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オフィスでも使える!塗って剥がせる「マスキングカラー」活用術!

&GP / 2018年1月22日 18時0分

写真

オフィスでも使える!塗って剥がせる「マスキングカラー」活用術!

窓ガラスに描かれた「welcome」の文字。友人の家など招かれた先でひと手間かけたこんなウェルカムメッセージが用意されていたら、ゲスト気分も盛り上がっちゃいますね。こうしたオリジナルのデコレーションを簡単に作成できるのが、塗ってはがせる塗料「マスキングカラー」です。今回はこの不思議な塗料を使った便利な活用法をいろいろ考えてみました。

■塗って剥がせる水性塗料

マスキングカラーは、車の塗装をするときなど塗料を付けたくない部分を保護するために使われてきました。同じような用途でマスキングテープもありますが、液体ならではの特性を生かした立体的な部分や細部の保護に優れているのだそう。

これを業務用途だけでなく、マスキングテープのように一般向けに広く活用できるようアレンジしたのが太洋塗料の「マスキングカラー」。ペンタイプなので、塗料というよりサインペンのような感覚で使えます。

ガラスや金属、プラスチックなどつるつるした面に塗ったり描いたりして、乾いたらシールのように剥がすことができます。再度貼り直しも可能。

全18色で、不透明色14色、透明色6色とカラーバリエーション豊か。水性塗料で色は混ぜ合わせ可能とのことです。

▲左からパーマネントイエロー、ピロールレッド、セルリアンブルー、パーマネントホワイト、ランプブラック、ゴールド(メタリック)のSサイズ(38ml)。セルリアンブルーのみが透明色で、ほかは不透明色。今回はこの6色を用意

手始めに、窓ガラスに文字を描いてみることにしました。「マスキングカラー」の本体横に「ご使用前によく振って」と注意書きがあったので、分離しているであろうペンの中身を想像しながらフリフリして描いたのがこちら。

▲色はおめでたさを演出するためゴールド(メタリック)

▲横に初日の出(らしき絵)を添えるため、海を描きます。ペンのキャップはヘラとしても使える優れもの

初日の出の荘厳なイメージとはかけ離れた勢いある太陽になってしまい、まるでフェリーの船体のようですが、ひとまず完成!……と、ここで写真を1枚撮ってみたところ、かなり深刻なトラブルが発生していることに気づきました。

▲あっ、頭の「H」がズルズルに溶け出している!

ペンの振り方が甘かったのか、塗料を出し過ぎたのか。ズルズルに溶けてしまった「H」は新年の清々しさに似合わないので、何はさておき補習することに。溶けて流れ落ちている塗料をペン先ですくって引っ張り上げて修正してみます。

▲流れ落ちた分をペン先ですくって応急手当

▲ちょっと不格好なのが気になるけれど一応、完成

▲窓ガラスの裏から見た状態

「H」の出来があまりにもひどく、バランスも悪いので、再度描き直したのがこちらです。

▲修正したバージョン

最初の完成形よりはマシになったものの、あとに続く筆記体としっくり合わないのが気になります。店頭のディスプレイがこのレベルだったら、かなりガッカリです。もう少し練習を積まなければ!

そういえば「マスキングカラー」は塗ってはがせるのだということを今思い出しました! 下絵を用意し、クリアファイルにはさんで上からなぞり描きをして、乾いてからはがして好きな場所に貼ることにすればいいのです!

▲A4クリアファイルと下絵になる文字を用意

▲写し絵の要領で、下絵に合わせて塗っていきます

▲できあがり!

太洋塗料のHPによると、「マスキングカラー」の完全乾燥までの目安は、夏期(気温25℃)で2時間、冬期(気温5℃)で12時間程度。はがしたものを他の所へ貼り直す際は24時間以上の乾燥がお勧め、とのことなので、Welcome文字は一晩寝かせて翌日夕方にクリアファイルから剥がし、キッチンの仕切り窓に貼ってみました。

▲文字だけでは味気ないので花とグリーンを添えて。白バックにWelcomeの赤い筆記体が映え、まるで草野球のユニフォームにあしらわれたチーム名っぽい!

▲反対側から見た状態

文字は完全に乾いていましたが、「W」の書き始めに液体だまりができていたようで、クリアファイルからはがすときに小さく裂けてしまいました。ペンの中で塗料をしっかり混ぜないと分離して垂れてしまうこと、液体はなるべく均等に塗るようにすると剥がしやすいことが分かりました。

ここでまた思い出したのは、平成ジェネレーションは中学英語で筆記体を習わないという「若者の筆記体離れ」の話。とはいえ、Happy New YearやWelcome、Happy Birthdayといった超メジャー級の綴りは書けるようにしておくと、こういうときに便利ですし、周りに重宝されるかもしれないですね。

■オフィスで「マスキングカラー」を使ってみる

さて、もう少し身近な利用シーンとして、オフィスでどんなふうに活用できるか考えてみました。まずは、書類の整理ファイルとして使うことも多いクリアファイルに、情報の重要性や秘匿性が一目で分かるマークを「マスキングカラー」で作ってみます。黒い三角の中にビックリマークの入った「注意」マークと、赤いビックリマークを2並べた「重要」マークをクリアファイルへ描き入れました。

▲取扱説明書などでよく見かけるマーク。これも下絵を用意してなぞって描くとキレイにできあがります

▲裏から見ると、かなり良い仕上がり

マークを描いた面は多少デコボコしていますが、裏から見るとかなり良い感じに仕上がっています。シールのように貼ったり剥がしたりできるので、ファイルの中身に合わせて気楽にマークを変更できます。たくさん作りおきしておくとよいですね。

また、会社から支給されているノートパソコンなどの機材に自分用の目印を付けたいときも「マスキングカラー」は便利です。

▲ノートパソコンに目印

ただし、木や布、目の粗い紙などに使うと繊維に塗料が絡みついてはがせなくなるので注意が必要です。塩ビ系の素材もはがれにくくなるようなので、共有資産に書くときは素材をチェックしたほうがよいでしょう。

■絵の具のように混ぜれば色使い自由、活用シーンもいろいろ

さて、冒頭でも少し触れましたが「マスキングカラー」は水性塗料なので、色を混ぜて使うことができます。図工の時間を思い出しながら、パレットにパーマネントホワイトとピロールレッドを出して混ぜてみました。

▲2色を絞り出したところ。絵の具と言われても見分けがつかない

▲絵筆で混ぜたらピンク色になった!

混ぜ具合は水彩絵の具とほとんど同じというよりむしろ混ぜやすさを感じました。水彩絵の具よりも水分が多いのかもしれません。グラスマーカーの代わりにシャンパングラスへ直接、お絵描きしてみたのがこちら。

▲シャンパングラスにちょっとお絵描き

また、誰のものか分からなくなりがちなビニール傘にもお絵描きしてみました。

▲シャンパングラスとおそろいのハート

▲ハートはちょっと恥ずかしいという人はこんなのとか

さらに、こんなラッキーアイテムも、パーマネントホワイト、ランプブラック、ピロールレッド、パーマネントイエロー、セルリアンブルー、ゴールド(メタリック)の6色あれば色鮮やかに描くことができます。

▲1年の招福を願うため、ジャパニーズラッキーアイテムを描いてみることにします

▲最初に黒で縁取ります。右利きの人は左側から始める塗料を袖でこすらずに描けます

▲色を混ぜて、ピンク色、黄緑色、茶色、黄土色、灰色を作りました

これを1日乾かして、ガラス窓に貼ってみたのがこちらになります。クリアファイルに絵付けをした裏側が完成面になることに途中で気づき、「千万両」や「福」などの文字は途中まで書いていた部分を拭き取って逆向きに書き直しました。簡単に書き直しできるのも「マスキングカラー」が水性だからこそ。

▲「千万両」や「福」の字は逆さになるので注意!

色を混ぜて作っているうちに、思いがけず肌色が生成されてしまった偶然を生かし、ちょっと恥ずかしいアイテム作りにも挑戦。

▲キラキラのおめめをクリアファイルに描きます

▲その上から肌色で楕円形に塗りつぶし……

▲しっかり乾いたら丁寧にはがしてメガネにペタペタ

▲お腹いっぱい昼下がりのオフィスで活躍しそうなメガネの完成

今回使ったSサイズの価格は1本1500円前後と決して安くはないものの、インクジェットプリンタの要領で色の三原色と白黒があれば何色でも作れます。数千円で手に入る魔法のペンを使って、ショーウインドウからメガネまで新しいデコレーション体験をあなたも楽しんでみては?

>> MASKING COLORマスキングカラー

 

(取材・文/髙橋尚美)
■たかはしなおみ/ライター

大手通信キャリア系列の出版社とニュースサイトで勤務後、夫のUターン転職で岐阜へ。2014年からフリーライター。主に食育、家事、育児、マネー、不動産の記事を執筆。3児の母で精神年齢は幼児並みの四十路。

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