iPhoneだけじゃない！ソフトバンクはAndroidも本気です

＆GP / 2015年10月9日 21時14分

ソフトバンクが、2015年冬から2016年春までに発売する新モデルを発表しました。スマホは全6機種で、SoftBankブランドからは4機種、Y!mobileブランドからは2機種が発売されます。

今季のラインナップの目玉に据えられたのが、グーグルが9月29日（米国時間）に発表したばかりのNexus最新モデル。ソフトバンクからは5.7インチディスプレイを搭載するハイエンドモデル「Nexus 6P」、ワイモバイルからは5.2インチのミドルクラスモデル「Nexus 5X」が発売されます。どちらもAndroidの最新OS「Android 6.0 Marshmallow」を搭載しています。

Nexus 5XはNTTドコモも取り扱いますが、Nexus 6Pは国内キャリアではソフトバンクだけが販売します。発表会には、グーグル社のAndroid担当副社長ヒロシ・ロックハイマー氏も登場。ソフトバンク社長兼CEOの宮内謙氏と固く握手を交わし、戦略的な提携であることをアピール。

ソフトバンクは国内で初めてiPhoneを扱ったキャリアでもあり、“iPhone最重視”という印象が強かったのですが、これからは、Androidにも力を入れていくぞ！ということでしょう。

◼︎iPhone 6s Plusのスペックを大きく上回る「Nexus 6P」

Nexus 6Pはファーウェイ製で、10月下旬発売予定。5.7インチのWQHD（2560×1440ドット）の有機ELディスプレイを搭載しています。CPUは2.0GHzのオクタコアで、RAMは3GBというハイエンド仕様。

12.3メガピクセルの背面カメラは、従来よりも光を多く採り入れるセンサーを採用し、F値2.0の明るいレンズを搭載しています。起動もAFもスピーディーでした。もちろん4K動画も撮影できます。前面カメラも8メガピクセルと高画素なので、自分撮りを楽しみたい人も満足できそうです。前面にステレオスピーカーを搭載しているので、「YouTube」や「Netflix」など動画を見る楽しさも高まりそうです。

航空機に使われるアルミを用いたボディもリッチ感があり、ガジェット好きの物欲をくすぐりそうな仕上がり。新たに搭載された指紋センサーは、ワンタップでロックを解除でき、アプリのアンロックや決済などにも使えるそうです。

外部接続ポートは、裏表どちら向きでも挿せて、データ転送速度も速い「USB Type-C」になっています。

SoftBankユーザーの中には、長くiPhoneを使っていて、そろそろ違う端末も使ってみたいと思っている人もいるのでは？そんな、こだわりユーザーの新しい選択肢となるかもしれません。

◼︎iPhone 6sのライバルとなりそうな「Nexus 5X」

Nexus 5Xは、LGエレクトロニクス製モデルで、10月下旬発売予定。日本でもロングセラーを記録したNexus 5の後継モデルです。5.2インチのフルHDディスプレイ、1.8GHzのヘキサコアCPUを搭載しています。カメラは背面が12.3メガピクセル、前面は5メガピクセルという構成です。

6Pよりスペックは低く、ミドルレンジという位置付けですが、日常的な用途に不便を感じることはないスペック。7.9mmと薄いので持ちやすく、軽快に操作できることも魅力。6Pと同様に背面に指紋センサーを搭載し、USB Type-Cのコネクターも備えています。

バランスが取れた、使いやすい高性能モデルといった印象です。Y!mobileの料金プランは月額2980円（データ1GB／10分以内×月300回の国内通話が無料）から利用できる経済性も魅力。iPhone 6sの好敵手となるかもれません。

なお、NTTドコモは32GBのカーボン、クォーツの2色を販売しますが、Y!mobileは、グーグルが販売するSIMフリー版と同じくカーボン、クォーツ、アイスの全3色、16GBの32GBの両モデルを取り扱います。

◼︎Xperia Z5やAQUOS Xx2も登場！

ほかに、Softbankブランドでは、ソニーモバイルコミュニケーションズ製の「Xperia Z5」（10月下旬発売予定）、シャープ製の「AQUOS Xx2」（11月中旬発売予定）、「AQUOS Xx2 mini」（2016年1月中旬発売予定）が発表されました。

Xperia 5は、約5.2インチのフルHDディスプレイを搭載するモデルで、NTTドコモとauが発表済みの同モデルとスペックはほぼ共通。2300万画素の高性能カメラを搭載し、指紋センサーも搭載。ハイレゾ再生やデジタルノイズキャンセリングにも対応しています。

ソフトバンク版は、SoftBankのロゴを記さず、グローバル版と同じデザインになっています。

AQUOS Xx2とAQUOS Xx2 miniは、画面サイズが異なる兄弟モデル。AQUOS Xx2は約5.3インチのフルHDディスプレイを搭載。120Hzの高速駆動を実現した「ハイスピードIGZO」を採用しています。

AQUOS Xx2 miniは約4.7インチのフルHDディスプレイを搭載。Xx2と同じく「ハイスピードIGZO」を搭載。背面カメラはどちらも1310万画素ですが、前面カメラはXx2が約800万画素なのに対し、Xx2 miniは約500万画素と、少しだけスペックが抑えらえています。

Y!mobileブランドからはファーウェイ製の「LUMIERE」が10月下旬に発売されます。このLUMIEREは、SIMフリーで発売されている「HUAWEI P8lite」をベースとするモデルで、約5インチのHDディスプレイ、約1300万画素の背面カメラなど、ハードウェアのスペックはSIMフリー版と共通です。