な端末に仕上がっています。そして、S Penが使えるのは、Noteシリーズのみの魅力です。

気になるバッテリーも、前モデルの反省もしっかり活かし、徹底して対策が施されている模様。むしろ他メーカーの製品より安心して使えるかもしれませんね。

とはいえ国内発売は未定。Noteファンの皆さんは今後も動向に注目です。

>> Galaxy

 

(取材・文/井上 晃

いのうえあきら/ライター いのうえあきら/ライター

スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。編集プロダクション「ゴーズ」所属。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください