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【オフィス探訪】エイベックス新社屋ではソファやキャンプセットで仕事ができる!

&GP / 2017年12月8日 18時0分

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【オフィス探訪】エイベックス新社屋ではソファやキャンプセットで仕事ができる!

青山通りに面したエイベックスのビルは建て直しの大枠が10月に完了し、徐々に社員の引っ越しが行われていましたが、先日新たなオフィスが公開されました。

新たなエイベックスビルは「コミュニケーション・コラボレーションが起きる」「働きがいのある」「エンタテインメント企業ならではの機能を備えている」の3つのテーマを主軸にデザイン・設計された17階建ての建物になります。

▲建て替え前に毎年飾られていた青の飾り付けのクリスマスツリーも復活です

 

▲ 1階のエントランスを通り、2階のエントランスへとエスカレーターを上ると、高さ3.5mのブランドロゴ「a」型の立体モチーフが鎮座

特徴的なのが、従来型のオフィスとは全く異なる全席フリーアドレスの執務フロア。コワーキングスペースやレコーディングスタジオ・レッスンスタジオ・映像スタジオもあり、エンタテインメント業界における新しい働き方を実践できるオフィスを目指したそうです。 内装設計やデザインには複数の会社が関わり、フロアごとで違ったイメージでデザインされるというオフィスデザインでは珍しい試みも行われています。

実はもともとは、一般的なオフィスビルを予定していたものの、社長の松浦勝人氏が「社員数が300人ぐらいの時代の活気を取り戻したい」と考えたときに、まったく新しいオフィスにすることになったとか。なんとこれが、完成1年前のこと。

「エンタテインメント業界を取り囲む環境はここ数年で大きく変わっています。お客様にとってはめちゃくちゃ便利で、僕らにとっても新しい可能性もある。この変化に対応するには、組織をスピード感をもって進めたり、ひとりひとりが才能を発揮し、新しいイノベーションを起こす。これがなるべく起きやすい環境にしなくてはならない。社内外のアーティストなど、とにかくいろんな人と混ざり合って、コミュニケーションだったりコラボレーションを行い、そこから新たな事業がどんどん生まれてくる環境を作りたい」(エイベックス株式会社 グループ執行役員 加藤信介氏)

いったいどんなオフィスになったのか。フロアごとにチェックしてきました。

 

■人をだめにするソファやキャンプセットも選べるフリーアドレスオフィス

社員の執務フロアとなるのが、6階から15階。基本的なレイアウトはすべて同じですが、フロアごとに設置されている椅子やテーブルのデザインは統一されていません。各階ごとにテーマが設けられていて、「fun」「cool」など、デザインテーマも異なっています。

▲オフィスフロアの内装プロデュース・設計・構築は岡村製作所が担当。フロア中央にフロア数を書いた柱があるので、いま何階にいるのかはすぐにわかります

▲一部の壁はホワイトボードになっていて、軽い会議ならばすぐに開くことができます。

▲レイアウトだけでなく、椅子とテーブルの高さや質感など、バラエティに富んでいるので、自分にフィットする席を探したくなるかも?

なかでも、最も変化をもたせているのが11階。“Mad + Pure”をデザインテーマに、窓際にはsnow peakの焚火ができる「ジカロテーブル」とチェアなどキャンプ用品があるかと思えば、“人をダメにするソファ“という通称がある「yogibo」が置かれるなど、オフィスよりもリラックスするためのスペースのようなエリアもあり、フロア中央では説明会などを開くこともできます。

▲変わった席なら新たなアイデアも降ってくる?

▲11階は階段状の座席もあり、かなりの人数を集められる設計も

隣の人とコミュニケーションが広まるのはいいけれど、どうしても集中したい日もある。そんな人のために、10階にはその名も「集中エリア」が設けられているそうです。

個人や部署宛の郵便物や宅配便などは、すべて10階のビジネスサポートに集約。配達の連絡などはITを活用して便利に変更していく予定。パソコンや携帯端末の貸し出しを行うPCサポート、旅券の申請・発券ができる旅行ユニット。そのほか、個人の持ち物はすべて各フロアに設置されている個人のロッカーに入れ、コート類は奥の専用スペースに収納。

▲コート類を掛けるスペースの囲いは黒板になっていて、フロアによって違う絵が描かれていた。なぜかお正月仕様…マスコミ業界らしく先取り?

▲個人ロッカーの横にはエイベックスグループ所属のモデルやアーティストの写真をコラージュ

■より新しい才能とのコミュニケーションを導く空間づくり

個室になっている会議室は、3階に設置。こちらも部屋ごとに床のカラーを変えるなど、こだわりが。こちらのフロアには、所属アーティストの受賞トロフィーや盾などを並べる「HALL OF FAME」というショーケースを設置。来年初旬の完成予定なので、エイベックスに就職活動や打ち合わせなどに訪れた際などは見られるかもしれません。

▲3階のデザインは乃村工藝社。部屋ごとに床のカラーが違う

会議室フロアの入口には、巨大アートモチーフが飾られている。担当したのはクリエイティブ集団CEKAIの安田昴弘氏。その向かいには木をブロックのようにデザインしたハイカウンターがあり、作品と対峙しながら待ち合わせできるようになっています。

▲作品の長さは8メートル。レオナルド・ダ・ヴィンチやレンブラントなどの名画をモチーフに、作品を抽象化し、チューブやドットの素材を用いて制作

 

■新規事業の誕生を誘発するコワーキングスペース

2階エントランスの左側には、コワーキングスペース「avex EYE」を設置。約100席のスペースで、若手のベンチャー企業やクリエイターなど「エイベックスが面白いと思う人」「エンタテインメントの未来を変えたい人」に入居してもらう予定。

▲avex EYEの入口

▲avex EYEを含む1階、2階の内装デザインは、DAIKEI MILLSが担当

また、完成前のためお披露目されなかったダンスやボイストレーニングを行うスタジオや映像スタジオは4階、レコーディングスタジオは5階に入る予定。これまでは別の建物にあったものを集約することで、よりコミュニケーションが密になることも想定されています。

ちなみに原宿にはエイベックスが運営するスクールがあるのですが、4階のレッスンスタジオに入れるのはそこから選抜されたレッスン生100名程度になる模様。栄養面や健康管理を考えたプロテインバーやトレーニングスペースも設置される予定です。ここに入ることが、レッスン生にとって、メジャーデビューへのステップとして目標になるかもしれません。こちらのオープンは2018年の夏を予定しています。

いずれも、新たな才能とより密なコミュニケーションを取れる構造を物理的距離感をまず縮めることで踏み出そうというのが感じられました。

 

■一等地・青山でワンコインでランチセットが食べられるおしゃれ社食

最上階17階に入るのは、社員食堂「THE CANTEEN」。デザインは「Lodge by The Sea」をテーマにアメリカ西海岸をイメージ。さらにワンフロアを6つのエリアに分け、「ホテルラウンジ」「広場」「都会的なお一人さまテーブル」など、ランチから商談まで使えるデザインになっています。店内にはカウンターでオーダーする「POP IN」と、ランチセットや丼、麺類が提供される「THE CANTEEN」があり、会計は電子マネーで決済する。青山界隈には人気店も多く、ランチとなるとどこも混んでいるので、社食が充実するのは社員にとってもうれしいのではないでしょうか。

▲営業時間が異なり、「POP IN」では軽いフードやドリンクを朝10時から夜7時まで提供

▲「POP IN」提供されるメニュー例。「THE CANTEEN」のランチセットは日替わりとなっていて、麺類には無料でライスもつけられる

▲内装デザインはJamo associates

▲テラス席も2カ所あり、まるでリゾートホテルのような気分のランチタイムでリフレッシュできるかも

今回、この社員食堂も含め、執務フロア以外の内装プロデュースを担当したのがトランジットジェネラルオフィス。「ドミニクアンセルベーカリー」「Longrain」など話題の海外店舗の日本上陸や鉄道のプロデュースなど、表参道・青山界隈をはじめとするおしゃれな飲食店を多く手掛けてきたトランジットが作る社食というだけで、行ってみたくなりますよね。

ちなみに、こちらの社員食堂はエイベックスの社員同伴であれば一般の人も利用可能。残念ながら取材時は雨天のためあまり景色は良くなかったのですが、晴天時はもちろん、夜もかなりキレイとのこと。営業時間は19時までですが、大型のプロジェクターなども完備しており、今後イベントなどでの利用も想定しているそうです。

なんとかツテを辿って、まずは社員食堂に行ってエイベックスの社員気分を味わってみたインスタ写真がアップされそうな予感です…。

>> avex

 

(取材・文/北本祐子)

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