先端技術で“おもてなし”を追求。BMWの新旗艦「7シリーズ」上陸!
&GP / 2015年10月9日 18時0分
先端技術で“おもてなし”を追求。BMWの新旗艦「7シリーズ」上陸!
BMWの最もラグジュアリーで大きなセダン、「7シリーズ」が新しくなりました!
保守本流のライバル、メルセデス・ベンツ「Sクラス」に対抗すべく、BMWのトップ・オブ・セダンは、可能な限り先端技術を詰め込むのが常。1970年代に登場した初代から数えて6代目に当たる新型も、その例に漏れません。
燃費を向上させて二酸化炭素の排出量を抑えるため、ボディを構造から見直して軽量化。また走行中は、前方の凹凸を感知して前後サスペンションの硬さなどを調節、“上質でしなやかな乗り心地”を提供してくれます。
21世紀を感じさせるのが“人とクルマとのインターフェース”。定められたジェスチャーを行うと、オーディオの音量を調節でき、電話の発信受信をコントロール可能です。指先を中空でクルクルすることで、お気に入りの部分で音楽のボリュームを上げたり、キッパリと手のひらを向けることで着信拒否できるわけ。う〜ん、近未来っぽい! ちなみに、リアシートに座る大切な乗員のために、後席にはタッチパネルを備えた専用タブレットが用意されます。
さらに! 新型7シリーズのキーは、なんと自車を遠隔操作するリモコンになっているんです。狭い駐車場に停める時など、ドライバーをはじめとする乗員は先に車外に出て、あとはリモコンとなったキーでクルマを前進、またはバックさせるだけ。入出庫の際に、ドライバーが周囲を注意しながらクルマを動かせるので、「むしろ安全」というのが、BMWの主張です。ちなみにこの機能、2016年中旬に導入予定なのだとか。
ボディは、標準タイプ(全長5110mm)とロングボディ(5250mn)を用意。エンジンは、4.4リッターV8ターボ(450馬力)と3リッター直6ターボ(326馬力)の2種類。さらに2016年には、2リッター直4ターボ(258馬)に電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドモデルが加わる予定です。
■軽さを求めてカーボン、アルミ、高張力鋼板を多用!
「明日のラグジュアリーを、いまつくる」。BMW新型7シリーズの発表会に登壇したBMWジャパンのペーター・クロンシュナーブル社長は、そういって胸を張りました。“トラディッショナル”に留まらない、コンテンポラリー(現代)さこそが、7シリーズを特徴づけるというのです。
続いて、デベロップメント・ジャパン本部長のルッツ・ロートハルト氏は、7年前にニュー7シリーズの開発を始めるに当たり、1万人にのぼるBMWのエンジニアたちに「2015年にはどんな技術が実用化されているかを予想させた」といいます。モデルライフの長いフラッグシップは、近未来を見据えてつくらないと、すぐに陳腐化してしまうからです。
“カーボンコア”と名づけられた新しい7シリーズのボディは、カーボンファイバー、アルミニウム、高張力鋼板などを用いた複合構造。従来モデルのそれに比べ、130kgもの軽量化を果たしました。
ボディサイズは、全長5110(5250)×全幅1900×全高1480(1485)mm(カッコ内はロングボディ)。先代よりわずかに長くなっています。BMWドイツ本社でエクステリア・クリエイティブ・ディレクターを務める永島譲二氏によると、前後左右とも、上下に水平線を配して、大型セダンを「低く」「広く」見せているそうです。
拡大されたキドニーグリルの内部には、開閉可能なエアベントが設けられました。エンジンのオーバークールを防ぐだけでなく、空力性能のアップにも寄与しています。ちなみに、新型7シリーズの空気抵抗は大幅に低減され、Cd値は0.3から0.25(!)になったとか。
ひと目で「ビーエムだ!」と分かる特徴的なポジショニングランプは、7シリーズ専用の意匠が与えられました。ヘッドランプには“BMWレーザーライト”を採用。通常のLEDより2倍の照射距離を誇ります。
エンジンは、「750i/750Li」が4.4リッターV8ツインターボ(450馬力/5500〜6000回転、66.3kg-m/1800〜4500回転)、「740i/740Li」が3リッター直6ターボ(326馬力/5500回転、45.9kg-m/1380〜5000回転)を搭載。トランスミッションは、いずれも8速ATです。
“2アクスル・エア・サスペンション”と呼ばれる足まわりには、エアスプリングが用いられます。走行中は“アクティブ・スタビライザー”が横揺れを抑え、一方、フロントウインドウに設けられたステレオカメラが前方の凹凸を検知。継続的にサスペンションを調整して、快適性を確保します。
前方のクルマとの距離を維持しつつ追走する“アクティブ・クルーズ・コントロール”、車線からの逸脱を警告する“レーン・ディパーチャー・ウォーニング”、死角に他車の存在を知らせる“レーン・チェンジ・ウォーニング”をはじめ、各種安全装備を満載。技術的ショーケースの役割も果たします。
そしてドアを開けると、カーペットのように足元を照らす“ウェルカム・ライト・カーペット”、車内をさまざまな光で彩る“アンビエント・ハイライト”、さらにパノラマサンルーフ、マッサージ機能など、おもてなしの機能も数えきれません。“BMWタッチ・コマンド”という7インチタブレットを操作して、快適装備やエンターテインメントの操作ができるのも、ニュー7シリーズの新しいところです。
究極の“ドライビング・ラグジュアリー”を目指したBMW7シリーズ。考え得る最先端のハイテクにより快適性をとことん追求した、注目に値する高級セダンです。
・740i:1217万円
・740i M Sport:1288万円
・740Li:1346万円
・740Li M Sport:1432万円
・750i:1485万円
・750i M Sport:1537万円
・750Li:1649万円
・750Li M Sport:1701万円
<SPECIFICATIONS>
☆740i
ボディサイズ:L5110×W1900×H1480mm
車重:1880kg
駆動方式:FR
エンジン:2997cc 直列6気筒 ターボ
トランスミッション:8AT
最高出力:326馬力/5500回転
最大トルク:45.9kg-m/1380〜5000回転
価格:1217万円
(文&写真/ダン・アオキ)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
もはや「絶滅」寸前!? 燃費“度外視”の「V12エンジン搭載モデル」何がある? まさかの「SUV」にも搭載!? ロマン&トルクたっぷりの魅力とは
くるまのニュース / 2024年5月4日 10時10分
-
惚れ惚れとするスタイリングに、“ネットゥーノ・エンジン”を搭載!マセラティ「グラントゥーリズモ」で再認識したエンジン車の魅力
&GP / 2024年4月27日 21時0分
-
アンダー300万円のトヨタ「小さな高級車」発売中! 280馬力&5速MTの「コンパクトFRセダン」 見た目以上に凄いヤツとは
くるまのニュース / 2024年4月14日 7時40分
-
スバル“最新”「レガシィ」登場! 全長4.8m級ボディにめちゃ「スポーティデザイン」がカッコイイ! 「レガシィ セダン」米展示に反響
くるまのニュース / 2024年4月12日 11時10分
-
5リッター“V8”搭載! レクサス新型「スポーティセダン」実車公開! 480馬力超えでめちゃ楽しそうな「IS」NYに登場
くるまのニュース / 2024年4月8日 19時10分
ランキング
-
1「スナップえんどう」の筋取りが、お家にあるアレを使うだけで簡単キレイに!驚きのアイデアに「目からウロコ」「見ていて気持ち良いー!」
まいどなニュース / 2024年5月6日 15時45分
-
2親を扶養に入れるメリット・デメリットを確認してみよう
マイナビニュース / 2024年5月7日 11時2分
-
3死者をデジタルで復活させる「故人AI」が海外で急速に普及 「悲しみに暮れる人の社会復帰を妨げる」という懸念も
NEWSポストセブン / 2024年5月7日 7時15分
-
4やよい軒で「わかってる」人が頼んでるメニュー。「神」「最強」の声も...。《編集部レビュー》
東京バーゲンマニア / 2024年5月6日 17時0分
-
5【疑問】「白内障」「緑内障」は何が違うの? 原因&治療法を眼科医に聞いてみた
オトナンサー / 2024年5月6日 20時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください