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“こいつ、動くぞ!” 動画で振り返るホビーショー【第57回静岡ホビーショーレポート】

&GP / 2018年5月21日 21時0分

“こいつ、動くぞ!” 動画で振り返るホビーショー【第57回静岡ホビーショーレポート】

“こいつ、動くぞ!” 動画で振り返るホビーショー【第57回静岡ホビーショーレポート】

5月12日、13日に行われた静岡ホビーショーでは、ラジコン、プラモデル、鉄道模型、モデルガンといった新作のうち、ユニークな動きやギミック、精密な機構が目を引くモデルが、数多く展示されていました。ホビーショーレポートの第2回では、それぞれの特徴が分かるよう、現地で撮影した動画とともに、各モデルの詳細をレポートします。

■地面の形状に合わせて這って歩くムカデ型ロボット

タミヤ
「ムカデロボット工作セット」(3456円)

大阪大学の大須賀教授が率いるチームが作ったもの(全長1230mm)を、タミヤが「楽しい工作シリーズ」のホビーアイテムとして全長400mmで商品化しました。中央部のギヤボックスにモーターと電源を内蔵。パワーを各ユニットに伝え、柔らかい素材でできた脚(歩肢)を回しながら進みます。

▲元となった全長1230mmのムカデロボット

連結するユニットの数などはユーザー自由にカスタマイズでき、動きの変化を楽しめるのです。ちなみにミニ四駆用の高速モーターに入れ替えると、スピードがアップするとかしないとか…。7月発売予定です。

脚の動きが実にリアル! 見ているだけで背筋がゾクッとします。組み立てはネジ止めとはめ込みのみ。電源は単4形電池2本(別売り)。

 

■スピンさせるのが楽しいアクションバギー

童友社
「クレイジーサイクロン」3218円 6月発売予定
「トルネードモンスター」1万584円 7月発売予定

▲「クレイジーサイクロン」

童友社が発表した2モデルはダイナミックな走りが特徴です。走行中に急旋回させると車体が横向きになりながらダイナミックにスピン! クルクルと回った後は再び走り続けます。また、壁に衝突した際にそのまま前進させ続けると車体が反転。上下がひっくり返り、そのまま走行させられるのです。

▲「トルネードモンスター」

障害物に接触して転倒しても操縦次第で起き上がるので、起こしにいく必要はありません! コンパクトなのが「クレイジーサイクロン」(4輪)、存在感たっぷりの大型サイズが「トルネードモンスター」(3輪)。

単体で走るのはもちろん、複数台で衝突させ合いながらワチャワチャ遊ぶのも楽しい! ちなみにトルネードモンスターは操作次第ではジャンプさせることもできるそうです。「クレイジーサイクロン」は単4形アルカリ乾電池4本、トルネードモンスターは内蔵の充電式バッテリー(9.6V ニッカドバッテリー)で動きます。

 

■昨年話題になった3輪ラジコンバイクが完成品で登場

タミヤ
「1/8 電動RCトリプルホイールシリーズ スターユニット トリプルホイール ダンシングライダー(完成モデル)」(2万3544円)

タミヤ「ダンシングライダー」に完成品がラインナップします。この3輪バイクは、コーナリングの際には車体をクネクネとひねらせるように曲がるのが特徴。サーボの働きと連動するサポートアームを搭載し、転倒時には送信機のステアリング操作で起き上がります。昨年末から発売されている組み立てキットとは異なり、デリバリースクーターをモチーフにしたポリカーボネイト製ボディはシルバーで塗装済み。シャーシも組み立て済みなので、電池を入れるだけですぐに遊べます。7月発売予定。

操縦席に座るドライバーの人形も塗装されています。ちなみにコミカルなボディは、タミヤニュースなどの挿絵を手掛けるイラストレーター・有野 篤氏が監修したもの。全長約260mm。電源には走行用タミヤ製単3形電池4本もしくはタミヤLF-1100 6.6Vレーシングパックを使用。

■パワフルになって帰ってきた!段差を乗り越えるRC建機

京商
「1/50 完全完成テーブルトップ IRC 建設機械 油圧ショベル コマツ PC1250-8(HG)」(2万4840円)

実車両のような仕上がりと多彩なアクションを併せ持つ京商の「IRC油圧ショベル」の新作は、クラッチの性能を強化。約30gまで持ち上げられるようになりました。これにより小さなブロックや消しゴムなどをバケットで軽々と“運搬”できるのはもちろん、段差を乗り越えられるんです。操作方法は段差に履帯を乗せた後、上部を反転させてバケットで車体をひと押し! 力強く段差をよじ登る姿を見ていると、操作したくてウズウズしてきます。

メタル製のボディは、手に持った時のズッシリ感がすごい! ブームの左右両面にあしらわれているのは、輸出仕様の “KOMATSU” のゴロ。JIS方式の操作パターンを採用した専用送信機で動かす仕組みで、すべての稼働部を実車同様に動かせます。電源には単4形アルカリ電池4本を使用。

■見ているだけでテンションが上がる戦車

タミヤ
「1/35 RCタンクシリーズ マークIVメール」(価格未定・今秋発売予定)
「1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.361 陸上自衛隊 16式機動戦闘車」(価格未定・今夏発売予定)

▲「1/35 RCタンクシリーズ マークIVメール」

タミヤの新作として展示していた新旧のラジコンとプラモデルの戦車も実によく出来ていました。ラジコンの「1/35 RCタンクシリーズ マークIVメール」は時速6kmで走行していた昔の実車輌と同様にのんびりと走行します。まるで陸亀のように進む姿は見ているだけで心が和みます。

▲「1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.361 陸上自衛隊 16式機動戦闘車」

また、プラモデルの「1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.361 陸上自衛隊 16式機動戦闘車」はフロント側の2軸のステアリングが実車輌さながらに可動。タイヤと連動して動くメカがそそります!

マークIVメールは第一次対戦中、イギリス軍が実戦投入した史上初の量産型戦車。商品の履帯はひとコマずつはめ込んで組み立てます。じっくり製作を楽しめそう。また、16式機動戦闘車は陸上自衛隊への配備が開始されたばかりの最新鋭車輌。商品のゴム製タイヤにはトレッドパターンがリアルに再現されています。

 

■ノスタルジックな木製電車も新たに“出発進行”!

ウッディジョー
「懐かしの木造電車&機関車」各2160円

城郭や船舶などの木製モデルを手掛けるウッディジョーでは、2018年から鉄道模型のアイテムをスタートしています。ホビーショーではその最新モデル「懐かしの木造電車&機関車」が展示されていました。車体は、大正から昭和初期の木造車両をイメージしたオリジナルのもの。

木製の車体は、レーザー加工で作られたパーツを組み立て作ります。通常の鉄道模型とは異なるノスタルジックな走りは、いつまでも見ていたくなるほどです。ウッディジョーでは車両だけでなく、木製の駅舎もラインナップ。木製シリーズだけでレトロなシーンを再現して楽しめます。

ウッディジョーの同シリーズは車体のみで、走行させるのは、KATO製の動力ユニット(2160円~)や台車(324円~)を取り付けて遊びます。

■滑走路不要の新鋭機体を再現したVTOL型ドローン

ハイテックマルチプレックス
「FIGHTER-X520」(RTFキット:2万7000円/RTFキット(FPVカメラ付き):3万4020円)

空飛ぶラジコンに関しても新製品が登場しています。ハイテックマルチプレックス「FIGHTER-X520」は、滑走路が必要ない垂直離着陸が可能なVTOL型機体を再現したラジコンで、ヘリのように垂直離着陸が可能な垂直モード(V-Mode)をはじめ、シーンに合わせて多彩な操縦スタイルに対応。例えば、その場でグルグルと旋回し続けることもできるんです。FPVカメラ付きのモデルは、機体にカメラが備わり、飛行中における機体目線の映像を外部機器で楽しめます。6月発売予定。

ウィングスパン(横幅)が520mmの両翼は耐久性に優れて、破損しにくいEPP素材。飛行時間は約10~12分。飛行用充電式バッテリーで動きます。

■今度のハンドスピーナーは飛行するのが新しい!

ハイテックマルチプレックス
「フライングハンドスピーナー」(3650円)

昨年話題を集めたハンドスピーナーに、なんとプロペラが付きました! その名も「フライングハンドスピーナー」。電源をオンにすると、しばらくして3つのプロペラユニットが回転。その場で勢いよく回り始め、その状態から上や横に機体を投げるとフライトさせられるんです。6月発売予定。

垂直に上げる“サスペンデットモード”や、30度上に傾けて飛ばす“ブーメランモード”など、4つのモードで遊べます。可動時間は約4分。ブラック、ホワイト、レッドの3色展開。電源は内蔵の充電式バッテリー。

 

■モデルガンのカートリッジを素早く充填!

東京マルイ
「スピードローダー」(価格未定・近日発売)

最後に、ホビーショーの会場中央で多数のモデルガンを展示していた東京マルイの新作を紹介します。数ある商品が並ぶ中で発見した「スピードローダー」は、6本のカートリッジを一気にモデルガンへセットできるんです。通常は1本ずつ充填しなければならず、それに比べると格段にスピーディ! 普段モデルガンに興味がない人でも、この仕組みは鳥肌モノ!

東京マルイが展開しているエアーリボルバー パイソンシリーズの「.357カートリッジ」専用。付属のホルダーを併用することで、6つのカートリッジを素早く確実にホールドできるほか、銃のローダーにワンタッチでセットできます。サバゲープレーヤーは要チェックでしょう。

*  *  *

いかがでしたでしょうか。画像のみでは分からない新製品の詳細が、動画によって理解できたかと思います。まさに百聞は一見にしかず! いずれも新製品なので店頭で実際に触れられるのは少し先になりますが、発売される際には見応えのある動きやギミックを、その目で確かめてみてはいかがでしょうか。

 

(取材・文/ナゴヤリュータ)

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