新ZenFone 5は3機種展開!AIモデルと4つのカメラ、どっちがイイ?
&GP / 2018年5月16日 11時30分
新ZenFone 5は3機種展開!AIモデルと4つのカメラ、どっちがイイ?
ASUS JAPANは5月15日、ZenFoneの最新世代となる「ZenFone 5」シリーズ3機種を国内向けに発表しました。同日より予約開始となり、5月18日(金)より順次発売されます。
新しいZenFone 5シリーズは、既報の通りMWC2018でグローバル向けには発表されていました。
国内向けには、型番名が「ZenFone 5(ZE620KL)」、「ZenFone 5Z(ZS620KL)」、「ZenFone 5Q(ZC600KL)」となりました。グローバル向けに「ZenFone 5 Lite」として紹介されたモデルが、国内向けに「ZenFone 5Q」というネーミングでローカライズされたようです。
それでは、各機種の概要を見ていきましょう。
■実はZenFone 5と5zの見た目は同じ
冒頭で3モデルとは言いましたが、実は「ZenFone 5」と「ZenFone 5Z」のボディは同じ。異なるのはスペックです。
▲ディスプレイは6.2型で、上部には凹型のくぼみ(ノッチ)がある。設定でノッチは隠せるようになっている。本体サイズはW75.6mm×H153mm×D7.7mm、重量は約165gとなる
例えば、上位モデルであるZenFone 5Zは、Snapdragon 845を搭載し、128GBのストレージを内蔵します。一方のZenFone 5は、Snapdragon 636を搭載し、64GBのストレージを備えます。
ZenFone 5Zは7万5384円(税込、以下同)で、6月下旬より発売予定。ZenFone 5は5万7024円で5月18日発売予定となります。
▲カラーは「シャイニーブラック」(右)と「スペースシルバー」(左)の2色。背面に指紋センサーを備える
通信に関しては、2つのSIMカードでVoLTEの同時待ち受けができる「DSDV」に対応。大手3キャリアのVoLTEをサポートします。
■やっぱりカメラ機能は見逃せないっ!
ZenFone 5/5Zは、背面にデュアルレンズカメラを搭載。F値1.8のメインカメラと、画角120度の広角カメラを備えます。両者の切り替えは、カメラアプリ上のUIをタップして行います。また、詳細は省きますが、F値を調整して撮影時に背景のぼかし具合を調整する機能も搭載。
▲メインカメラ(1200万画素)
▲広角カメラ(800万画素)
AIを活用し、シーンごとに最適な撮影モードを選択できることも特徴です。例えば、会場に設置された葉っぱにカメラを向けると撮影シーンを「グリーン」と認識。葉っぱのマークが表示されました。
▲画面右上に葉っぱのマークを拡大。ペットやフード、花など16のシーンタイプから最適な撮影モードが選択される
そのほか、ユーザーの写真加工の傾向を学習して、おすすめのエフェクトを提案する「AI Photo Learning」機能も搭載します。写真を撮れば撮るほど、好みの色味やコントラストを理解していき、ユーザー専用のカメラに育っていくらしい。こちらは使い込みながら検証する必要がありそうです。
■AI機能がいっぱいあるよ!...って何ができるの?
さて、AIを謳う機能は、なにもカメラに限ったことではありません。例えばこんな機能も用意されていました。
- 画面を見ている間はスリープしない
- 周囲の音の大きさに応じて着信ボリュームを自動調節してくれる
- 充電によるバッテリーの劣化を防ぎ、寿命を最大限に引き延ばす
- オーバークロックさせて処理性能を引き上げる
うむ、どれも地味です(笑)。何をどうAIが働いているのかも素人目には分かりませんね。でも、陰ながらユーザーの使い勝手を向上してくれるのがAIのよいところ。
ちなみに、MWC2018では会場の笑いを誘った「ZeniMoji」。ユーザーの表情をリアルタイムで瞬時に読み取り、ASUS独自のキャラクター「禅太郎」になりきることができるアレです。こちらもやっと実装されたので、試してみました。
▲ZeniMojiは「Selfie Master(セルフィーマスター)」アプリの1機能となる。禅太郎を含め、キャラクターの種類はいまのところ3種類
他社の類似機能と異なるポイントは、サードパーティ製のアプリで利用できること。例えば、「LINE」や「Messenger」でのビデオ通話でも活用可能。また、最大10秒の動画として保存できます。ちなみに、ライブストリーミング配信については、後日アップデートで対応予定とのこと。
■ZenFone 5Qの「Q」は「クアッド」の意味
ZenFone 5Qは少し価格を抑えたミッドレンジモデル。「Q」って何だ、と思いましたが、どうやら「クアッド」という意味らしい。カメラを計4つ搭載します。
特徴は、広角撮影への切り替えがインカメラでも行えること。複数人での記念撮影や、旅行先での景色を含めたセルフィーで活躍しそうです。
▲ZenFone 5Q。背面・前面ともにデュアルカメラに。カラーバリエーションは左から「ムーンライトホワイト」「ミッドナイトブラック」「ルージュレッド」の3色を展開
▲インカメラの標準レンズ(1600万画素)で撮影した作例
▲インカメラを広角レンズ(800万画素)に切り替えて撮影
ZenFone 5/5Zと比べると、5Qはノッチがありませんし、AI機能もサポートしません。ディスプレイは6インチで、本体サイズは約W76mm×H160.5mm×D7.7mm、重量は約168gとなり、ちょっとだけ大きい。ちなみにCPUにはSnapdragon 630、メモリは4GBを搭載します。
同機の価格は4万2984円。AI関連機能にこだわらなければ、他2機よりもコスパが高そうな印象を受けました。発売予定日は5月18日(金)となります。
▲量販店やECサイト、MVNOで取り扱う
* * *
ZenFone 5シリーズの3モデルは、5月15日より予約が開始されています。そろそろSIMフリースマホを買い替えようと思っている人は、ぜひチェックしてみましょう。
ちなみに、5月15日から27日(日)まで、期間限定でASUS Store AkasakaにてPop Up Storeがオープン。実機展示があるほか、ワークショップやセミナーも開かれるので、興味があれば足を運んでみてくださいね。
>> ASUS
(取材・文/井上 晃)
スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。編集プロダクション「ゴーズ」所属。
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