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洗剤を自動投入!黄ばみがとれる「ななめドラム洗濯乾燥機」の実力とは?

&GP / 2018年1月26日 11時0分

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洗剤を自動投入!黄ばみがとれる「ななめドラム洗濯乾燥機」の実力とは?

発表後から、ずっと気になっていたドラム式洗濯機があります。パナソニックの「ななめドラム洗濯乾燥機 NA-VX9800L/R」で、液体合成洗剤や柔軟剤を入れておけるタンクを搭載し、洗濯のたび最適な量を自動で計量して投入してくれる洗剤自動投入機能を搭載したモデルです。こぼしたり、手が汚れたりしがちな洗剤の計量の手間を減らすだけでなく、洗剤や柔軟剤の使い過ぎなども防ぐことができます。毎回、洗剤や柔軟剤を入れるのが面倒だなあと思っていたので、発表後から「コレだ!」と個人的に欲しくてたまらない製品でした。

というわけで、最初は「洗剤自動投入」に感銘し、取材を申し込んだところ、結果的には洗剤の自動投入だけでなく「汚れ落ち」の方に衝撃を受けました。

実際に使っている娘の黄ばんだ体操着を持っていって洗濯したのですが、何度洗っても落ちなかった黄ばみ、食べこぼしのシミが真っ白になったのです。あれだけ洗っても落ちなかったシミと黄ばみが、一度の洗濯で落ちるなんて……。

そんなわけで、洗濯自動投入と洗浄力の高さに感動した「ななめドラム洗濯乾燥機」の使用レポートをお届けします。

■洗剤自動投入で、毎回の「たれる、こぼれる、汚れる」がなくなる

同モデルは液体合成洗剤を約870mL、柔軟剤を約580mL入れておけるタンクを搭載し、洗濯のたび、洗濯物の量に合わせて最適な量を自動で計量し、投入します。こぼしたり、手が汚れたりしがちな計量の手間を減らすだけでなく、洗剤や柔軟剤の使い過ぎなども防いでくれます。もちろん手動投入も選べるので粉洗剤なども使用できますが、その場合、洗剤側の自動投入機能は使えません。

▲操作部はナナメになっているので見やすいですね

▲フタを開けると自動投入タンクと手動投入口がありました

▲本体では各洗剤メーカーが指定する洗剤量を設定します

▲スマートフォンやタブレットがあれば、ブランド名を選ぶだけ

▲ザバーッと詰め替え用を入れてしまいます

タンクは大きいので、市販の詰め替え用が一袋余裕を持って入りました。毎回イライラする液体洗剤や柔軟剤を入れる際の液がたれる、こぼれる、汚れるといったストレスはなくなりそうです。

洗剤や柔軟剤はブランドごとに適量が違うのですが、それは最初に指定できます。スマホを使えばブランド一覧から選ぶことができるので、とてもラク。投入量は「多め」「標準」「少なめ」など設定することも可能です。残量が少なくなると、スマホに通知してくれるのも便利です。

この機能のおかげで洗濯物を入れたらスイッチポンで乾燥まで終わるため、あとは畳んでしまうだけ。時間と洗剤の無駄をなくすことができますね。

 

■40℃にキープしたまま浸け置き、落ちなかった黄ばみもシミも落ちる

今回、実際に我が家で使っている娘の体操着を「約40℃つけおきコース」で洗ってみることにしました。

家にある縦型洗濯機で洗濯しているのですが、首回りとそで周りの黄ばみが気になります。さらに、何かを食べこぼしたようで、おなかまわりに茶色いシミがいくつかついていますが、何度洗っても落ちません。

▲全体的に黒ずんでいる娘の体操着

「約40℃つけおきコース」は、約40℃をキープしつつ、約7時間かけて洗浄します。長時間40℃を保つのは大変ですが、パナソニックはドラム層の下にヒーターが搭載されており、センサーで検知してヒーターのON/OFFを繰り返しながら設定温度を保ちます。

約40℃という温度を設定されている理由は、約37℃で皮脂が溶け出し、約40℃までなら洗える衣類も多く、洗剤中の酵素が活性化するから。……と聞いてもピンとこなかったのですが、実際に薄汚れていた娘の体操着が白くなっていて驚きました。

▲何度洗っても落ちなかったお腹あたりのシミ。たぶん食べ残し

▲どこにあったかわからないほど落ちています

黄ばみが全体的に落ちていて、とにかく「白くなった」というイメージです。

▲(左)薄汚れた首まわりも……。(右)真っ白に!感動しました

食べこぼしのシミ、皮脂汚れに関しては満点で感激しました。家で洗濯してから持ってきたのですが、「約40℃つけおきコース」で洗い直すとこんなにキレイになるのかと……。

1回あたり約30円の電気代がかかりますが、特に夏休みや冬休みといった長期休み、衣替え時期に使いたい機能です。というのも、しまうときにはそれほど気にならなかったはずなのに、長期保管した後に出してみると黄ばみやシミができていることがあります。これは落としきれていなかった繊維の奥に入り込んでしまった汚れが酸化して変色したもの。悩みのタネでしたが、これだけ落とせるのであれば、保管して黄ばみが濃くなるということもなさそうです。衣替え時に「約40℃つけおきコース」でしっかり落としておけば、次のシーズンで出したときにガッカリすることはなさそう。

また、焼肉のたれ、ソース、ケチャップ、醤油をたらして洗ってみたところ、こちらもキレイに落ちていました。油性ペンで書いた文字までかなり薄くなっていました。

▲他の洗い物と一緒に洗濯します

▲このときの洗濯時間は1時間4分

▲たっぷりとこぼしてみました

▲1時間ほど洗えばこんなにキレイに

 

■モードが豊富で洗濯物の素材や汚れに合わせて選ぶことができる

お手入れは、乾燥のたびに乾燥フィルターを掃除する必要がありますが、ホコリはとりやすく、手間はかかりません。手動投入口、自動投入タンクも外してサッと洗えるのでお手入れはそれほど大変ではなさそうです。

▲自動投入タンクも外すことができます

「約40℃つけおきコース」のほかにも、汚れたおしゃれ着もやさしくしっかり洗える「約30℃おしゃれ着コース」など、モードが豊富なので、使い分けできる点は魅力だと感じました。

洗剤や柔軟剤を入れる手間を省くことができるので、スイッチを入れれば乾くのを待つだけ。また、洗濯物の汚れや生地に合わせて使い分けられ、しっかり汚れが落ちる点が気に入りました。

一点、気になったのは「液体漂白剤の自動投入機能がない」ということ。我が家は毎回使っているのでそこだけが気がかりでしたが、約40℃つけおきコースなどで汚れをしっかり落とせるので、漂白剤は毎回入れる必要はないのかもしれませんね。どうしても使いたいときは手動でも入れられるので、そのあたりの不安も、実際に使ってみて解消されました。

>> パナソニック「ななめドラム洗濯乾燥 NA-VX9800L/R」

 

(取材・文/石井和美)

フリーライター・家電プロレビューアー。白物家電や日用品の製品レビューを得意としている。WEBや雑誌などで多数執筆中。家電blog(http://kaden-blog.net/)管理人。

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