レンタカーからdTVチャンネルまで!ドコモから新サービスが続々登場!
&GP / 2017年10月19日 18時0分
レンタカーからdTVチャンネルまで!ドコモから新サービスが続々登場!
NTTドコモは10月18日、2017年から2018年に提供を開始する新サービスを発表しました。新たに提供予定なのは、個人間で車をシェアできる「dカーシェア」や、月額780円で30種類以上の専門チャンネルがスマホで視聴できる「dTVチャンネル」などの4サービス。
とくに注目の高いふたつのサービスを中心に紹介していきましょう。
①dカーシェア
「dカーシェア」とは、カーシェアリングサービスやレンタカーサービスがアプリを通して利用できるだけでなく、個人が所有する自動車のレンタルも行えるサービスです。「カーシェアリングサービス」ではオリックスカーシェアが、「レンタカーサービス」ではトヨタレンタカーやニッポンレンタカーなど7社が利用できます。
「カーシェアリングサービス」は、サービス開始当初は利用できるのがオリックスのみです。しかし2018年度上期には、三井不動産リアルティの「カレコ・カーシェアリングクラブ」や、名鉄協商の「カリテコ」の利用を目指して提携事業者を拡大していくとのこと。
そして独自のサービスとなるのが、個人間で車の貸し借りを行う「マイカーシェア」。
「マイカーシェア」では、貸し手と借り手は「dカーシェア」のアプリ上でやりとりを行い、受け渡しの場所と日時を指定し、予約・決済をします。決済方法は、クレジットカード決済かケータイ払いかを選択でき、100円(税抜)ごとに「dポイント」が1ポイント貯まります。また、貯めたdポイントで支払うことも可能。月額利用料は無料です。
なお、利用するには登録が必要となり、貸し手は車検証が、借り手は免許証の提示やマイカーシェアで案内される1日保険への加入が必須です。
「個人間で車の貸し出しをするのは不安や抵抗がある」という意見もありそうですが、貸し手、借り手のお互いが評価をするシステムが導入されるので、そこが安心材料になりそうです。
レンタル料は、車種や走行距離などから貸し手が設定しますが、上限は決められているため、法外な料金設定にはならないようになっています。例えばコンパクトカーなら数千円と、レンタカーと似たような価格帯になりそうです。
貸し手のメリットは、収入により車の維持費の節約ができること。借り手にとってはレンタカー屋で手続きをする手間が省けたり、種類によってはレンタカーよりも安い料金で利用できたりと、双方にとってメリットがあります。
吉澤社長は、「dカーシェアで、さらなるシェアリングエコノミーを発展させていきたい」と語っていました。
車両の登録は11月8日から開始予定。実際にレンタルの予約と利用ができるのは12月7日からの予定となります。
②dTVチャンネルとひかりTV for docomo
「dTVチャンネル」は、月額780円で専用チャンネルがスマホで見放題の動画配信サービス。加えて、自宅のテレビで楽しめる映像配信サービスの「ひかりTV」も2018年春より提供開始予定です。
▼dTVチャンネル
「dTVチャンネル」では、「ソニー・チャンネル」や「ディズニージュニア ライト」「ナショナルジオグラフィックヒストリー」など、さまざまなジャンルから約30種類の専門チャンネルを視聴できます。
見逃し配信サービスがあるため、見逃しの心配はありません。また、別売りの「ドコモテレビターミナル」を使えば、スマホで視聴していた番組の続きを自宅のテレビで楽しめます。
ドコモ回線のユーザーなら月額780円。さらに、セット割なら月額980円で利用できます。
▼ひかりTV for docomo
「ひかりTV for docomo」は、自宅のテレビで視聴できる専用チャンネルと、オンデマンド映像配信を組み合わせた映像配信サービスです。4K/HDRとDolby Visionに対応します。
視聴できる番組は、「ひかりTV」と「dTV」のコンテンツを合わせた50以上の専門チャンネルと、約16万本のビデオオンデマンド。FOXやザ・シネマ、ディズニーチャンネルなど映画やドラマなどの専門チャンネルが見放題のほか、地上/BSデジタル放送も視聴できます。
また、ひかりTV for docomoを契約していれば、dTVとdTVチャンネルも追加料金なしで利用可能です。
料金は、ドコモ回線ユーザーでは月額3500円ですが、2年割りで2500円となります。ドコモ回線のユーザー以外では、月額4000円です。
また、2年契約で「ひかりTV for docomo」(月額2500円)と「DAZN for docomo」(月額980円)を契約すれば、セット割として200円割引され、通常3480円のところ3280円で利用できます。
なお、利用には、フレッツ系のFTTHと、2018年1月提供予定の「ドコモテレビターミナル」が必要です。
▼ドコモテレビターミナル
「ドコモテレビターミナル」は、新サービスの「dTVチャンネル」や「ひかりTV for docomo」などに対応したファーウェイ製の専用チューナ/STB。Android TVを搭載し、以前から提供しているdTVやdアニメストア、DAZN for docomoにも対応します。USB2.0端子とUSB3.0端子を備え、BluetoothやWi-Fiもサポート。
フレッツ網の光回線を利用した地デジやBSデジタル受信にも対応します。利用には、ユーザーを5人まで登録でき、各ユーザーの好みに合った作品をおすすめするレコメンド機能も搭載。4K/HDRにも対応しており、dTVやひかりTVの4K/HDRチャンネルが視聴できます。
また、外付けHDDを「ドコモテレビターミナル」に接続すれば、録画もできます。トリプルチューナー搭載のため、外付けHDDに録画しながらの視聴も可能。専用アプリを使えば、外出先からのリモート視聴や録画予約も行えます。
CPUはクアッドコアの2.0GHzで、メモリは3GB、ストレージメモリは16GBを備えます。サイズは、幅107×奥行107×高さ26mmで、重さは190g台。Google PlayやGoogle Castにも対応。
「ドコモテレビターミナル」は、2018年1月より提供予定で、価格は未定です。
■その他サービス
「おはなしメモ」は、通話した際に自分が話した内容を自動でテキスト化するAndroid向けのサービス。まずはトライアルとして、無料で提供されます。
ユーザー自身が話した内容がテキスト化され、通話後に表示されます。メールなどのアプリとも連携ができ、ほかの人との情報共有も簡単にできます。
通話中に手がふさがっていてメモができない状況のときに、相手が話した“時間”や“電話番号”など大事なキーワードを復唱すれば、あとからメモを確認できるので、電話の利用が多いビジネスパーソンにはとくに役立ちそうです。
ほかにも今秋から、音声で操作してラジオをつけたり、音楽を再生したり、外出先の家族にメッセージを送信したりできる「しゃべってコンシェル」と「おしゃべりアプリ」というふたつのサービスを提供開始予定。2018年春には、さらに進化した対話で利用できる「AIエージェントサービス」の提供を開始する予定です。
新たなサービスがぞくぞくと発表され、提供されるサービスの範囲がますます広がっていくスマホ市場。今後どのようなサービスが出てくるのか目が離せません。
>> NTTドコモ
(取材・文/中川美紗)
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