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納得のいく音作りとデジタル技術が高度に融合したホームオーディオ機器6選【殿堂入りヒットモノ大全】

&GP / 2018年1月22日 20時0分

納得のいく音作りとデジタル技術が高度に融合したホームオーディオ機器6選【殿堂入りヒットモノ大全】

納得のいく音作りとデジタル技術が高度に融合したホームオーディオ機器6選【殿堂入りヒットモノ大全】

家庭で使う据え置き型オーディオもすっかりデジタル化が進み、PCやネットとの連携はもちろん、スマホへの対応も求められるようになってきた。低価格モデルも目立つが、音質に優れるのは老舗メーカーの製品。筐体の質感やデザインも高く、インテリアとしての魅力も兼ね備えている。

そんなホームオーディオ機器の傑作品をAVライター・折原一也さんの殿堂入りポイントの解説付きで紹介していく。自宅のオーディオ環境を充実させたい人は必見だ。

■伝統と最新技術を結集したアナログプレーヤーの逸品

テクニクス
「SL-1200GR」(15万9840円)

上位機「SL-1200G」の技術を取り入れながら、筐体やトーンアームなどを新開発し、価格を抑えたスタンダードモデル。専用のコアレス・ダイレクトドライブ・モーターにより、安定した回転でレコードの音楽信号を読み取る。

▲プラッターは、アルミダイカストとデッドニングラバーを張り合わせた二層構造を採用。不要な共鳴を抑えてくれる

▲トーンアームはスタティックバランス型。軸受部に高精度ベアリングを使用し、レコード盤のトレース性能を高めている

▲インシュレータは特殊なシリコンラバー製。重量に合わせて専用にチューニングされていて、縦横の振動を抑制する

【殿堂入りポイント】

名シリーズの技術と音が身近な存在に

待望の復活を果たした「SL-1200」シリーズの最新作で、伝統のダイレクトドライブやデザインを踏襲しつつ、価格を抑え手が届きやすくなりました。Hi-FiオーディオファンもDJプレイを楽しみたい人も満足できる1台です

 

■クリアボディで迫力ある低音再生

harman/kardon
「ワイヤレスホームスピーカーシステム AURA STUDIO 2」(実勢価格:3万3000円前後)

クリアボディと高音質で人気が高かったモデルに、スモーク仕上げや複数台での連携機能を追加。側面に配置した6つのフルレンジドライバー、底面にある直径112㎜の大型サブウーハーで、部屋のどこにいても高音質を楽しめる。

▲ボディ中央のスピーカー部分にはLEDが配置され、多彩なパターンで点灯する

【殿堂入りポイント】

クールな外観と裏腹な重低音も魅力

インテリアのアクセントとなる優れたデザインが目を引きますが、そもそもは音の実績があるメーカー。十分な容積による重低音も魅力です

 

■英国発のスタイリッシュスピーカー

ケンブリッジオーディオ
「YOYO(M)」(4万6310円)

英MartonMills製のファブリックを表面に採用したBluetoothスピーカー。ハイエンドオーディオに採用されるフルレンジドライバーと、サブウーハーを左右に一基ずつ搭載。セットでも単体でも使用できる。連続再生最大約24時間。

▲トップパネルの上で、手を左右に動かすだけで、再生や一時停止、スキップ操作が可能

【殿堂入りポイント】

老舗ならではのステレオサウンドに満足

イギリス老舗メーカーの製品で2台をステレオで使えるところが特徴。音の広がりを感じられ、コンポで聴いているような定位感があります

 

■手頃な価格帯で本格ハイファイ技術を堪能

デノン
「RCD-M41」(4万6224円)

同社のHi-Fiオーディオコンポーネントの設計思想を小型ボディに凝縮。CDプレーヤーとFM/AMラジオ、Bluetooth 受信機能を搭載する。2ウェイスピーカー「SC-M41」(1万9224 円)との組み合わせでコンポとして利用できる。

▲内部は信号ラインを左右チャンネルを対称に配置して最短化。高速で安定した電源供給を実現した

【殿堂入りポイント】

コストパフォーマンスが光る定番コンポ

コンポの中で特にコストパフォーマンスに優れる1台。シリーズ11代目のモデルで、解像感や広がりのある音質は同クラスで突出しています

 

■コンパクトサイズに多彩な機能を搭載

TEAC
「AI-503」(実勢価格:13万円前後)

USB DACとプリメインアンプを組み合わせたモデル。Bluetoothに対応し、スマホとも連携。DSD11.2MHzなどのハイレゾ再生が可能で、高音質コーデックLDACにも対応する。携帯プレーヤーからのデジタル入力も可能。

▲RCA出力など各種端子を装備。パワーアンプを接続して本格オーディオシステムへと展開できる

【殿堂入りポイント】

デスクトップで万能ぶりを発揮

小型のプリメインアンプですが、USB DACやスマホ対応など現代的な機能を搭載。デザインも優れています

 

■音もデザインも上質な一体型システム

テクニクス
「プレミアムクラス コンパクトステレオシステム OTTAVA f SC-C70」(10万8000円)

2.1chスピーカーと、CDプレーヤー、DLNAネットワークプレーヤー、USBメモリ再生、ラジオチューナーを一体にしたシステム。ネットワーク/USBメモリ使用時はハイレゾ再生に対応する。設置場所に合わせ、最適なサウンドに調整する機能も搭載する。

▲スピーカー部は、3ウェイ+デュアル・ロングポートの構成。低域から超高域まで豊かに再生する

【殿堂入りポイント】

テクニクスの魅力を手軽に楽しめる

最近の一体型システムでは少ないCD再生に対応。デザイン性が高く、所有する喜びがあります。音質も優れています

【識者の目_AVライター 折原一也さん】

ホームオーディオの分野では、Bluetoothスピーカーなどの低価格モデルが急増しているが、クオリティが高いのは従来からあるオーディオメーカーの製品。それは「音作りに差が出るから」とAVライターの折原さんは指摘する。

「以前より幅広いメーカーから製品が登場していますが、やはり音質で納得できるのは、伝統のあるオーディオメーカー製のモデルですね。単にパーツを組み合わせるだけでなく、音質に対する思想や細かなチューニングがあってこそ、いい音だと感じられるもの。その辺のノウハウは簡単には真似できません」

2014年に復活したテクニクスも、こうした音作りに対する思想を感じさせる製品を展開。中でもターンテーブルの名機と呼ばれた「SL-1200」シリーズの新作「SL-1200GR」は、音質と価格のバランスが優れた注目モデルだ。

「伝統のダイレクトドライブ技術を受け継ぎつつ価格を抑え、幅広いユーザーに満足してもらえる製品になっています。『テクニクスでDJプレイを』という人にもお勧めできます」

レコードが持つ普遍的な魅力を最新技術でより多くの人に届ける。「SL-1200GR」はそんな想いが込められたオーディオ製品ともいえるだろう。

●折原一也さん
PC系の出版社勤務を経て独立。現在はオーディオ・ビジュアル関連を中心に、PCなどデジタル機器全般についてさまざまな媒体で執筆やレビューを行っている。音元出版主催のVGP(ビジュアルグランプリ)審査員も務める

本記事の内容はGoodsPress2・3月合併号32-33ページに掲載されています

 

(取材・文/高橋 智 写真/湯浅立志<Y2>)

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