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アレンジ幅が広い!「ポータブルお茶ミル」の使い方と楽しみ方

&GP / 2017年10月29日 12時0分

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アレンジ幅が広い!「ポータブルお茶ミル」の使い方と楽しみ方

熱々のお茶が恋しい季節になりました。体を温めるのはもちろん、お手軽なビタミン補給源としても重宝するお茶ですが、いちいち急須で淹れるのは面倒ですよね。

ポータブルお茶ミルSururu(するる)は、茶葉を粉末にできるアイテム。茶葉を入れてハンドルをグルグル回すだけで粉茶を作れます。挽きたてのお茶の香りと味を楽しめる上、茶殻ゴミも出ない! 早速活用してみることにしました。

■ポイントは石臼型セラミック刃

ポータブルお茶ミルSururu(するる)(以下、Sururu)の本体はプラスチック製(ABS樹脂)で、片手に収まるサイズ(幅64×奥行60×高さ108mm:ハンドル収納時)。同梱の「お茶レシピ」には、Sururuで挽いたお茶の料理5品が紹介されています。

▲Sururu本体(中央)、付属の取扱い説明書(左)、お茶レシピ(右)

Sururuの特長のひとつが “石臼型セラミック刃”。この刃によって風味を損なわずにお茶を挽くことができるのだそうです。

▲Sururuを分解してみた

筒状の本体から向かって右横の半透明のフタは挽いた粉末の受け皿となり、粉末投入口はスライド開閉できます。その右横は、本体下のキャップです。手前の左端にある白いドーナツ型の部品は上フタで、本体の中央についている六角形のシャフトを通し、リング型のハンドルを取り付けます。ハンドル右横に置かれた手裏剣型のネジは、石臼型セラミック刃の重なり具合を調整してお茶を挽くときの粗さを変えることができます。そして、手前右端にある2つの円盤が石臼型セラミック刃です。

▲石臼型セラミック刃を拡大!

石臼型セラミック刃の中央から外へ向かって刃の溝が細かくなっているのが見えますか? これでさらさらの細かい粉末が挽き上がるというわけです。セラミック製なので錆びることもイヤな臭いがつくこともなく、お茶の繊細な香りを楽しめそうです。

■実際にお茶を挽いてみよう

では、Sururuを使って茶葉を挽いてみます。

(1)茶葉を本体に入れる
ティースプーン1杯分の緑茶葉を入れました。茶葉を入れる前に、半透明の受け皿が閉まっているかチェックしてください。開いていると、挽いているときに下のキャップにダダ漏れします。

(2)ハンドルを回す
上フタを閉め、六角形のシャフト先端部にハンドルを取り付けたらスルスルタイム。茶葉が入った状態のスルスルは、石臼を挽く音とよく似ていてハンドルを回す手にもわずかな抵抗を感じます。茶葉を挽き終わると、音は高めのスルスルに変わって手に感じていた抵抗も軽くなります。ドーナツ型のハンドルの軸とシャフト先端部の2カ所が回転するので、ハンドルを回すときは手首を柔らかく回せます。

▲スルスル、スリスリ

(3)振出部から粉末の緑茶を出す
スリスリ音が高くなり、手にかかっていた抵抗もなくなったら一旦、粉末になった緑茶を取り出してみます。スライド式の振出部を開けるとササーっと落ちてきました。中に残ったお茶は少し振れば出てきます。

▲スライドすると粉末の緑茶がササーッと出てくる

(4)できあがり

▲パウダー状になった茶葉

挽きたての緑茶。一部は粉になりきらず茎がそのまま出てきてしまいました。目の粗さを調整できる石臼型セラミック刃の取り付け具合が少し緩めだったかもしれません。気になる人は、もう少し細かい目になるように設定してもよいかも。

お湯や水にできあがった粉末を溶かせば、茶殻を出さずにお茶を作ることができます。急須で淹れるときよりも茶葉が少量で済みます。

茶殻の中には、抗酸化作用のあるビタミンEや食物繊維などが含まれています。お茶を粉末にして飲むことで、普段捨ててしまっている栄養素も丸ごと摂取できるのも嬉しいところです。

■粉末茶葉を実飲・実食

先ほど挽いた緑茶に加え、ほうじ茶も同様に粉末にして用意しました。

▲Sururuで挽いたほうじ茶(右)と緑茶(左)

沸かしたお湯を注いだのがこちらです。

▲ビックリするくらい濃い色のお茶になった

茶葉から抽出したお茶と違って色の濃いことと言ったら! 恐る恐る飲んでみましたが、見た目通りお茶の味をしっかり感じました。しかも、しっかり味なのに濃いゆえの苦さを感じることはなく、意外にもこれが飲みやすかったのは驚きでした。茶葉の栄養も丸ごと飲めて、しかもおいしい!

続いて、Sururuに付属の「お茶レシピ」を参考にして、粉末茶を使った料理に挑戦してみます。

●ほうじ茶ラテ
「お茶レシピ」には緑茶ラテが紹介されていましたが、カフェラテ風を狙ってほうじ茶を使ってみることに。

<材料>
牛乳(150cc)
ほうじ茶粉末(小さじ1)

▲ほうじ茶ラテ

ほんのり着色していて、見た目はほとんどホットミルク。顔を近づけると、ほわ~ぁっと立ち上る湯気の中にやさしいほうじ茶の香りを感じます。飲むとほのかにほうじ茶の味が。もっとほうじ茶感が欲しいというときは、少し粉末を増やしてもいいかもしれません。甘さが欲しい人は、お好みでハチミツや黒糖を入れてどうぞ!

●緑茶のノンオイルドレッシング
緑茶の粉末を使って、さっぱりしたドレッシングを試してみます。

<材料>
緑茶粉末(大さじ1/4)
昆布茶(大さじ1/2)
水(100cc)
塩・コショウ・レモン汁(少々)

▲緑茶のノンオイルドレッシング

材料を混ぜたら完成する簡単ノンオイルドレッシングです。昆布茶の風味が効いているものの、味見したときのお茶感はかなりストレート。根菜やパプリカなどの温野菜やトマトのカプレーゼと相性が良さそうです。

●緑茶の炊き込みご飯
緑茶の茶葉を使った茶飯は“食べるお茶”の王道。今回は麺つゆを使って簡単に味付けしました。

<材料>
米(3合)
緑茶粉末(大さじ2)
麺つゆ(大さじ1)
白ごま(大さじ2)

お米を研いで3合分の水を張ったら、緑茶と麺つゆを入れて炊くだけ。ごまは炊き上がってからパラパラとまぶします。

▲緑茶の炊き込みご飯

炊飯中から、お茶の香りがただよって食欲をそそりました。炊きあがって炊飯器のフタを開けたときの幸福感も自己最高スコアでした。炊き込みご飯の後方中央あたりにご飯のおこげ部分が見えるでしょうか? このおこげを食べた幸福感が炊き上がりの自己ベストをあっという間に更新し、現在、自己最高となっております。

●ちくわと緑茶の磯部揚げ風
今回の簡単レシピの中ではちょっと手間をかけた揚げ物。磯部揚げで衣に混ぜる青のり代わりに緑茶を使いました。

<材料>
ちくわ(4本)
緑茶粉末(大さじ1/2)
天ぷら粉(60g)
水(天ぷら粉の袋表示を参照)
サラダ油(揚げ用)

▲ちくわと緑茶の磯部揚げ風

天ぷら粉の袋に記載された割合で、天ぷら粉と水を混ぜ合わせて緑茶を加えた液を衣に使います。ちくわを衣液に浸して、中温(160~180度)の油で揚げたら完成。衣にほんのりお茶の香りを感じ、品良く仕上がりました。緑茶の粉末と適量の塩を混ぜた茶塩を添えていただきました。

お茶に含まれるカテキン、ビタミンC、ビタミンE、食物繊維を丸ごと摂取でき、ポータブルだからいつでもどこでも気軽にお茶することができるのがいいですね。ちなみに、茶葉は「酸素・湿気・光」によって劣化が早まるので粉にするときは、一気に大量保存しないのがポイントだそう。オフィスでサッと取り出してとスルスルお茶を挽くと、慌ただしい日々の中にホッと一息の余裕が生まれそうです。

>> ポータブルお茶ミルSururu[するる]

 

(取材・文/髙橋尚美)

たかはしなおみ/ライター
大手通信キャリア系列の出版社とニュースサイトで勤務後、夫のUターン転職で岐阜へ。2014年からフリーライター。主に食育、家事、育児、マネー、不動産の記事を執筆。3児の母で精神年齢は幼児並みの四十路。

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