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シェアする楽しさが広がる納得画質の高性能カメラ15選【2017傑作品 GP AWARD】

&GP / 2017年12月27日 22時0分

シェアする楽しさが広がる納得画質の高性能カメラ15選【2017傑作品 GP AWARD】

シェアする楽しさが広がる納得画質の高性能カメラ15選【2017傑作品 GP AWARD】

スマホで撮影する機会が年々増える中で、デジカメの市場は確かな性能を備えたモデルに支持が集まっている。2017年もその傾向は変わらず。一眼レフからアクションカメラまで、実力派モデルが高い評価を得ている。

<一眼レフ>

■高精細&高速連写で幅広い被写体に対応

ニコン
「D850(ボディ)」(実勢価格:36万円前後)

35㎜フルサイズ相当のFXフォーマット機。バッテリーパックMB-D18(別売)とEN-EL18a(別売)使用時は約9コマ/秒の高速連写を実現。4K UHD 動画の撮影にも対応する。有効4575 万画素。約W146×H124×D78.5㎜、約915g

 

■多彩な機能を軽快に使える小型フルサイズ機

キヤノン
「EOS 6D MarkⅡ(ボディ)」(実勢価格:12万5000円前後)

小型軽量ボディに、35㎜フルサイズセンサーやバリアングル式タッチ液晶など画質と操作性にこだわった仕様を凝縮。上位機と同様に独自の“レンズ光学補正”機能も搭載。常用ISO100~40000と高感度性能も高い。有効約2620万画素。約W144×H110.5×D74.8㎜、約685g

 

<ミラーレス>

■世界初の高速センサーで素早い被写体も各日に捕捉

ソニー
「α9(ボディ)」(実勢価格:41万前後)

メモリー内蔵35㎜フルサイズ積層型CMOSイメージセンサーを世界で初めて搭載。AE/AF 追従で最高20コマ/秒の連写を実現し、5軸手ブレ補正との組み合わせで動きの速い被写体の撮影で実力を発揮する。有効2420万画素。約W126.9×H95.6×D63㎜、約588g

 

■優れた操作性と軽量ボディでいつでもスムーズに撮影

富士フイルム
「X-T20(ボディ)」(実勢価格:11万2860円前後)

ローパスフィルターレスのAPS-Cサイズセンサーを搭載。手になじむ形状やダイヤル配置、チルト式タッチ液晶などにより、素早く的確な撮影を実現した。独自の新AFシステムにより動体追従性能も強化。4K動画撮影にも対応する。有効2430万画素。約W118.4×H82.8×D41.4㎜、約333g

 

■画質と機動力を高める先端機能を小型ボディに凝縮

ソニー
「α7R Ⅲ(ボディ)」(実勢価格:40万前後)

約4240 万画素と高精細な35㎜フルサイズセンサーを搭載しつつ、約10コマ/秒の高速連写を実現。解像感に優れた画像生成機能“ピクセルシフトマルチ撮影”や約369万ドットの有機ELファインダーを採用する。4K動画撮影にも対応。約W126.9×H95.6×D62.7㎜、約572g

 

■便利な機能でいつでも手軽に高画質撮影を満喫

オリンパス
「OM-D E-M10 MarkⅢ(ボディ)」(実勢価格:9万円前後)

小型ボディに高性能5 軸手ぶれ補正やカメラアシスト撮影モードを搭載し、シーンを問わず手軽に美しい写真を撮影できる。グリップや大きいダイヤルで快適操作。有効1605万画素の4/3型Live MOSセンサーを採用。約W121.5×H83.6×D49.5㎜、約362g

 

■独自機能で静止画も動画もハイクオリティに撮影

パナソニック
「ルミックス GH5(ボディ)」(実勢価格:21万円前後)

動画と静止画ともに画質や機能性を追求した4/3型Live MOSセンサー搭載。225点測距のAFシステムや4K/60pの動画撮影に対応するほか、秒間60コマ連写の“4Kフォト”、秒間30コマ連写の“6Kフォト”機能を備える。有効2030万画素。約W138.5×H98.1×D87.4㎜、約645g

 

<コンパクトデジカメ>

■高度な機能を凝縮した新フラッグシップ機

キヤノン
「PowerShot G1 X MarkⅢ」(実勢価格:12万円前後)

APS-Cサイズの大型センサーや24-72㎜相当の光学ズームレンズ、バリアングル式タッチ液晶などを採用した高性能モデル。ダイヤル配置を工夫し、操作性も追求。有効約2420万画素。約W115×H77.9×D51.4㎜、約375g

 

■高倍率&高速仕様が動体撮影で活躍

ソニー
「サイバーショット DSC-RX10 M4」(実勢価格:18万前後)

1 型の積層型CMOSセンサーと24-600㎜相当の高倍率ズームレンズを搭載。最速0.03秒の高速AFやAF/AE追従で最高約24コマ/秒の連写機能などにより、動きの速い被写体に力を発揮する。有効2010万画素。約W132.5×H94×D145㎜、約1095g

 

■ログ機能が優れたタフネスモデル

オリンパス
「Tough TG-5」(実勢価格:5万5000円前後)

水深15mまでの防水、耐衝撃2.1m、耐荷重100kgf、耐低温-10℃など、タフ性能を徹底追求。GPSと気圧、温度、方位のフィールドセンサーを搭載し、ログ機能も備える。有効1200 万画素。約W113×H66×D31.9㎜、約250g

 

<アクションカム&360度カメラ>

■撮影フィールドを広げる超小型「RX」

ソニー
「サイバーショット DSC-RX0」(実勢価格:7万5000前後)

防水、落下耐性などのタフ性能を小型ボディに凝縮。スーパースロー撮影や高速連写、4K 動画撮影、最大5台同時接続など、機能も充実。有効1530万画素。約W59×H40.5×D29.8 ㎜、約110g

 

■手軽にバレットタイム撮影を満喫

ハコスコ
「Insta360 ONE」(4万2999円)

周囲360°の範囲を2400万画素の静止画や4K/30p動画を撮影できる高性能カメラ。撮影者を中心にした回転映像を撮れる“バレットタイム撮影”にも対応。6軸の手振れ補正も内蔵する。約W96×H25×D36.5㎜、約82g(※株式会社ハコスコはInsta360の国内代表代理店です)

■高画質動画を手軽に撮れる新モデル

GoPro
「HERO6 BLACK」(5万9000円)

新画像エンジンにより4K/60pや1080p/240fpsでの撮影に対応したGoProの最新モデル。4K/30p、1080/120pまで手ぶれ補正に対応。タッチズーム操作や音声操作にも対応。防水10m。約W62×H32×D44.5㎜ 117g

 

■G-SHOCK譲りのタフさが屋外で活躍

カシオ
「GZE-1」(実勢価格:5万円前後)

4mの落下耐衝撃、50mの防水、IP6Xの防塵など、タフネス性能が充実。超広角レンズやスロー撮影機能を備え、エクストリームスポーツの撮影に向く。スマホなどによる遠隔操作に対応。有効690万画素。約W74.1×H75×D46.4㎜、約172g

 

■360°の高画質撮影がよりスムーズに

リコー
「THETA V」(実勢価格4万6000円前後)

4K解像度の360°映像記録やライブストリーミング、4つのマイクによる空間音声記録に対応した全天球カメラ。Wi-FiとBluetooth 常時接続対応。撮像素子は1/2.3 型・約1200 万画素×2。約W45.2×H130.6×D22.9㎜、約121g

【識者の目_写真家・桃井一至さん】
今後はミラーレス人気がさらに加速

2017年のカメラ業界を振り返ると'16年よりも出荷数量は微増。底を打った感があり調子は上向きだ。

カメラ本体を見渡すと、レンズ交換式一眼カメラは昨年から引き続き、比較的高額機種の勢いが目立つ。'16年秋のフォトキナでデビューを飾り、'17年2月に発売された中判カメラの富士フイルム「GFX50S」。4K60Pで動画の強さを見せつけたパナソニック「GH5」。AF/AE追従で一眼レフの高速連写コマ数を抜き、ブラックアウトフリーも実現したソニー「α9」。一眼レフで現在できることをほぼすべて注ぎ込んだニコン「D850」。画素数とスピードを両立させたソニー「α7RⅢ」など、精鋭が揃う。

コンパクトカメラも、堅牢性が売りのオリンパス「TG-5」、大型センサー搭載のキヤノン「PowerShot G1 X MarkⅢ」など、一芸に秀でた製品は堅調だ。VR技術を見据えたリコー「THETA Ⅴ」も手軽さと相まって人気は高い。

全体としてみれば、イノベーションや話題性に欠かないミラーレスモデルの加速が目立ち、国内市場の一眼レフとミラーレス比は転換期に来ている。一眼レフも人気だが、いわゆる一眼レフメーカーも今後はミラーレスに本腰を入れそうな気配だ。

●桃井一至さん
1968年生まれ。長友健二氏に師事後、独立。現在は人物、海外風景などの写真撮影をはじめ、カメラ関係書籍の執筆、テレビ出演なども行う。日本写真家協会会員

 

本記事の内容はGoodsPress1月号30-31ページに掲載されています

(文/高橋 智)

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