ワイモバイル、新Android One 4モデルやガラケーなどを発売へ
&GP / 2017年12月1日 7時30分
ワイモバイル、新Android One 4モデルやガラケーなどを発売へ
ワイモバイルは11月30日、今冬のラインナップを発表しました。Android Oneの新モデル4機種、タブレット2機種、フィーチャーフォン1機種が12月上旬より順次発売されます。
■Android Oneは、廉価な「S」と少しこだわる「X」
Android Oneは、最新のAndroid OSを利用でき、セキュリティのアップデートが保証されるスマホのブランドのこと(発売から24か月間に1回以上のOSメジャーアップデートを実施、セキュリティのアップデートは発売から3年間実施)。
ワイモバイルは従来より複数のラインナップを展開してきましたが、今回新たに「S3」「S4」「X2」「X3」の4モデルを追加しました。
価格はそれぞれ明らかになっていませんが、「S」シリーズは安さをウリにし、「X」シリーズはちょっとこだわりの機能を追加したラインナップです。ちなみに、どの機種もSIMロックはかかっているので留意しておきましょう。
▼「Android One S3」
2018年1月中旬以降発売予定
「S3」はシャープ製の5型モデル。同社ならではのIGZOディスプレイを搭載しており、画面の消費電力を抑えやすいのが特徴。IP5/8・IP6X相当の防水・防塵性能や、耐衝撃性も備えます。画面や指が水に濡れても、スムーズにタッチ操作が可能です。
カラーは「ターコイズ」「ピンク」「ネイビーブラック」「ホワイト」の4種を展開。背面はマットな質感で、表面に指紋が付きづらくなっています。
▼「Android One S4」
2018年2月上旬以降発売予定
「S4」は京セラ製の5型モデル。赤外線通信に対応しているので、ケータイから初めて乗り換える場合にも、データを引き継ぎやすいのがポイント。ストラップホールも付いています。
こちらもIPX5/7・IP5X相当防水・防塵に加え、耐衝撃性能を備えます。また、京セラ独自の高強度ディスプレイ「ハイブリッドシールド」を採用していて、画面割れのリスクも低減。グローブを付けながら、あるいは手が濡れていてもタッチ操作しやすいという特徴もあります。
カラーは「ホワイト」「ブラウンブラック」「ピンク」「ライトブルー」の4色展開。背面と側面のパーツが一体ではありません。敢えて大きくラウンドした背面にすることで、手に持ったときのフィット感を向上させているとのこと。
▼「Android One X2」
2017年12月7日発売予定
「X2」はHTC製の5.2型モデル。背面は非常に美しい光沢を持っていますが、ボディ自体は樹脂をベースに軽く仕上げられているのがポイントです。
機能面では、「U11」シリーズで搭載したグリップ操作「Edge Sense(エッジセンス)」を採用。端末下部側面をギュッとにぎることで、複数の操作が行えます。例えば、カメラアプリならセルフィーでシャッターアイコンをタッチしづらいシーンでも、撮影しやすくなっています。
なお、握り方は「短く握って素早く離す」と「ギューッと長く握り続ける」の2通り。アプリごとに、それぞれの操作が別のアクションに対応します。カメラだったら、短く握るとシャッターが切れて、長く握るとイン・アウトカメラの切り替え、といった具合。
こちらは「サファイアブルー」と「アイスホワイト」の2色を展開。IPX5/7・IP5X相当の防水・防塵性能を備え、おサイフもサポートします。
▼「Android One X3」
2018年1月下旬以降発売予定
「X3」は京セラ製の5.2型モデル。IPX5/7・IP5X相当の防水・防塵性能を備えるほか、赤外線通信、ワンセグ、おサイフもサポートする全部入り仕様となっています。
グローブや濡れた手でも操作しやすいこと、ストラップホールが付いていることなどは、同社が提供する「S4」と同様です。
一方、側面がメタルの質感になっているのは4機種のなかでは、X3のみの特徴です。カラーは「ホワイト」「ブラック」「ライトブルー」の3種を展開します。
■タブレットは10型と8型の2モデル
タブレットも2機種発表されました。10型モデルと8型モデルはそれぞれ使用シーンが異なってきます。
▼「Lenovo TAB4」
2018年3月上旬以降発売予定
まずは、片手で縦に持つにはちょっと大きい10型タブレット。IPX5/7・IP5X相当の防水・防塵性能を備えており、キッチンなどの水回りでも使用できます。
同梱のアンテナケーブルを接続して、テレビを観ることも可能。また、前面下部にある指紋センサーで、ロック解除などの操作が行えます。
▼「Mediapad M3 Lite S」
2018年3月上旬以降発売予定
続いて、片手でも支えやすい8型モデル。HUAWEIの「Mediapad M3」シリーズで、「Harman Kardon」による音響チューニングがウリの一つ。映像コンテンツを楽しむ際に、サウンドにもこだわりたい人におすすめです。
ちなみにこちらはワイモバイルで提供する「連携しよう」アプリの画面。先述のタブレット2機種を対応するスマホやケータイと接続し、連携機能を使えるようになります。例えば、通知をタブレットへ転送したり、閲覧していたサイトを引き継いだりすることが可能です。
■王道のフィーチャーフォンも見逃すなかれ
フィーチャーフォンも発表されています。防水・防塵、耐衝撃などをサポートするので、長期使用を想定する人にもおすすめ。
▼「DIGNO ケータイ2」
2017年12月7日発売予定
LINEが利用できたり、スマホ向けのウェブサイトを閲覧できたりするので、家族がスマホユーザーでも問題なし。また、IPX5/7・IP5X相当の防水・防塵性能を備えるので、水回りでの使用や、急な雨の際も安心して使えます。
事前に設定を行えば、動作を検知して、自動でアクションを切り替えくれる機能も搭載。例えば、目覚め後の歩行時に自動でアラームを解除したり、イヤホンを接続した際に、よく使用する機能を起動させたりできます。
カラーは「ブルー」「ホワイト」「ピンク」の3つを展開。背面にはサブディスプレイも搭載されています。
* * *
Android Oneを中心に堅実なラインナップを揃えてきたワイモバイル。奇抜な端末はないものの、完成度はどれも高く感じました。未だ明かされていない、各機種の価格が気になりますね。
また、スマホデビューを考える中学生~高校1年生をメインターゲットに18歳以下が対象となる「タダ学割」というキャンペーンも12月から実施されます。ご家族でお得に使いたい人はチェックしておきましょう。
>> ワイモバイル
(取材・文/井上 晃)
スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。編集プロダクション「ゴーズ」所属。
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