象が踏んでも壊れない!最強の筆箱が謎のミリタリー化?
&GP / 2017年11月26日 10時0分
象が踏んでも壊れない!最強の筆箱が謎のミリタリー化?
40代以上の人なら一度は聞いたことがあるかもしれないこのフレーズ。
「像が踏んでも壊れない!」
なんて分かりやすい、そして強烈なインパクト。そう、このフレーズは、サンスター文具が発売する「アーム筆入」のCMで使われていたキャッチコピーです。
昭和40年に登場し、半世紀以上経った今でも実は現役バリバリで発売されているポリカーボネート製のシンプルな筆箱「アーム筆入」(864円)。そんな文具界のレジェンド的存在の筆箱が、まさかの進化?を遂げていたとは…。
ある週末、オシャレな雑貨やデザイン性の高い文具が並ぶお店で目に飛び込んできた、なんだかカッコいいパッケージ。何このリアル象さん。すんごく気になるんですけど…。
▲目にした時には気付かなかった、これまたカッコいい書体で書かれた“arm”の文字!
手に取るとまぁ軽い軽い。よーく見てみると“ARM PEN CASE”って書かれています。えっこれもしかして、あの「アーム筆入」ですか? ♪像が踏んでも壊れない♪で有名なあの筆箱なんですか? たしかに<Unbreakable for an elephant to step on>って書かれていますよ。えぇそのままですね…。
小さく開けられた窓からは、カーキ色が見えます。その横には小さく控えめに<Militaly color>。これってもしかして「アーム筆入」がミリタリーな感じでタクティカルになったってことですか? そんなこと言われたら欲しくなっちゃうじゃないですか。永遠の小学生男子たちのハートを確実にキャッチするキラーワード“ミリタリー”の罠に見事にハマり、結局購入してしまいました…。「アーム筆入ミリタリー」1296円也。ちと高いっす…。
帰宅早々パッケージから取り出すと“ド”が付くほどシンプルな「アーム筆入」が出てきました。もちろんそれだけです。いやむしろ気持ちがいい。清々しい。
▲余計な装飾一切なし! これぞ“ミリタリー”
フタを取ろうとするも、なんだかピッタリ閉まっていて開きません。ん? どうなってんだこれ? 実はこれまで、その存在は知っていたものの「アーム筆入」を使ったことがなかったため、しばし困る…。
▲なんか“PUSH”って書いてある…
そんな時、フタの両端に<PUSH>の文字を発見。さっそく押してみると、逆側が持ち上がりました。おぉテコの原理! やるじゃん「アーム筆入れ」!
▲開ける時は片側を押せばOK!
内部もシンプルです。いやホント、シンプル。そしてトレイ的なモノがあります。これで上下2層式になるってことですね。
さっそく愛用のフリクション4を入れてみました。間違っても消せるのにボールペンなフリクションは、おっちょこちょいな自分にはピッタリなんです。だから常にペンケースには入っています。
ちょいと太っちょなフリクション4をトレイの上に置いてみました…、が! これってフタ閉まらないよね…。
▲軸の太いペン類はトレイ使用時には厳しいかも…
▲トレイの下にも入れてみたが、ちょっとトレイが浮いちゃう…
▲トレイを使わなければ、太軸なボールペン類も余裕で入る
そこでようやく気付きました。そう、この「アーム筆入」、鉛筆の太さをベースに作られているんですよ。鉛筆であればかなりの本数、おそらく上下合わせて10本以上は入ることが分かります(すいません、鉛筆10本も持ってません…)。小学生向けですもんね。そりゃ当然です。
でもせっかくミリタリー化したんだから、ここはオトナの貫禄を見せたいところ。どや、こんな使い方! オトナだろう! と世の小学生男児たちに手本を見せつけたいので、オトナなツールたちを入れてみました。
▲ナイフとカッターとモンキースパナを入れてみた
おぉ、ちょっといいんじゃないの? ミリタリーなカーキ色に道具類はピッタリです。他にも小型ドライバーなど、小学生が入れて学校に持っていったら先生に叱られて取り上げられそうなあれやこれやも似合いそう。
なぜならこれは、象が踏んでも壊れない筆箱ならぬペンケース! “大人の男の道具箱”として使うのが正解なのかもしれません。
▲象が踏んでも壊れない? さすがに象はいないので大人の男が踏んでみた! うん、そうそう簡単には壊れそうもない…ぞ…、うん
ロングセラーのリプロダクト化。シンプルゆえに、使いみちはいろいろありそう。その昔、多くの小学生が持っていたギミック系筆箱とは対極にある「アーム筆入」だからこそできるワザなのかもしれません。見掛けた人はぜひひとつ、大人のオフィスデスクで活用してみてはいかがでしょうか。
(取材・文/&GP編集部 円道秀和)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
かつてない日本の文房具ワールドの超年代記!レトロ系も満載、特大ボリュームで贈るムック『日本文房具クロニクル』が辰巳出版より4月23日発売
PR TIMES / 2024年4月23日 11時15分
-
“手帳評論家”のかばんの中身。「ガラケーには失われた古代文明のようなロマンを感じる」
日刊SPA! / 2024年4月22日 15時51分
-
牡蠣、卵殻、帆立etc.身近な素材を使ったエコなメタルペンシルに注目!
&GP / 2024年4月18日 6時30分
-
シリーズ初の0.3mmもすごいけれど、新発売「フリクションシナジーノック」の開発者が“0.5mm”も推す訳
オールアバウト / 2024年4月9日 21時50分
-
無印良品に万年筆があったんだ! イラストレーターのレビューが145万再生突破「大人も持てるかわいさ」「これはほしいかも」
ねとらぼ / 2024年4月8日 9時30分
ランキング
-
167歳・月の年金7万円「年金制度を信用していなかった」女性の後悔
オールアバウト / 2024年5月5日 20時5分
-
2しゃぶしゃぶ食べ放題「しゃぶ葉」が好調。競合店から“圧倒的な大差”をつけるポイントとは
女子SPA! / 2024年5月3日 8時46分
-
3国民ブチギレ!? なぜ「13年」で”自動車税”高くなるのか 軽自動車は20%加算も!? 「やってらんない税」「税金安くしろよ」の声上がる 理不尽な重課措置の仕組みとは
くるまのニュース / 2024年5月3日 12時0分
-
4枯れたミントを畑に捨てたら…3年後に「地獄絵図」、 繁殖力に地主も後悔「土の総入れ替えしかない」
まいどなニュース / 2024年5月3日 7時10分
-
5元ラブホ従業員が語る裏話。モーニングの目玉焼きを「焼かずに提供する」理由は…
日刊SPA! / 2024年5月5日 8時54分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください