内見や引っ越しで本当に役立つ無料アプリ6選
&GP / 2018年2月15日 11時30分
内見や引っ越しで本当に役立つ無料アプリ6選
引っ越しアプリといえば、物件を探す際の住宅情報アプリだけかと思いがち。しかし、内見や引っ越しの際にも役立つアプリもたくさんあるんです。
実際に筆者もつい先日引っ越しをしたばかりなのですが、今回はスマホが大活躍。そこで、物件を決めてから実際に引っ越しする間に大助かりのアプリを紹介したいと思います!
1.最初の内見で換算アプリは意外と役立つ
引っ越し先を探す際、「いまの部屋と比べてどれくらい広いのか、狭いのか」を判断材料にするでしょう。とはいえ、物件情報を見ていて、「8畳って何㎡?」「この平米数は何畳のこと?」と混乱するときもあります。
そこで役立つのが「なんつぼ:numTsubo」です。このアプリは「坪」「㎡」「畳」の換算に対応しており、機能はそれだけ。
履歴が残るので、何度も同じ計算をしなくていいのが利点。広さをよりリアルな感覚として知りたいときにいいでしょう。
▼坪・平米・畳 変換計算アプリ | なんつぼ:numTsubo
>> iPhoneアプリ(App Store) ※Androidアプリはなし
2.内見時には災害危険度も確認しよう
長く住むことを考えるなら、可能な限り災害とは縁遠い生活を過ごしたいものです。東京近郊に暮らす人は、とくに気にする人も多いのではないでしょうか。
内見先に訪れたら使ってみてほしいのが、「ここ大丈夫?」というアプリ。国土交通省国土政策局提供の国土数値情報(GIS)、防災科学研究所提供のJ-SHIS のデータを用いて、地図で指定した場所の洪水・浸水、がけ崩れ、土石流、地すべり、雪崩、地震の発生率を教えてくれます。
住所検索ができないのが不便ですが、内見の際などに使うといいですよ。パッと見て結果がわかりやすく、判断材料のひとつになるはずです。
▼ここ大丈夫? - 自然災害対策アプリ
3.引っ越しに欠かせない「採寸」をもっとラクに
手持ちの家電や家具が部屋に入るかどうか考えるために、玄関の採寸は欠かせません。筆者も内見では玄関の幅だけを計り、契約後には家具の配置を考えるために再度訪れて細かく採寸しました。
とはいえ、内見ではメジャーを忘れるという失態。そんなときこそ「100cm定規」の出番です。その名のとおり100cmまで計れる定規アプリで、画面以外の本体部分も含めたうえでの計測が可能です。
使い方はシンプルで、画面を左手の人差し指で押さえ、右手で端末を右方向にスライドするだけ。できるだけ左手は床などにつけて固定したほうがいいようです。
▼100cm定規
>> iPhoneアプリ(App Store) ※Androidアプリはなし
4.採寸結果は写真に書き込むのがオススメ
採寸していて、図面に書き込むだけではわかりにくい部分ってありますよね。たとえば押し入れの棚のサイズなんかは図面にも出ていないですし、意外と記入しにくいものです。そんなときは、写真に文字を直接書き込めばいいんです。
iPhoneの「写真」アプリのマークアップツールを使ってもいいですが、ちょっと自由度が低い気がしたので、筆者は「Let's Draw」というアプリを使いました。
アプリを起動したら書き込みたい写真を選び、あとはペンの色や太さを選ぶだけ。テキスト入力もできるので、数字の見やすさはバッチリです。
また、書き込んだ画像はメールに添付したり、端末に保存したりできるので、作成したメモを手軽に家族に共有することも可能です。
▼Let's Draw お絵描きアプリ
5.採寸を元に図面から家具の配置を考えよう
持って行くものが多い引っ越しの場合、転居してからの荷物の配置を事前にシミュレーションしておいたほうがスムーズに片付けられます。とはいえ、自分でゼロから詳細な図面を書くのは難しいので、そんなときこそアプリの出番。
「間取りTouch+」は、間取り図の作成と家具の配置のシミュレーションをするためのアプリです。かなり細かい部分まで作り込めるので、スマホの画面サイズでは物足りないくらいなのですが、部屋の間取りや設備、家具のサイズの調整など、本格的な図面が作れます。
筆者も実際の引っ越しで少し使ってみたのですが、あまりに細かくプランニングしようとしてしまい、途中で使うのを断念してしまいました。ですので、ざっくり考える用に使うか、とにかく作り込むかのどちらかにしたほうがいいかもしれません。
ちなみに作成した画像はJPEG形式での出力が可能なので、端末内に保存したり、メールで送信したりといったこともできます。
▼間取りTouch+ お部屋のデザインに役立つ図面作成アプリ
>> iPhoneアプリ(App Store) ※Androidアプリはなし
6.引っ越しのタスク管理に特化したアプリが便利
引っ越しに伴うさまざまなタスクを、当初はiPhoneの「リマインダー」アプリで管理していたのですが、期日ごとにわかりやすくまとめたいと思ったときに見つけたのが、「引越しタスク管理マネージャー」です。
このアプリのイチ押し機能が「チェックリスト」です。引っ越し予定日を入力しておけば、各タスクをいつまでにやればいいかを教えてくれるので本当に便利。任意でタスクを入力もできますが、何といっても最初から最低限のタスクを入力してくれている点が最高です!
また、引っ越しにかかる費用をメモするための「出納帳」もあり、複数の引っ越し会社に一括で見積もり依頼ができたりもします。引っ越しに関わる事務作業はこのアプリがあれば、一元管理できるんです。
>> iPhoneアプリ(App Store) ※Androidアプリはなし
【番外編】引っ越しでは「コンパス」や「ライト」が大活躍
iPhoneには「コンパス」アプリが標準搭載されていますが、節分で恵方を調べるとき以外にはほぼ使ったことがありませんでした。しかし、内見や引っ越しではコンパスが大活躍。
内見では窓の方角を調べるのに使えますし、引っ越し後は枕をどの方向に向けるかに使います(筆者は自宅でのみ気にするタイプ)。実際に内見に立ち会ってくれた不動産屋さんの人もコンパスアプリを使っていましたし、電気が通っていないときには「ライト」機能も大活躍。専用の道具がなくても、スマホだけあれば手軽に用が済ませることを実感しました。
* * *
これからのシーズンに引っ越しをする人も多いはず。引っ越しにまつわるさまざまな作業に、スマホを上手く役立ててみませんか?
(取材・文/今西絢美)
編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。
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