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ドリップの技術は必要ナシ!お湯を入れて4分待つだけの不思議なドリッパー

&GP / 2017年12月19日 20時0分

写真

ドリップの技術は必要ナシ!お湯を入れて4分待つだけの不思議なドリッパー

「おいしいコーヒーを自宅でどう淹れるか」

そんな悩みの解決方法のひとつが台湾からやって来ました。その名も「クレバーコーヒードリッパー」。コーヒーをドリップする技術も必要なければ、一杯のコーヒーを淹れるためにドリッパーにつきっきりになる必要もありません。こんなに簡単なのに毎回安定した味のコーヒーを抽出できる、まさに“クレバー”なドリッパーを紹介します。

■これ、どうやって淹れるの?

「クレバーコーヒードリッパー」は見た目こそ一般的なドリッパーと似ていますが、その構造はかなり独特。通常、ドリッパーの底にはコーヒーを落とすための穴が空いていますが、「クレバーコーヒードリッパー」はその穴がボールのようなフタでふさがれています。

▲ボールのようなフタで穴がふさがれている

ためしに水を注いでみても、水が下に落ちていきません。

「じゃあ、どうやってコーヒーを抽出するの?」と思うでしょう。それこそ、「クレバーコーヒードリッパー」が“クレバー”たるゆえんなのです。このフタは、本体をカップにセットすると上に持ち上がり、その時できた隙間からコーヒーが落ちる仕組みなのです。

▲「クレバードリップコーヒー」をカップに置くと、ドリッパー内の液体が下に落ちる。ここではわかりやすいように容器にお茶を入れた

この特殊な構造の理由は、独自のコーヒー抽出方法にあります。

「クレバーコーヒードリッパー」では、①本体にペーパーフィルターとコーヒー粉をセット②お湯を注ぐ③放置したあとカップにコーヒーを注ぐ、の3ステップで抽出します。ドリッパーの穴を途中まで閉じておくのは、「②お湯を注ぐ」のあとに一定時間コーヒー粉とお湯を容器にとどめる必要があるからなのです。

 

■コーヒー粉とお湯を入れて4分待とう

「クレバーコーヒードリッパー」の構造を理解したところで、実際にコーヒーを作ってみましょう。まずは、本体にコーヒーフィルターをセットし、コーヒー粉を入れます。コーヒー粉の量はあくまでお好みですが、お湯530mlに対し33gが目安です。

次に、お湯を注ぎます。ここは難しいことは考えず、「ドバッ」と注いで大丈夫。

お湯を注ぎ終えたら、スプーンやマドラーなどでかき混ぜます。そして付属のフタをして、4分程待ちます。

▲スプーンやマドラーでかき混ぜる

▲フタをして4分待つ

「クレバーコーヒードリッパー」のよいところは、コーヒーのドリップにつきっきりにる必要がなく、フレンチプレスのようにお湯を注いだあとの4分間は完全放置できる点です。この間洗い物をしたり、出かける準備をしたりと細々した作業ができるので、朝の忙しい時間にぴったりです。

さて、4分経ったドリッパーをカップのうえに乗せましょう。ストッパーが外れ、コーヒーがカップに注がれます。

今回は1人分の分量で作りましたが、複数人のコーヒーを一気に作る場合は、途中でコーヒーがこぼれる可能性もあります。ときどきドリッパーを上げてカップの様子を確認してください。

コーヒーが出来上がりました。4分間放置したためか、飲みやすい温度に。コーヒー粉のざらつきもなく、すっきりした味を楽しめました。

■さまざまな抽出方法の“いいとこ取り”

コーヒーの抽出方法は、ペーパードリップやフレンチプレス、サイフォンなどさまざまです。今回紹介した「クレバーコーヒードリッパー」は、そんなコーヒーの抽出方法からいいところだけを集めたような製品。どのあたりが“いいとこ取り”なのでしょうか。

 

①ドリップの技術がいらない

ペーパードリップでコーヒーを淹れる場合、コーヒー粉にお湯を注ぐ行程で蒸らしたり、かけるお湯の量を調整したり、粉の様子を確認したりとある程度テクニックが必要です。これがうまくいかず味が安定しない、という人もいるでしょう。

しかし、「クレバーコーヒードリッパー」の場合はそうした“気遣い”は一切必要ナシ! 何も考えず、お湯を注いだあとは4分間放置するだけでOK。これなら初心者でも、安定した味のコーヒーを楽しめます。

 

②使ったあとのお手入れが楽

フレンチプレスと似た方法でコーヒーを抽出できる「クレバーコーヒードリッパー」。しかし、フレンチプレスと違って金属フィルターを使わないので、お手入れがとても楽なんです。

しかも、説明書によるとお手入れは基本的に「水洗い推奨」。コーヒーを作り終えたあと水でさっと洗えばOKという手軽さです。洗い物の手間が減れば、思い立ったときにすぐ、手作りコーヒーを楽しめるでしょう。

▲水洗いでOK!

 

③サイフォンのワクワク感を楽しめる

「クレバーコーヒードリッパー」は、ドリッパー内にたまったコーヒーが下に落ちていく様子を眺めたり、そのときの「コポコポ」という音を聞いたりと、理科の実験のようなワクワク感を楽しめるのが魅力。

▲コーヒーが抽出される様子を楽しめる

こうした目や耳で楽しめる抽出方法は、サイフォンに通じるものがあります。サイフォンもまた、コーヒーが抽出される過程を視覚的に楽しめるとあって愛好家が多いですが、準備に手間がかかったり備品が多かったりと、玄人向き。

一方、「クレバーコーヒードリッパー」では、手軽にコーヒーを抽出しながら、コーヒー作りを目と耳で楽しめるのです。

*  *  *

「クレバーコーヒードリッパー」は、SとLの2サイズが販売されてますが、筆者としてはLを断然オススメします。Sサイズは1~2人分向けなのですが、「ちょっと多く作りたいな」というときには役不足。一方、Lサイズなら、そうした“ちょっと多めの一杯”にお湯やコーヒー粉の量を調整することで対応できます。

今回購入したネット通販では。価格はLサイズが2800円程度でした。少し高めですが、特別なテクニックがなくても安定した味のコーヒーを作れるので、コーヒーを頻繁に飲む人にはおすすめの製品です。

 


(取材・文/神戸紅実子

kambe_profile

かんべくみこ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」に所属。”平成生まれ昭和育ち”ながら、スマホやアプリに関する記事を若者文化に乗り遅れまいと執筆中。東横線ユーザーだが、ときどき中央線沿線にも出没する。

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