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日常的に使いたいペンとノート9選【2017傑作品 GP AWARD】

&GP / 2017年12月25日 7時30分

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日常的に使いたいペンとノート9選【2017傑作品 GP AWARD】

頭に浮かんだアイデアをはじめ、いかに書きたいことをスムーズに書けるかが、筆記具で重視するべきポイント。人それぞれ違う“書き味”だが、ここでは多くの人に書きやすいと思わせる、ペンとノートを紹介していく。

①新開発のペン先が書き味抜群

パイロット
「カスタムURUSHI FKV-88SR-B」(9万5040円)

金を含有する18Kのペン先は、30号と大きいのが特徴。さらに、とても軟らかく高耐食性のロジウムメッキを施している。しなりの良いソフトなペン先と、手に馴染む太さの軸径とで抜群の書き味を実現した。表面は蝋色漆仕上げで高級感も高い。全長155㎜、最大径20㎜

 

②低価格とは思えない書き心地の良さ

ダイソー
「低粘度スラーピィボールペン」(各108円)

低粘度インクを採用したボールペン。ボディは金属製で重め。ペン先0.7㎜で低粘度のインクは、サラサラと軽い書き味を実現する。ペン先が一般的な砲弾型よりも細いニードル型で、細かな文字を書きやすい。“100円ショップ”の商品とは思えないクオリティに驚かされるはず。

 

③1回のノックだけでずっと筆記できる

ぺんてる
「オレンズネロ」(3240円)

初めの1回だけノックすれば、あとは筆記時に芯が減った分だけ自動で繰り出されるシャープペン。先端のパイプが芯を守り、0.2または0.3㎜の極細芯でも折れにくい。軸の前方のボディ材に樹脂と金属粉とを混合した特殊材質を使用。軸色は「nero=黒」の1色のみ

 

④ボディの質感が高く使い心地が絶妙

ラミー
「ラミー アイオン」(ボールペン8640円、ローラーボール9720円、万年筆1万800円)

プロダクトデザイナーのジャスパー・モリソンが手掛けた筆記具コレクションで、継ぎ目のないシンプルなデザインが美しい。軸にはアルマイト加工したアルミニウムを主素材とし、シルクマットな心地いい手触りを実現。万年筆、ローラーボール、ボールペンをラインナップする。

 

⑤用紙の品質とともに丸めて携帯できるのが◎

河内屋
「KUNISAWA FIND NOTE SOFT」(2700円)

筆記用の紙として最高級の品質を誇るOKフールスを採用したノート。あくまでも書き心地を良くするための紙で、ツルツルもザラザラもし過ぎず、インクがにじむこともない。表紙はソフトカバーで新聞紙のように丸められ、手にもよく馴染む。W120×H210㎜/ 192ページ

 

⑥3種類のボディと多彩な芯をカスタムできる

コクヨ
「エラベルノ」(ボディ108円、シルキー油性インク108円、エアリーゲルインク108円)

ボディや芯を選んで、自分にフィットするようカスタムできるボールペン。太め/標準/細めのグリップや、なめらかなシルキー油性、軽く濃い書き味のエアリーゲル、さらにボール径やインクカラーなどから自由にチョイス。選んだボディとインクを組み合わせて完成する

 

⑦カバーをひっくり返してサッとメモが取れる

テント
「HINGE」(1296円)

フタをクルっと開くと真っさらな紙とペンだけが目に入るシンプルなバインダー。クリップなどはなく、小さなポケットに少量の紙を差し込んで使う。樹脂のシート材が程よい硬さで、テーブルがない場所でもメモを取りやすい。最大20枚の紙を収納するサブポケット付き。

 

⑧書き終えたページを剥がしやすい

マルマン
「クロッキーパッド」(A4:594円、A5:432円)

写生やスケッチがしやすいクロッキーブック。とじ部分を糊で固定した天のりパッド製本のため、用紙を1枚ずつきれいに切り取れる。しなやかな表紙で開きやすいのも魅力。鉛筆の走りが良く速写しやすいクリームクロッキー紙を採用している。A4・A5サイズともに60枚入り。

 

⑨シャープな文字を“折れずに”書ける

三菱鉛筆
「アドバンス」(594円)

1画書くたびに芯が少しずつ回転し、20画で1回転する“Wスピードエンジン”を搭載。一般的なシャープのように芯先が偏って斜めに摩耗して極端に尖ることがなく、文字の濃さも太さも書き心地も一定を保つ。芯径は0.5/0.3㎜。軸色はネイビーや黒などの6 色(0.3㎜は4色)

 

【識者の目_フリーライター納富廉邦さん】
エポックな文具が目白押し

2017年の筆記具の大きなトピックは、ぺんてる「オレンズネロ」のヒットだ。これは、2年ほど続いた機能的なシャープペンシルのブームにおける、ひとつの頂点であると思う。一方で、折れにくさ、細さを追求した機能的なシャープペンシルが、もはや標準となったことを三菱鉛筆の「アドバンス」が示してくれた。

ボールペンでは、消せるボールペンに選択肢を持たせた三菱鉛筆の「ユニボールアールイー」と、コクヨが久しぶりに本格的にボールペンに取り組んだ「エラベルノ」がトピックとして大きかった。特に「エラベルノ」の低価格なのに書き味をカスタマイズできるというコンセプトは新鮮。

ノートでは、万年筆のインクブームが続いていることもあり、高級紙を使ったノートが増えた。中でも、システム手帳とノートの中間を行くデザインフィルの「プロッター」シリーズが印象的。また、マルマンの「クロッキーパッド」も、鉛筆での書き味を重視した大人のノートがようやく登場したという意味で、今後、筆記具を基準にしてノートを選ぶという選択肢の可能性を見せてくれた。

筆記具としては、パイロットの「カスタム URUSHI」は、今後長く語り継がれるであろう万年筆の名品だ。

●納富廉邦さん
文具などのグッズ選びや、今お勧めのモノについて執筆。グッズの使いこなし、新しい視線でのモノの遊び方や選び方を伝える。雑誌や書籍、ネットなどで活躍

 

本記事の内容はGoodsPress1月号40-41ページに掲載されています

(取材・文/河原塚 英信 写真/園田昭彦)

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