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人とは違う写真を撮れる!スケルトンな自作デジカメは写りがおしゃれ

&GP / 2018年4月27日 19時0分

人とは違う写真を撮れる!スケルトンな自作デジカメは写りがおしゃれ

人とは違う写真を撮れる!スケルトンな自作デジカメは写りがおしゃれ

天気のいい日にどこか近場をお散歩。気の合う仲間と週末に少し遠くにキャンプ。そんなとき、スマホで写真を撮るのもいいですが、一風変わったカメラを携えれば盛り上がること間違いなしです。

「CROZ DIYカメラ トランスペアレント」は名前のとおり、自分で組み立てるDIYカメラ。スケルトンボディな見た目からしておもちゃのような個性的なカメラですが、500万画素のCMOSセンサーを搭載しています。

おしゃれな外見に一目惚れし、早速このカメラを持っておでかけしました。

 

■カメラを自作する“新鮮さ”と懐かしい色合いの“写り”が魅力

このDIYカメラの魅力は、「カメラを自分で組み立てられる」ことと、少し古い色合いで「味のある写真が撮れる」ことのふたつ。

カメラキットには、“魚眼”と“広角”というふたつのレンズが同梱されているので、撮りたいイメージによってレンズを変えられます。

早速、実際にカメラを使って撮影した写真をいくつかご紹介しましょう。

▲魚眼レンズで撮影。全体的に丸みを帯びている写り

▲広角レンズで撮影。魚眼レンズよりも、左右の広い範囲が写真に収まる

このカメラ、ノーマル、白黒、セピア、そして全体的に青みを帯びたブルーの4つの撮影モードが選べるすぐれもの。スマホのカメラのようにフィルターをかけて撮影が楽しめるんです。

▲左上のスイッチで撮影モードを切り替える。左から、ノーマル、白黒、セピア、ブルー

では4種類のモードでそれぞれ撮影した写真をご紹介しましょう。

▲ノーマルモード

▲白黒モード

▲セピアモード

▲ブルーモード

個人的には、ノーマルモードの色合いが一番好きでした。アートな作品を撮りたいときは白黒、メランコリックな印象を出したいときはセピア、少し変わった世界観を出したい時はブルーなど、使い分けできるのが楽しいです。

スマホのカメラでも1200万画素を超えるほど高画質時代ですが、500万画素のカメラであえて撮影する写真は、この画質ならではの粗さが魅力になっています。

なお、画像データはJPG形式で保存されるので、パソコンに取り込んだり、スマホで管理しやすいのもメリットです。

 

■ドライバー不要の簡単組み立て

ここからは、もう一つの魅力、“カメラのDIY”についてご紹介しましょう。カメラのキットを開くと、カメラの基盤、アクリルケース、ボルトとナット、レンズ2種類、そしてmicro USBケーブルが同梱されています。

▲基盤とアクリルケース、ボルトとナット。単4電池とSDカードは別売り

カメラを組み立てるなんて、それだけでわくわくします。それでは早速、組み立て開始です。

真ん中で二つ折りになったアクリルケースの間に基板を挟み、別売りの単4電池をふたつセットします。そして、専用のボルトとナットを使って閉じます。

アクリルケースを手で少し押さえながらボルトとナットを留めるのは、プラスチックが割れないか少しどきどきする作業でした。

ナットを締めるときには、指で回して、最後は爪などでぐっと少し強めに回すだけで簡単に留まります。ドライバーなどの工具を使うと部品を傷つけてしまう可能性があるのでおすすめしません。

▲完成した本体(左)と、魚眼レンズ・広角レンズ(右)

組み立てが完成したら、SDカードを挿し込んで準備完了! DIYが苦手な私でも5分程度で簡単に組み立てることができました。

組み立て後のサイズは、幅約10.5×高さ7.5×奥行1.1㎝で重さは48gと、コンパクトかつ軽量です。

操作方法は、ふたつのスイッチを使うだけといたって簡単。ひとつは電源とシャッター機能をもつスイッチ、もうひとつは、4種類の撮影モードを選択できるスイッチです。

なお、カメラの前面にはふたつのLEDライトがあり、その点灯の仕方によってカメラの作動状態を確認できます。

▲バッテリー残量が少ないときは、右側のLEDライトが点滅。SDカードがしっかり挿し込まれていないときや、メモリー残量が不足しているときは、左右のLEDライトが同時に点滅する。両方のLEDライトが点滅・点灯しないときは、電池交換が必要

右側のLEDライトが点灯しているときは「スタンバイモード」で、撮影の準備が完了している状態。シャッターボタンを押し、写真が撮影できたら、左側のLEDライトが点滅します。

 

■不便さもまたDIYカメラならでは

スマホのカメラとは違い、DIYカメラでは撮った写真をその場で確認できないため、スマホに慣れていると少し不便に感じるかもしれません。しかし、この不便さだからこそ、フィルムカメラのような「どんな風に撮れているだろうか?」というドキドキ感を味わえます。

手ブレ補正機能はないので、手ブレするときもあります。しかしそれはそれで、味のある写真が撮れたりするんです。

また、写真の四隅が丸く削れている点が気になるという人もいるかと思います。私も最初に写りを確認したとき、四角い写真写りではないことにおどろきました。しかし、普段と雰囲気の違う写真が撮りたいときに、ピンホールカメラで撮影したかのような出来ばえになっているというのがいいんです。

なお、一眼レフカメラと違いコンパクトなので、持ち歩きに便利ですが、レンズやレンズカバーを失くしやすいので、管理には十分気を付けましょう。

*  *  *

デジカメよりもコンパクトで軽量、スマホと同じ感覚で使える「CROZ DIYカメラ トランスペアレント」は、1万6200円(税込)。

スペックよりもデザインや個性的な映りを重視しているカメラ好きな人や、プラモデルなど自分で組み立てることが好きな人におすすめな1台です。

>> CROZ DIYカメラ トランスペアレント

 


(取材・文/中川美紗

なかがわみさ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」に所属。「旅」と「アート」が大好き。情報が目まぐるしくアップデートされるスマホやウェブサービスに立ち向かいながら、webメディアを中心に記事を執筆中。

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