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宿泊管理システム「innto」は増え続ける民泊需要に応えられるか

&GP / 2018年1月26日 19時0分

宿泊管理システム「innto」は増え続ける民泊需要に応えられるか

宿泊管理システム「innto」は増え続ける民泊需要に応えられるか

アルメックスとand factoryは1月25日、簡易宿所向け宿泊管理システム「innto(イントゥ)」を共同開発し、2018年3月から提供することを発表しました。

アルメックスはこれまで、ホテル管理システムや自動精算機の分野で高い実績を築いてきました。一方のand factoryはアプリ開発に携わりながら、スマートホステル「&AND HOSTEL」を展開。照明の操作からチェックイン・チェックアウトまでをアプリひとつで行える、IoT体験型ホステルを運営しています。

そんな両社が共同開発したシステム「innto」では、どんなことができるのでしょう。記者発表会の様子をお届けします。

■開発コンセプトは「毎日使うもの、だから」

「innto」は、小~中規模の宿泊施設向けに開発された、宿泊管理システムです。ホテルの予約状況やケジュールを確認するシステムは、これまで大規模な宿泊施設を中心に展開されていました。そのため、民泊や簡易宿所(ホステルやカプセルホテルなど)の運営者はその管理をExcelや紙の台帳に頼らざるをえず、オーバブッキングのような人的ミスが多かったのです。

そんな課題を解決するために開発されたのが、今回発表された「innto」です。そのコンセプトは「毎日使うもの、だから」。宿泊所を運営する人が毎日使うことを考え、直感的なUIを取り入れているのが特徴です。

たとえば、予約・滞在状況を一覧で把握したり、部屋のアサインをドラッグ&ドロップで簡単に行うことができます。既存の宿泊管理システムが機能過多で使いづらかったのに対し、「innto」は特別なトレーニングを受けなくてもすぐに利用可能。完全クラウドなので、これらの作業は外出先や家のなかでも行えます。

一連のシステムは、利用者の要望を吸い上げ定期的にアップデートされていきます。"購入したら、それでおしまい”でない点は、大きな魅力と言えるでしょう。使いやすさに加え、導入後のケアも充実している点は、これから宿泊業を始めようと検討している個人にもうれしいポイントです。

 

■「innto」は“おもてなし”の循環を狙えるか

会見ではand factoryの執行役員、飯村洋平氏も登壇。「宿泊客への“おもてなし”が求められるなかで、宿泊に携わるスタッフがよりよく働けるための“おもてなし”はいままでなかったのでは」と語りました。

▲and factory 執行役員飯村洋平氏

前述のように、宿泊管理システムは運営者やスタッフが毎日使うものです。予約状況の確認やスケジュール管理を行えるシステムによってスタッフの作業が簡略化されれば、宿泊客にもより高いパフォーマンスで応えられるのではないでしょうか。“おもてなし”を循環できる可能性があるのも「innto」の特徴のひとつだと思いました。

 

■初期導入費は0円

「innto」の初期導入費は0円。30室以内の施設の場合、月額料金は6458円です。31室以上は従量課金制で、1室あたり月額214円が発生します。

また、万が一システム不具合が生じたときや使い方がわからなくなったときのために、24時間365日受けられるオプションも用意。アルメックスによるサポートを月額4298円で受けることができます。

*  *  *

訪日外国人の数は2016年に過去最高の2400万人を突破。東京オリンピックが開催される2020年には4000万人の訪日が見込まれ、簡易宿所の需要は日々高まっています。そんな昨今だからこそ、「innto」のように誰でも使える宿泊管理システムがあれば、旅行者にとっても運営者にとってもより良い“おもてなし”の循環を築けるのではないでしょうか。

>> アルメックス

>> and factory

 

(取材・文/神戸紅実子

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かんべくみこ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」に所属。”平成生まれ昭和育ち”ながら、スマホやアプリに関する記事を若者文化に乗り遅れまいと執筆中。東横線ユーザーだが、ときどき中央線沿線にも出没する。

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