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ワイルドなブッシュストーブの使い方&オススメ8選【アウトドアの調理道具】

&GP / 2018年3月31日 18時0分

ワイルドなブッシュストーブの使い方&オススメ8選【アウトドアの調理道具】

ワイルドなブッシュストーブの使い方&オススメ8選【アウトドアの調理道具】

ガスやアルコールを必要とせず、野外にある小枝を燃やし熱源にするブッシュストーブ。ここ数年、アイテムが急増しているが、ガスバーナーと異なり慣れないと着火や火力の調整が難しい。そこで、ブッシュストーブの火の付け方とオススメのアイテムを8点紹介する。

■ブッシュストーブはひとり飯を贅沢な時間に変える

小枝や松ぼっくりなど、キャンプ地に落ちているモノを燃料とするブッシュストーブがアツイ。ガスなら、気に入ったキャンプ地を見つけて5分後にはコーヒーにありつける。実に簡単だ。一方のブッシュストーブは燃料を集めることから始まり、ほのかな火をパワフルで安定した炎に育て、ようやく鍋を載せることになる。手間はかかるが炎を見ながらのひとり飯は格別、飽きることもないのだ。

ブッシュストーブには、シンプルな箱型と二次燃焼を促すものがある。二次燃焼とは、燃焼しきれなかったガスを熱風で燃やすこと。ブッシュストーブでは二重壁で熱風を生み出すシステムが多く、燃焼効率は高いが、箱型よりも収納は大ぶりになりやすい。どちらを選ぶかは収納へのこだわり次第だ。

気をつけたいのは、コンパクトなブッシュストーブは、当然細く、短い薪しか入らない点。こまめに木を投入しなくてはならないので、煮込み料理や長時間焚き火を楽しみたいなら、太めの薪に対応するサイズを選んだ方がいい。

箱型と二次燃焼型、いずれも下部から空気を取り入れやすい構造になっており、ひとたび炎が安定すれば多少ラフに薪を入れても火力はキープできる。ただし、時間が経つと灰で空気取り入れ口がふさがれることも。火を操ることも、ひとり飯の醍醐味といえるだろう。

<ブッシュストーブの使い方>

■STEP1:焚き付けと薪を用意

焚き付けとして樹皮、枯れ葉、松ぼっくりなどを用意。薪はストーブに合わせて切り、細薪と太薪に分類する。

■STEP2:自家製着火剤を置いて着火

底まで距離があるので着火剤に火が届くところまで焚き付けをふんわり入れ、その上に着火剤を置いて着火。

■STEP3:着火剤を下の方に落とす

トングや枝を使って、火が付いた着火剤を下の方に落とし、下から火が回るようにする。火が消えないよう注意。

■STEP4:暖まるまで薪を追加

細薪に火が付いたら徐々に太薪を投入。小型ストーブは安定する前に火が立ち消えることがあるので目を離さないように。

■STEP5:時折、底の灰を取り除く

底に灰がたまると空気孔をふさいでしまう。ストーブをゆするなどして底の灰を取り除き、空気の通りをよくする。

■風の力を利用する国産エコストーブの元祖

ユニフレーム
「ネイチャーストーブ」(4800円)

1997年、ティッシュと小枝で湯を沸かせるエコストーブとして誕生。本体・五徳ともハンドル付きで移動が容易。ステンレス製(メッシュ部は特殊耐熱鋼)。
サイズ:W14×H16×D14cm(収納W13×H1.5×D13cm)重量:320g

 

■焚き火に負けないタフさが自慢!

SOTO
「ミニ焚き火台 ヘキサ」(2160円)

底面+ロストルの二重底で、その分重さは増えるが安定感がある。開口部が大きく、ひとり分の網焼きにもちょうどいい。
サイズ:W15.5×H 7.9×D15.5cm(収納D14×H0.5×D14cm)重量:226g

 

■軽量化を極めたチタン×肉抜き

エンバーリット
「ファイヤーアント チタン」(1万3500円)

チタン+シンプルな箱形+肉抜きを極めることで約100gという軽量化を実現。付属プレートを上部に取り付ければ固形燃料やアルコールストーブにも対応。
サイズ:W7.7(底)×H12.7×D7.7cm(収納W14.5×H11.5cm)重量:106g

 

■小型軽量ながらダッチオーブン対応

マックスブースト
「フォールディング ウッドストーブ」(2480円)

薪の継ぎ足しが容易な大きな窓があるため長時間の煮込み料理に対応。クロス状の五徳を載せればダッチオーブンにも耐えられるタフさが自慢だ。
サイズ:W 17×H 18×D17cm(収納W 17.5×H1×D18cm)重量:525g

 

■二次燃焼ブームの火付け役

ソロストーブ
「ソロストーブ タイタン」(1万800円)

畳めないが、五徳部をひっくり返して1.8ℓクッカーに納めて持ち運べる。燃焼効率の良さと大きめサイズならではの高火力が魅力。
サイズ:φ13×H20cm(収納φ13×H14cm)重量:467g

 

■湯沸かしと調理を同時に行える

ケリーケトル
「トレッカー(ステンレス)0.6ℓ」(9180円)

焚き火台の上にケトルを置くと煙突効果で素早く内壁を熱し、湯を沸かす。ケトル上部に別売のポットサポートを装着すれば炒め物を同時に作れて無駄がない
サイズ:φ14×H 29cm(収納φ14×H 27cm)重量:740g

■(写真右)コンパクト収納を実現した二次燃焼型ストーブ/(写真左)組み立て簡単 美しさが際立つULストーブ

(写真右)トークス
「ソロBPウッドバーニングストーブ」(8316円)
(写真左)バーゴ
「キサゴンウッドストーブ チタン」(1万584円)

「ソロBPウッドバーニングストーブ」(写真右)

3ピースに分解でき、少し大きめのマグカップ程度にスタッキングできるのでUL(ウルトラライト)派も納得。アルコールストーブのゴトクにもなる
サイズ:φ8.6×H18.4cm(収納φ9.4×9.5cm)重量151g

「キサゴンウッドストーブ チタン」(写真左)

底網が地面より1cmほど上に位置しているので空気を取り入れやすく、また上部がすぼんだ形なので炎が集中。プレートがヒンジでつながっており組み立てのストレスもない。
サイズ:W12.7(底)×H 10.1×D7.6(上部)cm(収納W 18×H 0.5×D17cm)重量:116g

 

<ドヤ顔するなら着火にこだわる>

▲(左から) UCO「タイタンストームプルーフマッチ キット」(1620円)、「エンバーリットイグナイト シェイビング」(1080 円)、ブッシュクラフト「ファイヤースチール」(2700円)

男前ブッシュストーブを手にしたのなら、着火にもこだわりたい。ファイヤースチールは現代版の火打ち石。ススキの穂やチャークロスの上にロッドを削ったマグネシウム粉を置き、ストライカーの摩擦で火花を飛ばして種火を作る。手間はかかるが火の育つ様子は愛おしい。豪雨や風でライターの火が消えるようなシーンなら、花火のように炎を上げるタイタンストームプルーフマッチと油脂をたっぷり含んだイグナイトシェイビングで颯爽と着火!

 

<火力アップに便利なファイヤーブラスター>

空気をたくさん送り込むと炎の勢いが増すのはご存じの通り。うちわであおいでもいいが、薪の上にかぶった灰が巻き上がることも。火ふき棒=ファイヤーブラスターを使えば、灰が舞いにくく、組んだ薪の奥まで空気を送れるのがメリットだ。炎は薪を伝って上がるという性質があるので、薪の高さで調節するという手もある。

▲マックスブースト「ポケットふいご」(1680円)
炎が落ち着いてしまっても、ポケットふいごで空気を送れば、一呼吸置いたころに“ボワッ”と炎が復活する

本記事の内容はGoodsPress4月号70-71ページに掲載されています

(取材・文/大森弘恵 撮影/森口鉄郎)

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