個性的な機能とデザインを持つ調理家電12選【2017傑作品 GP AWARD】
&GP / 2017年12月29日 11時0分
個性的な機能とデザインを持つ調理家電12選【2017傑作品 GP AWARD】
炊飯器、オーブンレンジ、冷蔵庫といった食生活には欠かせない家電の中から、バルミューダの製品をはじめ、特筆すべきモデルを表彰。そのほか焙煎機やグリルなど専用調理機の傑作と呼ぶにふさわしいものを厳選した。
■シンプルな操作スタイルで美味しく調理
バルミューダ
「BALMUDA The Range」(4万6980円~)
機能を絞り込み、デザインと手軽な操作にこだわったオーブンレンジ。5種類のレンジ機能と、加熱温度を100℃から250℃まで10℃単位で選べるレンジ機能を搭載。深さ4㎝の角皿が付属する。W45×H33×D41.2㎝、約12㎏。
▲“ツマミ”を回すと、まるでギターの弦を弾いたような音が鳴る。扉の上部からはスポットライトのような明かりを発するのも実にユニークだ
■トーストとレンジがコレ1台で済む!
シャープ
「ヘルシオ グリエレンジ AX-HR2」(実勢価格:5万9000円前後)
過熱水蒸気で総菜やパンなどを美味しく温められる「ヘルシオ グリエ」にレンジ機能をプラス。ご飯や牛乳の温め、冷凍肉などの解凍に対応。過熱水蒸気によるノンフライ調理機能も備える。W47×H28×D40.5㎝、約13㎏。
■リレー調理機能で素早く極ウマ料理が完成!
三菱電機
「レンジグリル ZITANG RG-HS1」(実勢価格:8万6400円前後)
レンジとグリルを組み合わせた自動リレー調理機能で、時短調理できるオーブンレンジ。従来より温度検知精度が高まり、適温での加熱が可能になった。操作の音声ガイド機能も搭載する。W51.8×H26.6×D41.2㎝、約16㎏。
■蒸気によって〝食材に合う〞ごはんが炊ける
バルミューダ
「BALMUDA The Gohan」(4万4820円)
二層構造の釜を採用し、外釜に入れた水が蒸気になって内釜の米を蒸す炊飯器。100℃を超えない優しい加熱で、米を煮崩さず粒立ちよく炊き上げる。5種の炊飯モードを搭載。3合炊き。W27.5×H19.4×D25.1㎝、4㎏。
▲操作ボタンは天面に集約。シンプルなデザインで使いやすく、初めて炊く時でも操作に迷わない。炊き上がりなどは液晶表示で確認できる
■炊き上がりのごはんは甘くてモッチモチ
パナソニック
「スチーム&可変圧力 IHジャー炊飯器 SR-SPX107」(実勢価格:8万4400円前後)
熱対流と加減圧による“Wおどり炊き”と断熱性が高い内釜で、かまど炊きのような炊飯を実現。“加圧追い炊き”で米の甘みや粘りを引き出す。50銘柄の炊き分けに対応。5.5合炊き。W26.6×H23.3×D33.8㎝、7㎏。
■人感センサーを駆使した使いやすさが◎
タイガー
「土鍋圧力IH炊飯ジャー THE炊きたて JPG-X100」(実勢価格:13万4500円前後)
熱効率に優れた“プレミアム本土鍋”と面積が広いIH発熱部に高温蒸らし工程を組み合わせ、旨みと甘みが凝縮したご飯を炊き上げる。操作部は、人が近づくと表示が点灯するタッチパネル式。5.5合炊き。W26.1×H22×D32.5㎝、7.3㎏。
■コーヒーの生豆を香ばしく焙煎!
パナソニック
「The Roast スマート焙煎機 AE-NR01」(10万8000円)
専用アプリを使って豆ごとに最適なプロファイルを設定できる焙煎機。生豆が定期的に送られてくるサービス(有料)とのセットで、世界中のコーヒーを楽しめる。1回の焙煎量は50gで時間は約15分。W13×H34.2×D23.8㎝、4.6㎏。
▲焙煎された香ばしい豆は、付属の容器に収まる仕組み。豆から剥がれた皮などが先に排出されるため、焙煎した豆と混ざらないのも便利だ
■絶妙な火加減で食材を美味しく調理!
日立
「ヘルシーシェフ MRO-TW1」(実勢価格:7万5000円前後)
食品の重さと温度を検知し、火加減を調節する過熱水蒸気オーブンレンジ。5種類の加熱方法を組み合わせ、火力を自動調節する機能も搭載。解凍や温めでも火加減を緻密に制御する。W48.7×H36.5×D44.9㎝、約17.5㎏。
■ニオイや煙を気にせずヘルシークッキング!
アラジン
「グラファイトグリラー CAG-G13A」(実勢価格:2万8000円前後)
暖房機などに使われる“遠赤グラファイト” 技術を応用。遠赤輻射熱で食材を炭で焼いたように調理でき、余分な油もカットできる。0.2秒で発熱できる上、ニオイや煙を抑えられる。W55×H31.4×D31㎝、約4.3㎏。
■かたまり肉をジューシーに〝まる焼き〞!
パナソニック
「ロティサリーグリル&スモーク NB-RDX100」(5万5000円前後)
かまたり肉を360度回転させて炙り焼きできる。遠近赤外線ダブル加熱と回転機構を採用し、食材全体を低速回転させながら内部まで加熱。燻製、オーブン、トースターとしての機能も搭載する。W40.5×H28×D41.6㎝、約8.6㎏。
▲シックなボディに合わせて、操作ボタンも落ち着きのあるカラーリングを採用。残りの調理時間や選択したメニューは見やすい赤色で表示する
■ヨーグルトだけでなく低温調理もお手のもの!
ビタントニオ
「ヨーグルトメーカー VYG-11」(実勢価格:6800円前後)
市販の牛乳パックをそのまま本体にセットして、手軽にヨーグルトが作れるアイテム。ヨーグルトや甘酒などの発酵食品に加えて、65℃前後で鶏肉などを柔らかく仕上げる低温調理にも対応。W12.2×H28×D13.8㎝、800g。
■庫内の様子が “パノラマオープン” で一目瞭然!
アクア
「2ドア サイド・バイ・サイド冷凍冷蔵庫 AQR-SBS45F」
(実勢価格:12万円前後)
左側に冷凍室、右側に冷蔵室を配置する欧米スタイルで、庫内全体をひと目で確認できる。ドアは高級感のあるガラスタイプを採用。急速冷蔵&冷凍機能や脱臭機能を搭載する。容量449ℓ。W83.3×H180×D66.7㎝、98㎏。
【識者の目_家電王・中村 剛さん】
バルミューダが大きな存在感を示し選択肢の幅がさらに広がった
炊飯器は、炊飯機能そのものはすでに成熟されています。周囲の断熱性を高めたり、人感センサーを搭載したりと、各社とも細かいチューニングを行っているのが現状です。そんな市場に一石を投じたのがバルミューダ。“蒸す”というコンセプトは新鮮でした。“ごはんは脇役”と考え、合わせて食べると美味しい「BALMUDA The Curry」というソースを出したのも印象的。炊飯器の選択肢がさらに広がりました。
電子レンジでいえば、同じくバルミューダが発売したモデルも話題に。最低限の機能に絞り、オシャレなデザインを採用しています。デパートやコンビニで買った惣菜を温めて食べる「中食」には、バルミューダのようなシンプルな1台で十分なのではないかと思います。“シンプル イズ ベスト”な傾向は、シャープの新作ヘルシオグリエレンジにも見られます。多機能化とは異なるこうした流れは、今年の電子レンジを象徴するトピックスといえるでしょう。
最後に冷蔵庫は近年の間取りの変化に伴って、各社とも上位機の扉にはミラーデザインを採用。見た目重視のモデルが増えました。パノラマオープン構造のアクアも、カッコいい冷蔵庫が欲しいというニーズに応えるものだと思いますね。
●家電王・中村 剛さん
『TVチャンピオン』の家電通選手権で王者に輝く。Facebook『くらしのラボ』(ja-jp.facebook.com/LifestyleLaboratoryTEPCO/ )にて家電の使い方などを提案中
本記事の内容はGoodsPress1月号48-49ページに掲載されています
(文/高橋 智 写真/園田昭彦)
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