通話機能はさすが!Jabraの完全ワイヤレスは通話も音質も高レベル!
&GP / 2018年5月31日 19時30分
通話機能はさすが!Jabraの完全ワイヤレスは通話も音質も高レベル!
今や珍しいものではなくなった完全ワイヤレスイヤホン。
この春、ヘッドセットの世界的メーカーであるJabraが発売した完全ワイヤレスイヤホン「Jabra Elite 65t」も、そのスペックの高さから注目を浴びています。特に、アプリと連携することで、音楽をいろいろ楽しめるとか。もちろん通話機能も気になります。ということで、さっそくいろいろ使って試してみました。
■セットアップは初心者でも簡単
最初のセットアップは、専用アプリをダウンロード→アプリの指示に従い、右耳側(R側)のランプが青に点滅するまで長押し→iPhone側でBluetoothで接続→アプリを立ち上げて指示に従いファームウェアアップデート、という流れになります。ファームウェアアップデートにかかった時間は約5分。
▲イヤホン本体を大きくてゴツいイメージだが、実際に持ってみると意外と軽い
セットアップが終わり、本体を充電ケースから取り出せば、自動で電源が入りペアリング。右耳に装着したイヤホンのボタンを押せば音楽の再生が始まります。また、音楽を中断する際はイヤホンを外してケースに入れたら電源がOFFになります(ケースに入れなくても耳から外せば自動的に再生停止。設定で無効にもできます)。
▲右耳に装着するイヤホン。緑に光っている部分がボタンになっており、音楽の再生or停止などを行う
右側(R側)イヤホンのボタンを1回押すと再生&停止。1秒(ピーっと鳴ります)長押しするとSiriが立ち上がります。2回押すと外の音をマイクが取り込んでイヤホンから流せる“Hearthrough(外部音取込)”機能により、誰かとちょっと話をするといった場面で、音楽を停止したり耳から外したりする必要がなくなります。
▲左耳に装着するイヤホン。音量調整やスキップ、巻き戻しを行う
左耳(L側)のイヤホンにはボタンがふたつあり、左のボタンを短く押せばボリューム小に、長押しすると巻き戻しになります。右のボタンを短く押せばボリューム大、長押しすれば曲をスキップできます。これなら、いちいちiPhoneを取り出して操作する必要がありません。
▲装着したところ。本体の大きさが気になったが、装着してみると違和感もなく、正面からみても耳に収まっているのがわかる
稼働時間は、約2時間のフル充電で連続約5時間。ケース内蔵のバッテリーを併用することで最大約15時間の再生が可能です。イヤホン本体は15分間接続なしで自動的に電源がオフになる機能が備わっているので、使い方次第ではより長時間再生もできます。重さは片耳で6.5gと軽量なので、装着した状態で歩いたり、軽く走ったりしても気になりません。
そして、「Jabra Elite 65t」は専用のアプリ「Jabra Sound+」と接続することで、音質の調整ができたり、周囲の雑音を消したりと、楽しみ方がさらに増えます。
■専用アプリ「Jabra Sound+」
「Jabra Sound+」アプリは使い方などをカスタマイズできるJabraイヤホン専用ツール。音声アシスタントの選択、音楽プロファイルのカスタマイズ、周辺ノイズの音量調整(または消去)、バッテリー残量の管理などが行えます。このアプリと連動させることで、「Jabra Elite 65t」は本当の力を発揮するといえます。
■通話機能はさすが Jabra!
▲手を使わずに電話をかけられるので、作業しながらでも通話ができる
Jabraといえば世界で最初にBluetoothヘッドセットを発売し、ビジネス向けワイヤレスヘッドセットにおいて実績のあるメーカーです。業務用およびBluetoothヘッドセットで世界シェアNo.1、各国の主要携帯電話機メーカーはもちろん、各国政府機関、警察、軍隊、空港、港湾関係者らからも絶大な信頼を得ています。
そこで、まずはその音声通話の実力を試してみました。「Jabra Elite 65t」はSiriに対応しているので、相手の連絡先がスマホに登録されていれば、わざわざスマホを取り出さなくてもOK。仕事中や移動中に電話をかけるといった場合でも、「Hey Siri、◯◯さんに電話」と伝えればスムーズに発信できます。気になる音声ですが、さすがヘッドセットメーカー! 通話中は音声が途切れることなく、相手の声は常にクリアな状態で聞こえました。また、アプリの設定次第で、通話中に受信している音声も調整できます。
▲音声の調整は「ベース」「デフォルト」「トレブル」の3種類を選択可能。「デフォルト」は通話で聞こえてくる音声を自動で調整、「ベース」は音声が高い人の低音を強め、「トレブル」は音声が低い人の高音を高める
音声通話の実力を体験したあとは、さまざまな場所でアプリを使いながら音楽を聴いてみました。
■イコライザー(音響機器)で好みの音質に
▲イコライザーを使えば、音質を自由に変えらえる
「Jabra Sound+」の中にあるイコライザー機能を使うと、サウンドを自由にカスタマイズできます。低音を強くしてパンチを出したり、高音を強くしてよりクリアさを出したりと、普段聞いていた曲が、まるで別の曲を聴いているかのような感覚です。
■Hearthrough(外部音取込)でその場にあったスタイルに
電車の中やホーム、バスなどで音楽に集中していると、乗り換える駅を過ぎてしまったり、大事なアナウンスを聞き漏らしたりすることがあります。そんな時は「通勤」モードに設定。Hearthrough(外部音取込)でヘッドホンの使用中に聞こえる外部音の音量を調節すれば、音楽を聴いているときに周りの情報を聞き逃す、なんてことはなくなります。多くの路線が乗り入れ、大勢の客が訪れるJRの駅などでもしっかりとアナウンスが聞き取れました。
ちなみに、筆者がこのHearthroughを一番使用したのは実は編集部にいる時。音楽ではなく、ネットの配信でさまざまな記者会見を聞いていた際に、周りの音もちゃんと拾ってくれていたので、急に後ろから話しかけられても対応できました。
音楽を自由にカスタムできたり、さまざまなシーンに合わせた “聴き方”で音楽を楽しめたりできるのは、「Jabra Elite 65t」と「Jabra Sound+」のアプリがあってこそではないでしょうか。
* * *
普段、ワイヤードのイヤホンで音楽や動画を楽しむ筆者にとって、完全ワイヤレスイヤホンを使うのは「Jabra Elite 65t」が初めて。使ってみて、最先端の完全ワイヤレスの実力を思い知りました。ただ、使っていくうちに気になったのが、やはりイヤホン本体の大きさと厚み。一番厚みがあるところでは1cm弱あり、耳が小さい筆者にとって、長時間動画を見てた時は、耳が少し痛くなってきました。
もちろん、耳のサイズには個人差があるので、筆者同様大きいと感じる人もいれば、しっかりフィットして落ち着くという人もいるかと思います。しかし、この大きさ、北欧企業だけあり外国人向けのサイズだったのかな…という疑問も。気になる人はぜひ一度お店で自分の耳に装着してみてください。
(文/&GP編集部)
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